SPSS備忘録 -67ページ目

SPSSのライセンス認証は時間厳守!

知人がSPSSをインストールをしてライセンス認証をした後で、SPSSを起動してみると「Error#7002/特定現象番号26」というエラーを出してしまいました。


3月25日の記事 のとおり、spss.comのSPSS Knowledgebase Searchで調べればおおよその問題点がわかりますので、「7002」で検索すると、「Error#7002/Specific symptom number:26」の障害原因が複数確認出来ます。


そのなかで「これは!」というものがあり、調べてみるとまさにこれが原因のようでした。原因は「ライセンス認証時に認証対象のコンピュータの時計が24時間以上ずれていると、正しくライセンスがされない」というもののようでした。対処策はサポートに問い合わせてリセットするためのファイルをうけとり、そのプログラムを実行するというものです。


具体的には以下で説明されております(guestでログイン可能)。SPSSだけでなくClementineやAMOSの認証でも起こるようです。

http://support.spss.com/tech/Troubleshooting/ResSearchDetail.asp?id=48977


早速知人に日本法人のサポートに連絡をさせ、ファイルを作成してもらいました。そのLock Code専用のファイルだそうです。これをWindowsコマンドプロンプトでlsclean.exeとともに実行することで認証がリセットされるそうです。リセット後に正しい時刻でライセンス認証をするとエラーがなくなり解決いたしました。このトラブルは必ずSPSSのサポートに対応してもらわなければならないため、詳しくはそちらの指示に従ってください。


ちなみになぜ24時間までならズレていいのかを知人に尋ねてもらったところ、海外のライセンスサーバーが世界中からの問い合わせに対応するため、それらの認証対象コンピュータとの時差を考慮しなければならないためなのだそうです。なるほどね。

アンインストーラを使わずSPSSを根こそぎ削除する方法

3月20日の記事 で、以前のバージョンのSPSSの上に新しいバージョンを上書きインストールしてはいけないという記事を書きましたが、もし既に上書きしてしまったらどうすればいいのでしょうか?


私の知人がこの上書きをやってしまい、SPSSのサポートに解決策を教えてもらったそうですが、SPSSのファイルやレジストリをアンインストーラによってではなく直接削除をしたとのことです。上書きアップグレード問題以外のトラブル時のアンインストールにも使えそうですので、記事にまとめようと思いました。


(1)SPSSがインストールされたディレクトリ(初期設定のままの場合は「C:\Program files\SPSS\」)の中のにある"regpurge.bat"をダブルクリックします。Windowsコマンドプロンプトが開き、コマンドが自動実行されます。実行が終了しましたら、Windowsコマンドプロンプトを閉じてください。


(2)Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定]→[コントロールパネル]を選択します。[プログラムの追加と削除]のアイコンをダブルクリックし、SPSS for Windowsを選択してください。次に[削除]のボタンをクリックし、指示に従ってアンインストーラによる削除を試みてください。SPSS for Windowsが複数ある場合は古いバージョンから全てを削除してください。(プログラムの追加と削除のダイアログボックスで、リストの中にSPSS for Windowsが見つからないとき、およびエラーになって処理されない場合は(3)に進んでください。)


(3)Windowsの[スタート]ボタンをクリックし[ファイル名を指定して実行]を選択してください。テキストボックスに”regedit”と入力し[OK]ボタンをクリックしてください。レジストリエディタが開きます。


ファイル名を指定して実行

(4)レジストリエディタで下記2つのキーを探してください。
「HKEY_CURRENT_USER」→「SOFTWARE」→「SPSS」→「SPSS for Windows Japanese」
「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「SPSS」→「SPSS for Windows Japanese」
「SPSS for Windows Japanese」のキーが確認されたら、そのキーを選択(反転表示)し「DELETE」キーを押してください。 また同じように、
「HKEY_CURRENT_USER」→「SOFTWARE」→「SPSS」→「SPSS Viewer」
「SPSS Viewer」のキーが確認されたら、そのキーを選択(反転表示)し「DELETE」キーを押してください。(キーが見つからないときは(5)に進んでください)。完了したらレジストリエディタを閉じてください。


(5)[マイコンピュータ]よりSPSSをインストールされたディレクトリ(初期設定のままの場合は「C:\Program files\SPSS\」)へ移動し、このディレクトリを削除してください。


これでがっつり削除が出来るそうですので、削除後に新バージョンのSPSSのみインストールするか、新旧別々のディレクトリにSPSSをインストールするかをします。この際に4月17日の記事 のようにインストールすればより確実と思われます。


出来るだけ他からの影響を受けないようにインストールするには

どういうわけかインストールがうまくいかない場合は、msconfigの「診断スタートアップ」を利用して、SPSS各ソフトが利用するWindows Installerだけを起動することでうまくいく可能性が高まります。まあ影響を与えるのは「なんとかセキュリティ」とか「ウイルスなんとか」なのでしょうが、診断スタートアップだと確実だと思います。


(1)Windowsの[スタート]ボタン→[ファイル名を指定して実行]を選択し、「msconfig」と入力した後に[OK]をクリックします。


ファイル名を指定して実行

(2)システム構成ユーティリティの[全般]タブで[診断スタートアップ(D)-基本的なデバイスとサービスのみ読み込みます]を選択します。


診断スタートアップ

(3)[サービス]タブで[Windows Installer]にチェックを入れて[OK]をクリックします。


windowsinstaller

(4)コンピュータを再起動してAdministrators権限ユーザーでWindowsにログオンすると、Windowsが診断モードで起動しております。CD-ROMからソフトをインストールしてください。
(5)インストール完了後は再び(1)(2)の手順により、[通常スタートアップ(N)-デバイスドライバとサービスをすべて読み込みます]を選択して[OK]をクリックし、コンピュータを再起動してください。


Windows InstallerはSPSS各ソフトの機能ではなく汎用的なものなので、SPSS以外の他のソフトにも活用できるかもしれません。なおmsconfigはWindows2000には入っておりません。


インターネットによる認証を行う場合には(5)の再起動後にライセンス認証ウィザードから認証をします。