Office 2010 スパークライン その4 折れ線の頂点を追検証
こんにちは、nagino です。
スパークラインの詳細追記です。
今回は、わかりやすいよう条件付き書式のカラースケールも併用しています。
おおむね良いのですが、やはり以下の ID の行がおかしいですね。
12 ← 始点のマーカーが無い
20 ← 終点のマーカーが無い
こちらも、以下の ID の行がおかしいですね。
8 ← 終点のマーカーが無い
16 ← 始点のマーカーが無い
このため、頂点(山)と頂点(谷)と、両方を設定すると以下の通りとなります。
うーん、やっぱり以下の ID の行がおかしいですね。
8 ← 終点のマーカーが無い
12 ← 始点のマーカーが無い
16 ← 始点のマーカーが無い
20 ← 終点のマーカーが無い
ID 6 のように、途中の中点にマーカーが無いのは、頂点ではないので良いのですが・・・。
これはフィードバックしたほうが良さそうです。
Office 2010 スパークライン その3 グラフ種類
こんにちは、nagino です。
今日は仕事さぼり気味です。
いや、仕事ないんですけどね、やるとしたら次の常駐案件のための事前調査ぐらいなのですが・・・その案件もいまだ受注できていないらしく、お仕事募集中だったり・・・。
さて、スパークラインで取り残しがありましたので補足です。
スパークラインでは種類が選べます。
これまでに取り上げてきた「折れ線」以外にも以下の 2 種があります。
たとえば「縦棒」はこの通り。
「勝敗」はこの通り。
これは・・・数値の正負で判定しているようですね。
ちょっと詳細を確認し忘れました。
値の増減変化を見るときは折れ線、全体的な量の多少を見るときは縦棒が良さそうです。
Office 2010 スパークライン その2 オプション設定
こんにちは、nagino です。
スパークラインですが、「表示/非表示」のオプション設定が少々変というか違和感がありました。
どういうことか、以下見ていきます。
「頂点(山)」のみをチェックすると以下のようになります。
上の行、終点にマーカーがつくのに始点にはマーカーがつきません。
次は「頂点(谷)」のみをチェックすると以下のようになります。
下の行、始点にマーカーがつくのに終点にはマーカーがつきません。
んん?
「頂点(山)」「頂点(谷)」の 2 つのみチェックをつけると、以下の通り。
始点は含むのでしょうか、含まないのでしょうか?
「マーカー」にチェックすると、これはさすがに期待どおり。
うーん。
「頂点(山)」は、上昇線の後側のマーカーのみ表示するようです。
また、「頂点(谷)」は、上昇線の前側のマーカーのみ表示するようです。
でも人間の感覚とはズレがあるというか、違和感がありますね。
なお、セルのサイズを変更すると、グラフのサイズも合わせて変更されます。
ためしに 0 と並べると、横ばい。
どうやら数値として処理できない場合は 0 扱いのようです。
これも数値ではないのだからグラフからは除いてほしいかなと思います。
ちょっといろいろ気になる点はありますが、おおむね良好だと思います。
細かいところで人間の感覚と異なる挙動をしますが、機能自体は不具合もなさそうです。
適切なグラフを用意すれば同様のことはできますが、簡単に傾向を把握したいだけの場合はグラフと表を見比べるのも大変ですし、対象の系列数が多くなると 1 つのグラフでは把握しきれなくなりますので、そういう点で非常に便利だと思います。
Office 2010 スパークライン その1 概要
こんにちは、nagino です。
一般には Excel 2010 の最大の目玉機能と目されていると思われる、スパークラインです。
これは、1 セルで簡易なグラフを表示することができる機能です。
いずれかのコマンドをクリック(ここでは折れ線)すると、以下のようなダイアログがでます。
ここで適当な設定をします。
データ範囲として小計列 1 列を、場所の範囲としてその右隣の列 1 列を設定してみます。
スパークラインが設定され・・・ているのですが、値 1 つだけでは折れ線グラフになりません。
リボンからポイントを表示させると、確かに値 1 つだけの折れ線(?)グラフがあることがわかります。
グラフというものは、複数の値の相対関係を視覚的に表現するものですので、複数の値がなければ本来の用をなしません。
無事グラフが表示されました。
似たような機能として、2007 からセルに対して条件付き書式でデータバー等を表示する機能があります。
視覚的に値を表示する、という点は同じですが、用途が大きく異なります。
●条件付き書式でデータバー等を表示
⇒ 値ごとにグラフィカルに表示
⇒ 値同士の相対的な大小によって表示が変化
⇒⇒ 上記 SS の例では、左の表のように各項目ごとに値が 1 つある場合に適する。
●スパークライン
⇒ 複数の値の相対的な関係を 1 グラフで表示
⇒ 各グラフは独立したスケールをもつ
⇒⇒ 上記 SS の例では、右の表のように各項目ごとに複数の値がある場合に適する。
さて、長くなりましたので一回本投稿はここで切りますが、スパークラインで何やら不可思議な仕様が見受けられたので、次の投稿で触れてみたいと思います。