脱ステロイド・脱保湿に関する日々雑感と考察 -7ページ目

脱ステ・脱保湿時の指切れの対処に関する過ち

脱ステ・脱保湿のリバウンドは壮絶であり、影響は全身に及びますが、その中でも手指の悪化&不快感はひどいものがあり、生活に大きな支障をきたし(このことだけでもQCLが大きく低下)、かつ長期にわたって続きます。

 

ほぼすべての手指の関節(第1、2、3)に切れ目が入るだけにとどまらず、指先(指紋があるところ)が縦に割れてきたり、爪の周囲が割れたり、爪が弱くなって途中で折れたり、ありえないようなことがいろいろ起こります。

 

手指が極度に悪化する理由として考えられる点としては、まず動脈と静脈の入れ替わり部分であること。全身に蓄積されている保湿剤・ステロイド由来の過酸化脂質が循環器に入り込み、動脈経由で指先まで運ばれてきます。指先で動脈から静脈に切り替わるわけですが、過酸化脂質は静脈に入り込まず(心臓方面には戻らず)指先に蓄積されていきます。このため指先に過酸化脂質がどんどん溜まっていき、この過酸化脂質が悪さをすることで指先が極度に悪化します。

 

指先がなかなかよくならないのは、仮に指先にある過酸化脂質を一時的にすべて除去できたとしても血液経由でどんどん補充されていくため、全身がよくならない(全身の過酸化脂質が減らない)と、指先はよくなりません。言い換えれば、脱ステ・脱保湿において、最後の最後まで苦しまされる箇所ともいえると思います。

 

そして、指先切れで最もやってはいけないこと、それは、傷口に保湿剤・ステロイドを塗り込むことです。傷口を治したいがゆえに、薬をつけたくなる気持ちは分かりますし、ステロイドを使用すると創傷作用や抗炎症作用により一時的によくなるため、ステロイドの使用が正しいと(馬鹿な)皮膚科医は思い込んでいます。これが大きな間違いなのです。

 

なぜ手指の関節や指先が裂けてくるのか?

指先に大量に蓄積されたステロイド・保湿剤由来の過酸化脂質を体外に排出したいために切れてくるんです。

傷口に保湿剤・ステロイドを塗り込むことは、身体が毒素を出そうとしているのに、これを更に補充しているようなものです。

 

ではどうすればよくなるか?

傷口周辺に溜まっている過酸化脂質を外に出してやればいいんです。具体的に言えば、傷口をボディーソープや界面活性剤で洗って中に溜まっているものを排出するのです。傷口を洗うこと(しかも界面活性剤つけて)は、(想像しただけでも)辛いことですが、一時的に辛い思いをしても、効果は絶大です。試してみてください。

 

とはいっても辛くて生活が成り立たないくらい指切れで辛くなることもあります。このときはどう対処すればよいか?

使い捨てビニール手袋(100均で売ってます)をしてください。楽になります(自分はビニール手袋したまま寝る時もあります)。

手指切れに、ステロイド・保湿剤をつけたくなる気持ちは分かりますが、つけないでください。

脱ステロイド・脱保湿を早く終わらせるための考え方のコツ①

脱ステロイド・脱保湿の前半戦は副腎機能の回復と肌の修復であり、後半戦は体内に蓄積されているステロイド&保湿剤由来の物質(過酸化脂質)の徹底的な体外への排出です。

 

今回は後半戦の保湿剤・ステロイド由来物質の体外排出を早めるために役立つと思われる考え方についてです。

まず、体内に蓄積してしまっているステロイド・保湿剤由来の物質ですが、追加で外用剤等で補充しない(塗らない)限りは増えません。過酸化脂質自体は食べ物由来の脂質等が分解しても生成するので増えるかもしれませんが、保湿剤・ステロイド由来の過酸化脂質とは元になる脂が違うものなのでその過酸化物も別の物質と考えられます(名前こそ過酸化脂質で同じですが原料の脂が違えば過酸化物も違ったものになるはずですし、食べ物由来の過酸化脂質は血管の老化等に関与すると言われているものの保湿剤由来の過酸化脂質の厄介さとは比べものにはならない(影響は無視できる)かと思います)。そのため、一切、ステロイド&保湿剤は使用しなければ、保湿剤由来の厄介な過酸化脂質は徐々に減る(数学的にいうと、その濃度は単調減少していく)ものと考えられます。ステロイド&保湿剤を塗って悲惨な状況になっているアトピー患者なら、ここで言うまでもなく、塗らないほうがよいことくらいは誰でも気づくことかと思いますが。。。「

 

