私が瞑想をはじめたのは、
20年ほど前に摂食障害を治そうとしたことがきっかけでした。
当時はまだネットもなく、
摂食障害(拒食症や過食症)についても
あまり一般的に知られておらず、情報が少なく、
病院に行っても「バランスのよい食事を一日何カロリー取りましょう」などと
言われるくらいでした。
「そんなコントロールができないから
こんなことになっているのに…」と思い、
病院でも治す方法がありませんでした。
そんな時たまたま読んだ本に書いてあった
瞑想をして潜在意識と会話し、原因を見つける方法を
自分一人でコツコツと続けたのです。
(その詳しいお話は→ コチラ
です。)
瞑想を生まれて初めてやったその日から、
毎日朝晩合わせて2時間はひたすら瞑想を続けました。
その間もずっと過食は止まらず、
普通の食事以外に30個以上のお菓子を毎日食べ続けていました。
止めたくてもどうしようもなかったのです。
その前は拒食症で、食べるのが怖くて、
何も口にできない状態でガリガリになっていましたが、
一気に体重が20kg以上増えましたから、
どれだけ摂食障害が難しい病気かを自分で知りました。
そんな状態で、実際に毎日2時間の瞑想を続けても、
はじめは頭の中が食べることでいっぱいで、
頭のおしゃべりは一向に止まず、
3分ですら長く、食べないで長くいることすら難しい時でしたから、
本当に大変でした。
ですから、4時間お菓子を食べ続け、
食べ尽くして我に返ったところで瞑想をはじめ、
なんとか1時間瞑想を続ける、というのを、
朝晩2回やったのです。
こんなので治るのか?
私には無理じゃないか?
もう何日もやっているけれど全く変化がない!
体重も増え続けている!
無駄なんじゃないか…?!
という考えが頭をグルグル回っていましたが、
それでも他に方法がなかったので、
本に書いてあったように、
一日2回各1時間をひと月ほど続けました。
すると、食べることは相変わらずでしたが、
瞑想はできるようになってきて、
瞑想中の頭のおしゃべりは完全に止み、
全く何も考えず思わずに、
ただ在るだけに集中し続けられるようになりました。
この、頭のおしゃべりがストップした状態になることが瞑想状態で、
この状態がベースになり、
ここから潜在意識とつながるようになります。
ただ静かに気持ちよくゆっくり呼吸をして座っていればいいのではなく、
頭の中に浮かんでは消える考え事や今日の出来事、
心配事、明日の予定など全てをストップして、
ボーッと目を閉じているのではなく、
何も考えない、思わない無の状態に集中し
滞在し続けることが基本の状態です。
この状態に1時間ブレずに居続けられるくらいになると、
潜在意識と会話ができるようになってきます。
「潜在意識と会話ができません」とか、
「潜在意識と会話ができているのか、普段の自分の自問自答なのかがわからない」
と質問されますが、
基本の状態になれていないまま潜在意識と会話をしようとしても
うまくいかないでしょう。
潜在意識と会話をするには、
顕在意識がおしゃべりをやめないと聞こえないのです。
普段私たちは顕在意識が優勢で生活していますから、
それをオフにするのは訓練をしないとなかなか難しいのです。
その訓練が瞑想なのですが、
まだ顕在意識をオフにできていないまま、
潜在意識と会話をしようとしても、
その会話は顕在意識とのやりとりになります。
潜在意識とつながるには、
とにかくベースの状態(無に在ること)が
がんばらばくてもできていることがポイントとなります。
私もやり始めた頃は、早く食べることを止めたくて、
ちょっと瞑想を続けて、座っていることに慣れてくると、
もう潜在意識と会話ができるんじゃないか?と、
試してみましたが、
潜在意識なのか顕在意識なのかもよくわからず、
ただの自問自答になっていました。
でも本当に潜在意識と会話をする時は、
そんな自問自答のようなものではなく、
確かに自分でありながら、まるで別の人と話すように
予想できない答えが返ってきますし、
潜在意識の自分が生々しい感情を持っていることを感じます。
頭で考えている言葉とはあきらかに違うのです。
核心に迫ることを聞いた時には、
潜在意識の自分が話すために勇気を振り絞る友達(他人)のように
目の前で震えたり涙を流したりしました。
それは瞑想中のことですから、
もちろん私の中のイメージの潜在意識な私なのですが、
とてもリアルな感情を伴った別の人のようでした。
でも私なので、その感情の波や恐れがシンクロして響くのです。
頭で自問自答しているような曖昧なものではないので、
本当に潜在意識との会話なら、必ず違いがわかります。
ですから、もし、潜在意識なのか自問自答なのかかわらないという方は、
もう少し無になる瞑想を続けて、
完全にできるようになってから再度潜在意識にアクセスしてみてください。
私は摂食障害の原因を知りたくて
瞑想で潜在意識と会話をしたのが始めでしたが、
この方法は他の精神疾患や普段のモヤモヤする悩み、
人生の道に迷う時など、
どんな時にもとても役立ちますし、有効だと思います。
顕在意識が忙しく働く私たちの頭は、
一日中休むことなく常に何か考えていて、
次々に浮かんでは消え、また浮かびます。
例えば、食事をする間、歯を磨く間、
私たちはどれだけどうでもいいことを次から次へと考えているか
一度観察してみてください。
歯を磨く5分の間ですら、
今日も寝るのが遅くなったな、
今から寝たら何時間眠れるかな、
あ、明日はゴミの日だからちょっと早く起きなくちゃ、
明日は雨かぁ、仕事に何を着て行こうかな、
今日職場で言われたことは納得いかない、
今週は忙しいな…
など、あえて考えていないのに、頭は話し続けていることに気がつくでしょう。
試しに、歯を磨くことだけに集中し続けてみてください。
途中でハッと気がつくともう別のことを考えている人がほとんどだと思います。
それを完全にストップさせた状態が瞑想状態で、
その状態から潜在意識にアクセスすると、
会話ができるのです。
これは訓練すれば誰でもできます。
今まで訓練していないと誰でもはじめは難しいものですが、
毎日真剣に続ければ、才能に関係なく、
必ずできるようになります。
ただ、一日10分など時間が短いと難しいので、
できるだけ時間を長く取ると早くできるようになりますから、
私のように摂食障害を治したい方や、
鬱など精神的な問題を解決したい方、
人生の問題の原因を見つけたい方で、
潜在意識とつながり会話をしたい方は、
毎日1時間はやることをお勧めします。
もちろん、瞑想は潜在意識と会話をすることだけではないので、
ストレス解消や心を整えるためなら、
短い時間でも充分効果がありますから
気軽にされるといいと思います。
瞑想は目的によって自分に合わせたペースで
続けられるといいと思います。
そして方法論にこだわるより、
まずは一度実践してみるのがいいと思うので、
ご興味のあるかたはぜひ ”なんちゃって瞑想” でもいいので、
一度試してみてくださいね。(^_-)☆
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お手数ですが、ぜひよろしくお願いいたします
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プロフィール
北山裕子
- 瞑想歴21年。和歌山市在住。
摂食障害を治すため、藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と会話ができるようになる。
その後も続けていくうちに、宇宙とつながり、次元を超越した体験や不思議な体験を重ねる。
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