【同意がないセックスでもレイプにならない、日本の刑法を変えたい!】

*English description is below the Japanese*

< Spring英国視察・現地イベント開催決定 in London >
 
昨年(2017年)6月、110年ぶりに日本の刑法性犯罪が大幅に改正されました。大きな一歩ではあったものの、未だ改善点が残っています。例えば、今回の改正で「暴行脅迫要件」 ー加害者による暴行や脅迫に対して、必死に抵抗した証拠がないとレイプと認められないことー は改正されず、その他にも、子どもの時の性被害が時効を過ぎていたら罪に問えないことや、パートナーからの性加害が性犯罪として認められにくいことなど、未だ多くの課題があります。
 
性暴力被害者等を中心とした当事者団体である一般社団法人Springは、そんな課題を解決するために活動しています。刑法改正に取り組んだビリーブ・キャンペーンでは、明日少女隊、しあわせなみだ、ちゃぶ台返し女子アクションの4団体で、ロビイング活動、イベント開催、署名活動(50,000人以上の方が署名した後、金田法務大臣に提出)、オンラインキャンペーン等を展開し、日本の主要メディアにも度々取り上げられました。
 
そんなSpringメンバーが、記者・臨床心理士・弁護士等の方々と一緒に、今後の活動へのヒントをもらいにイギリスに視察に来ることとなりました。この機会に合わせて、Springメンバーと視察団のトークイベントを開催します。
 
Springメンバーは、性暴力の実態に即した法律が作られるように、当事者として活動しています。このイベントでは、日本における性暴力・性犯罪の実情やアクティビズムだけではなく、日本のジェンダー観や法律と現実のギャップ、どうやったらサバイバーにとって安全な社会が作れるのかなど、様々な観点から興味深いイベントになる予定です。
ぜひ、ご参加ください!
 
【日時】
2018年7月11日(水)14:00〜16:00
 
【場所】
大和ジャパンハウス(大和日英基金)、レクチャールーム
13/14 Cornwall Terrace (Outer Circle)
London NW1 4QP
 
【最寄り駅】
地下鉄:Baker Street駅
バス:2番、13番、18番、27番、30番、74番、82番、113番、139番、189番、 274番がBaker Street駅近辺で停車します。
鉄道:Marylebone駅
 
【プログラム】
13:45〜14:00 受付
14:00〜14:40 性暴力被害当事者団体Springメンバーによるトーク
Springのこれまでの活動・現在のキャンペーンについてや、何故この活動をしているのかなどについてお話いただきます。また、Spring代表理事で、「13歳、「私」をなくした私~性暴力と生きることのリアル~」の著者でもある山本潤さんのお話も伺います。
14:40〜15:00 性暴力の被害経験に関する調査チームによる結果発表
日本では、同意がないセックスをされた場合、された側は「性暴力」だと感じても、それを犯罪として認めてもらえないことが多くあり、問題となっています。今後の刑法の見直しや政策に繋げていくために、Springと日本人研究者らが共同で性暴力の実態調査を実施しています。現時点での調査結果について、調査団メンバーが発表します。
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:00 Q&Aと参加者を含めたディスカッション
Springメンバー・視察団(弁護士、記者、臨床心理士等)と参加者とのディスカッションをします。
 
【申し込み】
お申し込みは、こちらから!
https://spring-uk-1107.eventbrite.co.uk/
 
【注意】
イベント当日は、性暴力についての話があります。気分が悪くなられたりした場合は、いつでも退出していただいて結構です。無理をせずにご参加ください。
 
【参加費】
無料
  
【使用言語】
日本語(英語通訳あり)
 
【主催】
一般社団法人Spring
Springを支える在英日本人の会
  
【後援】
大和日英基金
  
 
 
English version:
 The Penal Code of Japan: Sex without consent isn’t rape?
〜 Talk event with the first incorporated sexual assault survivors' organisation in Japan 〜
 
In June last year (2017), the Penal Code regarding sex crimes in Japan was reformed significantly for the first time in 110 years. While this is a big step forward, many problems remain. For example, the reform did not abolish the clause that requires the use of “violence or intimidation” by the perpetrator - and the need for the victim to present evidence that they resisted fiercely - to establish a rape case. The concept of ‘consent’ remains absent from the law. Moreover, the statue of limitation prevents those who were sexually abused as children from pressing charges due to the statute of limitation; and it remains difficult to get sexual violence between partners recognised as a crime.
 
