ビター・ブラッド  雫井脩介 | 世界の隅っこで読書するパンダ

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ネタバレ時は「※注意!」を入れてます。
妄想体質ゆえ、あらぬことを口走ってます。。。

ビター・ブラッド (幻冬舎文庫)/幻冬舎
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あらすじ:


新人刑事・佐原夏輝が初コンビを組まされたのは、ベテラン刑事・島尾明村。彼は夏輝の少年時代に別離した実の父親だった。

捜査一課の係長が何者かに殺害されるという事件が発生! 捜査本部は内部犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが…。

幾重にも絡み合った因縁を追う、傑作長編ミステリー。


おすすめ: 星星星星





ブロ友C様のレビューを読んでピンとくるものがあり、即入手しました。


ふっふっふ。。。。


当たりだったわビックリマーク

好みだったわビックリマーク


私の曲がったアンテナ、結構感度良好だぞっ(≧▽≦)♪



そうそう。

ドラマになってたんですよね、これ。

ジェントル(明村)は渡部篤郎さんでしたのねー。

私は加藤雅也さんなイメージを持ちました(私ロンリーかな?)



渾名が「ジェントル」

ダンディで~。

ジャケットプレイしちゃって~。

スカーフも巻いちゃう。

香水プンプンキラキラ


そんなキメッキメなおっさんデカ

でもイザって時に100パーずっこけてるあせる

しかも明らかに狙ってやってる。

食えないのよ。


こんな50絡みのおっさん、、、、、。


好きすぎるからっっドキドキ



だ・が・あ~~~!!


なんと自分的にびっくり!

丁度中盤から登場のキャラにぐい~んと心持ってかれちゃったんですよね、私。


彼の名は相星

年のころは30そこそこ。

人好きのする営業マンタイプ。

胡散臭いS街を好んで泳ぐ情報屋


この相星が、主人公・夏輝と絡む数日間。

そりゃもう!


ツボったのよーーーっo(ロ≦〃)



そして若干ジタバタ暴れることとなった。。。。



━─━─━─━─━─




注意ここからネタバレマジでご注意!)

しかし相変わらず本筋は完全スルー。

なので、全体のムードを掴みたい方はC様の記事を貼らせていただきましたので、どうぞ → こちら


ペタしてね
















明村の次に組んだ相方に放置され、新人刑事のくせに単独捜査せざるをえない夏輝。


相星は夏輝のジャケットプレイ(もちろん明村直伝)を見て、即夏輝の素性を見ぬく。



相星は情報の見返りを大して求めない。

刑事相手の情報屋は趣味だと言う。

せいぜい食事や酒をおごらせる程度。




和食屋のばあさんのところは相星の落ち着く場所のようだ。

実はばあさんは相星と同業。

しかもランクSキラキラよ!

かっこいいわあ恋の矢


そっけなく見えても、家族縁の薄い相星をほんとはかわいがっていたであろうばあさん。

よくなついていたであろう相星。


ばあさんが少年だった相星を襲ったーっ(/ω\)汗

というエピしか書いてないのが残念だけど、逆に妄想し放題とも言える。

孤独な二人の絆をね。




や~あ。

それにしても相星と夏輝が捜査で「男相手のホストクラブ」に客として入り込む話には笑ったわ~~~!!

そこでは夏輝の渾名・ジュニアがシニアに変わってしまうんですが、、、、。

それね、すっばらしい下ネタだったわドキドキ

満足よっ(笑)


で、「シニアさん」となった夏輝を無邪気に散財させる相星。

生き生きしてていいの♪

フフフ、、、ピンドン入れさせたーーーっカクテルグラス

キャーーーァ♪


あとね、ついたホスト二人が程よくおバカでよかったわ♪

こういう店では結構金のためにストレートなのを隠して働く子っていますよね。

相星にそこ突っ込まれて必死に否定する二人がかわいかったラブラブ


「ぼ、僕は普通にゲイですよ」あせる

みたいな( ´艸`)



店を出て、昔からの付き合いのように気安く「じゃあな」と分かれる二人。

相星が楽しそうだった。

とっても。。。


こう書きながら今、寂しくなっちゃったじゃない。




やっぱこの手の小説は容赦ない。

相星が黒幕を追い、窮地に陥る。

夏輝は間に合うのか?

、、、、2択よね。


ここをこう持ってく小説、嫌いじゃないなぁ。

泣いたんですけどね。

ポロポロね。

ジタバタ暴れながら。


相星、、、、、、、、、、、、!!




夏輝から相星のネックレスを受け取ったばあさん。


寂しいよね。



━─━─━─━─━─




読んでも読んでもなかなか事件の核に迫らないようなジレ感、ちょっとありました。


しかし、途中から相星がやんややんやしてくれたお陰でグッと入り込めた。



私の中でこのお話は相星の物語だったです。





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