軽い操作感を維持する為こまめにクラッチへ注油しています。
まずはクラッチレバーのブーツを外します。
目安としてロックナットと調整ボルトの隙間を測っておきます。
ロックナットを緩めて…
調整ボルトを目一杯まで締め込みます。
調整ボルト、ロックナット、クラッチレバーの切り欠きが一直線になる様に調整して…
クラッチを握って、解放しながらケーブルを引っ張ると調整ボルトに入り込んでいるケーブル端の金属が簡単に抜けます。
あとは切り欠き部分からワイヤーを出して、タイコをレバーから外します。
次にエンジン側のワイヤも
外します。
レバー側のワイヤを外しておくと簡単に外れます。ただ、クリーナーでケーブル内の汚れを洗浄する様な時以外には外さずに作業しても問題ない様に思います。(次の写真で完全に抜き取っていますが、ゴムカバーをエンジンの穴に入れるのに苦労します…)
ワイヤから出てくる油をキャッチする為にペットボトルを付けて
いざ!注油!
ワコーズのメンテルーブを使用しています。
ノズルがワイヤーとケーブルの間に入り込みますので、ワイヤーインジェクターは使用していません。
また、吹き付ける時は多少の跳ね返りがありますので、ノズルを挿したらケーブル端をウエスで巻きつけてスプレーします。一気にブシューっと吹かずにプシュプシュプシュと吹いてケーブルを上下させてケーブル内に浸透させて行きます。
適量を吹きつけたら数分放置しておきます。
ワイヤから油が落ちてきた事を確認して
ワイヤ両端のタイコ付近にグリスを塗りつけておきます。
外した時と逆順で組み付けていき、クラッチの遊びを調整します。この時に調整ボルトの切り欠きは下を向いた状態にしておきます。(上部からの水の侵入を防ぐ為ですが、ブーツでカバーするのでそれほど神経質にならなくても良いかと)
ロックナットを締めてブーツを元通りにすれば作業完了です♪