Spring, the first incorporated sexual assault survivors' organisation in Japan, is working hard to resolve these issues. They started Believe Campaign in 2016 with three other organisations - Tomorrow Girls Troop, Shiawase Namida, and Chabujo - to push for the reform, lobbying politicians, organising public events, and starting online campaigns and a petition (which was signed by over 50,000 people before they handed it over to the Minister of Justice). Their campaign was covered by major Japanese media outlets on several occasions.
 
Together with a group of journalists, clinical psychologists, and lawyers, members of Spring are visiting the UK to get some inspiration about how things can be improved in Japan in terms of legal reform, support systems, and social change. We've decided to hold this event to introduce Spring's work in Japan, to talk about the reality of sexual violence in Japan and the people working hard trying to change it, and to exchange ideas about how to realise a better world for everyone including survivors of sexual violence.
 
Please register for this event here: 
https://spring-uk-1107.eventbrite.co.uk/
 
【Date & Time】
11th (Wed) July 2018, 14:00-16:00
 
【Place】
Lecture Room at The Daiwa Anglo-Japanese Foundation
Daiwa Foundation Japan House
13/14 Cornwall Terrace (Outer Circle)
London NW1 4QP
 
【Access】
London Underground: Baker Street station
Bus: 2, 13, 18,27, 30, 74, 82, 113, 139, 189, 274 all stop near Baker Street station
Rail: Marylebone station
 
【Programme】
13:45〜14:00 Entry
14:00〜14:40 Talk session by Spring members 
In this talk, Spring members will talk about their past and current campaigns, as well as why they started and continue to work on this issue. The Director of Spring, Ms. Jun Yamamoto, who has also published a book about her experience of sexual abuse, will also talk about her experience.
14:40〜15:00 Presentation by the research team on sexual violence in Japan
In Japan, even when someone experiences ‘sex without consent’ as ‘sexual violence’, the law often does not recognise it as a crime. Spring and researchers from Japan have started a research project to understand the reality of sexual violence in Japan in order to use the results for future policy advocacy and legal reform. Members of the research team will present the preliminary results.
15:00〜15:10 Break
15:10〜16:00 Q&A and Discussion with the audience
Members of Spring, as well as others on the tour (lawyers, journalists, and clinical psychologists from Japan) will hold a discussion with the audience.
 
【Note】
There will be discussions of sexual violence. If you feel unwell or uncomfortable, please feel free to leave the room at any point.
 
【Entry】
Free
 
【Language】
Japanese (English interpretation provided)
  
【Organisers】
Spring (General Incorporated Association)
UK-based Supporters of Spring
 
【Supported by】
The Daiwa Anglo-Japanese Foundation

 

 

▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局

info@spring-voice.org

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こんにちは!

英国視察出発まで、いよいよ一週間を切りました。

視察参加スタッフは、関係各所との最終調整で冷や汗をかいていますが(笑)、

とても実り多き視察になると、確信しています。

 

ブログでも「今年7月に、英国視察へ行きます!」と、お伝えしてきました。

今年7月、英国視察決定!駐日英国大使館にて、訪英前の事前学習会を実施♪

法務省:Spring英国視察を全面バックアップ♪

視察前勉強会〜日本の性犯罪規定とイギリスの性犯罪規定の比較・基本の「き」を学ぶ〜

 

準備期間約4ヶ月…準備万端で行ってまいります!

