SR400に取付予定のメーターギヤを分解、清掃していきます。
『取付予定』なのは、ホイール19インチ用の物になります。
ヤフオクで失敗を繰り返して三度目の正直で、やっとまともなメーターギヤを手に入れました。
XS650SPから取り外しの部品です。
分解は、クリップリングの隙間にマイナスドライバーをねじ込み外し、リングが外れればワッシャー、スパイラルギヤが抜けます。
もし交換していなければ、40年以上前の部品です 古いグリスをパーツクリーナーで洗浄しました。入っていたグリスの色は赤色、おそらくウレア系マルチグリスかと思われます。
グリスでギトギトでしたが、少しサビが出ています。
ちなみにですが、こちらのスパイラルギヤの歯数が29ある物がホイール19インチ用になります。
ギヤ比で言うと、
【18インチ用 10:28】
ホイールが10回転するとメーターワイヤーが28回転する。
【19インチ用 10:29】
ホイールが10回転するとメーターワイヤーが29回転する。
〈補足(備忘録)〉
スピードメーターの規格は統一されていて、メーターワイヤーが1400rpmの時にメーターは60km/hrを表示する様になっています。
10:28のギヤ比の場合、メーター読み時速60km(分速1km)の時にホイールは毎分500回転している事になります。分速1kmで毎分500回転ならホイール1回転で2m進むので、適切なタイヤの外径は円周÷円周率で、637mmほどになる。
10:29のギヤ比は、
60km/hr(1km/min)で482.8rpm
ホイール1回転で2070mm進む
適切なタイヤ外径は、659mm
見比べても違いが分かりませんが、左が19インチ用、右が18インチ用です。
19インチ用と思って落札したのに歯数を数えて愕然としました
清掃完了。
こちらのグリスを塗りたくっておきます。
メーカーの説明では『耐水性に優れ長期潤滑、過酷な環境でも長期間効果を発揮、耐荷重性、極圧性に優れ非常に高い潤滑性能で機械・部品の寿命を倍増させます』とありました。
一度組み付けると開く事は無さそうな部品なので高いグリス入れておきました
ホイールの準備が整うまでジップロックで保管。
準備しているホイールは2種類あります。
一つ目は、初期型SR500の19インチ
二つ目は、XJ550のキャストホイール
どちらも激安で落札しました
最近、本当にポチりすぎ…
ぼちぼち作業していきます