おはようございます音譜




子どもたちも冬休みに入って、

クリスマスも終わって、いよいよ年越し・お正月モードですね。



大掃除もおおかた終わったし、

年賀状書きも無事終了チョキ

年末買い出しもだいたい済ませたので、


残るは、年間ブックランキングですねあせる



今、鋭意調整中ですDASH!





そして読書も楽しんでおりますよ~。



『ビター・ブラッド』 雫井 脩介




今年、ドラマ化されたこの小説。


佐藤健と渡部篤郎主演のこのドラマ、

みとけばよかったな~汗





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刑事になったばかりの佐原夏樹。



少年時代に生き別れになった父親・明村が

初めて担当した殺人事件のパートナーとなる。



ずっと明村を恨み続けてきた夏樹は

父親に心を開けなく、ぎくしゃくしていた。




明村の所属する捜査1課5係の上司が殺され、

事件の真相は迷走をきわめていく。



事件の舞台となるS街にはびこる悪の陰

ヤクザとの警察の蜜月の関係



ひとつひとつの木を見ることは出来ても、

森の全様を見渡すことはできないもどかしさ・・・。



やがて過去に失踪した夏樹の母親の謎にも

事件は繋がっていく様相を呈していく。



複雑に絡み合った謎を

新人刑事の夏樹は解きほぐすことはできるのか?


そして一度失われた親子の絆を修復することはできるのか?




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雫井脩介さんと言えば

『火の粉』や『仮面同窓会』といった

何とも後味の悪い犯罪ものがお得意のイメージ。



今回もそんなイメージで読み始めましたが、

まったく違った一面が。

嬉しい誤算ですべーっだ!




何といっても、夏樹の父親・明村のキャラが最高グッド!



まったく人を食ったような性格で、

カッコいいケド、ちょっと勘違いが入ってる。


憎めないキャラなんです。


曲者ぞろいの5係の中でも際立つ変人ぶり(笑)





軽妙な夏樹・明村コンビのやり取りと

重層的で複雑な事件の謎


ソフトな面とハードな面が

上手く調和されて読み手を全く飽きさせませんDASH!





久しぶりに読んだ警察ミステリー。



やっぱりエンタメ小説の代表選手ですね~。

ワクワクドキドキ、楽しませてもらいました音譜



涙腺が思わずゆるんでしまう、家族愛にもやられてしまいました汗






続編を望む、秀逸な物語でしたよニコニコ