 

そこで今日は、「なぜ、私たちは英国視察へ行くのか?」を

お伝えしようと思います。

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(ロンドン観光も♪やりたいことが、たくさんありすぎてどうしましょう…^^;)

 

以下に、少し堅い内容で書きましたが。

要は、被害者支援先進をの実際に見て話を聞いて、

日本社会に還元する方法をさらに考え実行していこう、

ということです。

 

 

【タイトル】

不同意性交を犯罪とするイギリスで性暴力刑法・被害者支援について学び、その内容を日本社会に還元するスタディツアー

 

【目的】

ロンドン市内において以下の関係者・機関を訪問し話を聞く。

・不同意性交を性暴力とする法律がどのように運用されているのか、その効果についてなどの疑問が解ける

・日本社会の性暴力・性犯罪に対する市民意識の向上啓発につながる

・ロンドンにおけるサポートシステムを取り入れる。

  1. 性暴力専門の弁護士・検察官・裁判官に会い、性暴力刑法について学ぶ。

  2. ロンドン市内の被害者支援機関を見学し、そのサポートシステムについて学ぶ。

  3. BBCスタッフに会い、メディアの立場からどのように被害者を支援しているか学ぶ。

  4. 国会議員(MP)・官僚に会い、性暴力刑法・支援システムについての考えを学ぶ。もし議員・官僚とコネクションがあれば訪問先候補に含めたいので、ぜひ連絡をとってみて頂けますと幸いです。

【趣旨】

イギリスは不同意性交を性暴力とする法律を制定。市民の意識も日本とは格段の開きがある。(本人の同意がない性交は暴力であり犯罪と一般的に考えられている、日本:泥酔していたら同意していると思われても仕方がない30%)。一方、不同意性交を性犯罪としたことで、有罪率が下がったという報告もある。実際にイギリスの法律、システムを学び、学びの内容を報告会、映像配信などを通じて日本社会に還元し、日本の未来を共に考える。

 

【背景】

先進国では同意のない性行為が性犯罪という概念にシフトしてきているが、法体系や司法運用システムも異なり日本には当てはまらないという批判も大きい。日本の刑法でも根幹は不同意性交であり、外形的に明らかになるように暴行脅迫要件を採用しているという説明もある。実際に不同意性交を性暴力とする法律を制定したイギリスで、法律と司法運用、支援の仕組みを学び、性犯罪を防止・適切な運用をするためにどのような法律が必要なのかを考える必要がある

 

 

絶賛、資料と格闘中!

 

準備期間は、毎月1回日本チームmtg、月1英国チーム合同Skypemtg などを重ね、

Springを支える在英日本人の会(ボランティアの皆様)を中心に、

関係省庁のご担当者の皆様と関係を構築してきました。

 

視察はしっかりしつつも、楽しんできます!

10月には報告イベントを開催しますので、お楽しみに★

 

 

▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局

info@spring-voice.org

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国会会期末が近づいていた先日、 Springでは

「オープンロビィング」というスペシャルデーを実施してみました。

 

Springはロビイングチームで普段ご訪問をしているのですが、

この日はいつも一緒に活動している他チームのスタッフにも、

ロビイングを体験してもらうことができました^^

社会を変える最前線!

一人でも多くのメンバーが増えると嬉しいです。

 

この日は、松本洋平衆議院議員(http://www012.upp.so-net.ne.jp/yohei/

と面談をさせて頂きました。

12議連の事務局長をしていただいています!

いつもパワーとエネルギーを、ありがとうございます。

 

**「12議連」関係記事はこちら**

自民党:1 is 2 many! 国会議員による「1 2 議連」発足。

自民党:12(ワン・ツー)議連、本格始動!!

自民党:12議連第1回総会終了「政治と行政と市民が一体になり社会を変えていく!」

自民党:12議連第2回総会終了「性暴力が0になるまで活動は終わらない、世界を変える為にやり抜く」

上川陽子法務大臣へ、12議連「決議」の申し入れをしました!

野田聖子総務大臣へ、12議連「決議」の申し入れをしました!

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2020年の見直しに向けた具体的な活動について

様々なことが動き出し、

昨年よりさらに形となってきています。

 

2017年6月16日に可決・成立し、

同年7月13日から施行されている、

刑法性犯罪改正法。

 

きちんと現場で運用され、

1人でも多くの被害者が

救われる社会になるには

具体的にどのようにすれば良いのか?

率直なご意見を頂くと共に、

日頃よりご尽力頂いております。

 

引き続き共に歩み、

一緒に社会を変えていって

頂ければと思います!

 

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