野良エンジニアの足跡 -7ページ目

Office 2010 スパークライン その5 スパークラインの勝敗グラフ

こんにちは、nagino です。


スパークラインの「勝敗」ですが、以下の通り正負で判別されるようです。

0 は中立のようですね。

野良エンジニアの足跡-スパークライン 勝敗
使い道は・・・うーん。

普通に「縦棒」(棒グラフ)でも良いような。


Office 2010 スパークライン その4 折れ線の頂点を追検証

こんにちは、nagino です。


スパークラインの詳細追記です。

今回は、わかりやすいよう条件付き書式のカラースケールも併用しています。


まず、頂点(山)です。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点(山)

おおむね良いのですが、やはり以下の ID の行がおかしいですね。

12 ← 始点のマーカーが無い
20 ← 終点のマーカーが無い


続いて、頂点(谷)です。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点(谷)

こちらも、以下の ID の行がおかしいですね。

8 ← 終点のマーカーが無い

16 ← 始点のマーカーが無い

このため、頂点(山)頂点(谷)と、両方を設定すると以下の通りとなります。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点(山・谷)
うーん、やっぱり以下の ID の行がおかしいですね。

8 ← 終点のマーカーが無い

12 ← 始点のマーカーが無い

16 ← 始点のマーカーが無い

20 ← 終点のマーカーが無い


ID 6 のように、途中の中点にマーカーが無いのは、頂点ではないので良いのですが・・・。

これはフィードバックしたほうが良さそうです。


Office 2010 スパークライン その3 グラフ種類

こんにちは、nagino です。

今日は仕事さぼり気味です。

いや、仕事ないんですけどね、やるとしたら次の常駐案件のための事前調査ぐらいなのですが・・・その案件もいまだ受注できていないらしく、お仕事募集中だったり・・・。


さて、スパークラインで取り残しがありましたので補足です。


スパークラインでは種類が選べます。

これまでに取り上げてきた「折れ線」以外にも以下の 2 種があります。


たとえば「縦棒」はこの通り。

(「棒グラフ」のほうが適切なような気がしますね。)
野良エンジニアの足跡-スパークライン 縦棒

「勝敗」はこの通り。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 勝敗
これは・・・数値の正負で判定しているようですね。

ちょっと詳細を確認し忘れました。


値の増減変化を見るときは折れ線、全体的な量の多少を見るときは縦棒が良さそうです。


Office 2010 スパークライン その2 オプション設定

こんにちは、nagino です。


スパークラインですが、「表示/非表示」のオプション設定が少々変というか違和感がありました。

どういうことか、以下見ていきます。


「頂点(山)」のみをチェックすると以下のようになります。

上の行、終点にマーカーがつくのに始点にはマーカーがつきません。

うーん?
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点(山)

次は「頂点(谷)」のみをチェックすると以下のようになります。

下の行、始点にマーカーがつくのに終点にはマーカーがつきません。

んん?

さっきは始点につかず、今度は終点につかず、マチマチです。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点(谷)

念のため「始点」のみをチェックすると期待どおりですね。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 始点

「終点」のみをチェックしても期待どおり。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 終点

「頂点(山)」「頂点(谷)」の 2 つのみチェックをつけると、以下の通り。

始点は含むのでしょうか、含まないのでしょうか?

終点は?
野良エンジニアの足跡-スパークライン 頂点

「マーカー」にチェックすると、これはさすがに期待どおり。

上記 4 つを同時にチェックしても同様の結果になります。
野良エンジニアの足跡-スパークライン マーカー

うーん。

「頂点(山)」は、上昇線の後側のマーカーのみ表示するようです。

また、「頂点(谷)」は、上昇線の前側のマーカーのみ表示するようです。

でも人間の感覚とはズレがあるというか、違和感がありますね。


なお、セルのサイズを変更すると、グラフのサイズも合わせて変更されます。

これは極端に大きくしても大丈夫そうでした。
野良エンジニアの足跡-スパークライン セルのリサイズ

行を挿入して値を適当に入れても問題なし。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 列の挿入

・・・でも、文字でもグラフを描こうとしてしまいます。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 極端な値

ためしに 0 と並べると、横ばい。

どうやら数値として処理できない場合は 0 扱いのようです。

これも数値ではないのだからグラフからは除いてほしいかなと思います。
野良エンジニアの足跡-スパークライン 文字と0の扱い

ちょっといろいろ気になる点はありますが、おおむね良好だと思います。

細かいところで人間の感覚と異なる挙動をしますが、機能自体は不具合もなさそうです。

適切なグラフを用意すれば同様のことはできますが、簡単に傾向を把握したいだけの場合はグラフと表を見比べるのも大変ですし、対象の系列数が多くなると 1 つのグラフでは把握しきれなくなりますので、そういう点で非常に便利だと思います。


Office 2010 スパークライン その1 概要

こんにちは、nagino です。


一般には Excel 2010 の最大の目玉機能と目されていると思われる、スパークラインです。

これは、1 セルで簡易なグラフを表示することができる機能です。


実際に設定するには、リボンの挿入タブから操作します。
野良エンジニアの足跡-スパークライン

いずれかのコマンドをクリック(ここでは折れ線)すると、以下のようなダイアログがでます。
野良エンジニアの足跡-スパークライン

ここで適当な設定をします。

データ範囲として小計列 1 列を、場所の範囲としてその右隣の列 1 列を設定してみます。
野良エンジニアの足跡-スパークライン

スパークラインが設定され・・・ているのですが、値 1 つだけでは折れ線グラフになりません。
野良エンジニアの足跡-スパークライン

リボンからポイントを表示させると、確かに値 1 つだけの折れ線(?)グラフがあることがわかります。
野良エンジニアの足跡-スパークライン

グラフというものは、複数の値の相対関係を視覚的に表現するものですので、複数の値がなければ本来の用をなしません。

ですので、以下のように値を 3 つ指定してみます。
野良エンジニアの足跡-スパークライン(再)

無事グラフが表示されました。
野良エンジニアの足跡-スパークライン(再)

似たような機能として、2007 からセルに対して条件付き書式でデータバー等を表示する機能があります。

視覚的に値を表示する、という点は同じですが、用途が大きく異なります。


●条件付き書式でデータバー等を表示

⇒ 値ごとにグラフィカルに表示

⇒ 値同士の相対的な大小によって表示が変化

⇒⇒ 上記 SS の例では、左の表のように各項目ごとに値が 1 つある場合に適する。


●スパークライン

⇒ 複数の値の相対的な関係を 1 グラフで表示

⇒ 各グラフは独立したスケールをもつ

⇒⇒ 上記 SS の例では、右の表のように各項目ごとに複数の値がある場合に適する。


さて、長くなりましたので一回本投稿はここで切りますが、スパークラインで何やら不可思議な仕様が見受けられたので、次の投稿で触れてみたいと思います。