文月今日子のお気にいり  文月今日子 | 世界の隅っこで読書するパンダ

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デビュー40周年記念自選集文月今日子のお気にいり (ミッシイコミックス Happy Weddi.../宙出版
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あらすじ

文月今日子の漫画家デビュー40周年(2013年)を記念した自選集。1973年のデビュー作『フリージアの恋』から2013年の『理想の花ムコ』まで、6作品を収録。各作品に著者の思い出コメント付き。

亡き両親の代わりに育ててくれた兄・勉にべったりなみちる。幼馴染のひろしに好かれてることは嬉しいけど、なかなかブラコンを卒業できないでいるが・・・・。(『フリージアの恋』より)

 

おすすめ: 星星

 

 

 

 

子どもの頃に大好きだった文月さん。

レディース系に行っちゃってからはあまり追わなくなりましたが、今も現役なのが嬉しい。

2012年にクモ膜下出血で倒れられた後、後遺症も無く仕事復帰されたこともほ~んと嬉しい。

 

 

文月さんの絵って、清水玲子さんに影響を与えただけあって繊細で柔らかく、美しいです。

少女は丸みがあってお目目でっか!

少年は少年らしく華奢。

青年になると面長で首、肩幅しっかり。

で、子どもはコロコロしててかわいいのドキドキ

そんな70年代の文月さんが好きだ~!!

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

『フリージアの恋』

 

1973年、別冊少女フレンド掲載のデビュー作。

デビュー作でこの水準ってすごい気がするな~。

カケアミが上手過ぎる(笑)

 

アパートには当然お風呂がない。

夕飯後にはお風呂屋さんに行く、とか。

そういうのはすごく70年代っぽいですね。

 

そしてちょっとポエム黄色い花入ってるところもいかにも70年代。

「女は黙って待つもの」的なのもね。

 

 

 

『屋根の上の王子さま』

 

1975年、別冊少女フレンド掲載。

2年で乙女度アップ!

私が一番好きなホームコメディー『わらって!姫子』が76年。

この数年の絵がとっても好き。

 

この当時はまだトーン少なめの時代でしたね。

多種多様なカケアミと点描。

流れる細い髪。

は~画面が美しいキラキラ

 

「王子さま」とは実は身近にいるもの。

ふと、隣にいることに気づくもの。

70年代だなぁ!!

 

 

 

『おはよう夜です』

 

1987年、月刊Me-twin掲載。

この頃少女漫画誌からレディース誌に移行。

 

新婚カップルが、引っ越した先に住み着いていた幽霊カップルオバケと奇妙な交流をするお話。

ドタバタだけど若干アダルト

もう今の絵に近いなぁ。。。

 

 

 

『キスは災いのはじまり』

 

1994年、月刊Me掲載。

完全に今の絵になりましたね。

 

一時期姉弟だった男女が、亡くなった祖母の遺産である旅館温泉を立て直すお話。

いつも思うけど、文月さんのコメディーは近所の人たちが素朴で親切

ナゴム~~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

 

 

『わんぱくグリーンタウン』

 

2004年、BE・LOVE掲載。

この頃からハーレクインロマンスに移行。

 

でもこれは子どもが主役のほのぼの系

私の好きだった、ちまっと可愛い子どもの絵ではもうないの。

ちょっと残念。

丸っちくはあるんですがあせる

 

 

 

『理想の花ムコ』

 

2013年、幸せな結婚掲載。

 

ロマンス作家の母と、家事全般をこなす父を持つ娘・咲花。

彼女がカナダ人の彼氏とすったもんだの末にゴールインするお話。

 

これ、半分実話だそうな。

お幸せで何よりですベル

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

巻末の「文月今日子作品リスト」がとっても嬉しい音譜

 

『星空の切人ちゃん』

『わらって!姫子』

『夏の夜のエイリアン』

『制服のマリア』

 

あたりは確かまだ持ってたはず。

大事にしよ(´∀`)

 

 

 


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