それはさておき、今回一番伝えたいポイントとしては、体内に蓄積している保湿剤・ステロイド由来物質を総量でとらえる考え方です。体内蓄積量の総量を減らしていきさえすれば、いずれ身体全体で良くなっていくという考え方です。体内の総蓄積量を減らすという観点からすると、蓄積物質を排出・除去するためには身体のどこを経由してもよい、言い換えれば、排出しやすいところから大量に排出させるのが効率が良いということになります。

 

男女差とかあるかもしれませんが、個人的に排出しやすいポイントとしては以下が挙げられます

①頭皮、②首(特に後頭部から首にかけて)、③股間、④ひざ裏、⑤脇の下、⑥手指

 

排出量が少ない箇所を一生懸命こすって排出させるよりも、大量に出てくる箇所をこれでもかというくらい何度も洗って大量に排出させること、これがコツです。

 

前の記事に書きましたが、濃度勾配の考え方が活用できます。

大量に出てくる箇所を何度も洗うと、その箇所は身体の他の部分よりも蓄積している過酸化脂質濃度が一時的に低くなりますが、濃度勾配の原理で、濃度が高いところから補充される(濃度の均質化が起きる)ため、例えば一晩寝ればほぼ元通りになります。特に頭皮はどんどん排出されてくるし排出時や排出後も辛くないので、私の場合30分以上頭だけ重点的に洗い続けるなんてこともよくあります。

大量排出を何度も何度も繰り返しているうちに、身体全体での保湿剤・ステロイド由来の過酸化脂質濃度が徐々に低下していきます。一晩寝れば身体全体で過酸化脂質濃度が均質化するので、排出量が多くない箇所を一生懸命洗うよりも、おすすめポイントとして挙げた排出量が多い箇所を重点的に洗う方が効果的で、治るペースが早まると思います

脱ステのリバウンド時に悪化する箇所が移動する件

脱ステのリバウンドは全身壮絶なことになりますが、特にひどい箇所というのは、手指→足首→顔(目)→ひざ裏→尻→再び(手指)→足指・・・などと移動していきます。実はこれはひどいというよりも好転反応で、身体が集中的に治そうとしている箇所です。なぜこのような移動が起きるのか、これは「濃度勾配」と関連していると推測しています。

 

生体内では、濃度に差が起きると物質移動が起きます。イメージとしてわかりやすいのは、温度差があると、温度が高いところから温度の低いところに流体(空気や水)は流れます。濃度も同じことがいえて、濃度差があると、濃度が高い場所から濃度が低い場所に物質が移動します。そして全体の温度や濃度は均一化していきます。

 

私たちの身体は、保湿剤&ステロイド由来の痒み物質(悪い物質)が大量に存在する(濃度が高い)箇所と、濃度が低い箇所があったら、まず悪い物質の濃度が高い箇所をなんとか低くしようとすると思います。手指の濃度が高ければまずそこの濃度を下げて周辺の濃度と均質化されたら次に濃度の高い箇所へ。。。これを繰り返すことで、全体が徐々によくなっていく。

 

もともと血液循環(例えば、動脈から静脈に切り替わる箇所や、末梢血管の箇所、毛が生えている箇所などの血管密度の高い箇所)や重力などで痒み物質が溜まりやすい箇所というのが存在して、蓄積されている痒み物質の濃度に偏りがあるので、これを物質移動等により均質化しようとするプロセスが身体の各所で現れてくるから、好転反応(悪化しているように感じる)が起きる箇所が移動しているように感じるのかと思います

知られざるステロイドの副作用

ステロイドには様々な副作用が知られており、脱ステロイド・脱保湿をする上で、最も着目されているものは、副腎機能の抑制かと思います。副腎皮質ホルモンであるステロイドを長期間使用することで、自身の副腎から副腎皮質ホルモンが産生されにくく(産生されなく)なるため、ステロイド外用剤無しに炎症を抑えられなくなるというものです。この副作用はよく知られているし、検索すればいろいろ記事が出てくると思うので割愛します。

 

自分が特に着目しているステロイドの副作用と思われる現象は、ステロイドの体内蓄積性です。外用剤による蓄積性を皮膚科医や製薬会社は否定していますが、ステロイドの蓄積は間違いない事実です。ステロイド(&保湿剤)の蓄積が進行すると肌が黒ずんできます。馬鹿な皮膚科医のHPには黒ずみはステロイド蓄積ではなく色素沈着だと書いてあったりしますが間違いです。後ほど説明しますが、ステロイド&保湿剤の体内蓄積は副腎機能低下以上に恐ろしい現象です。

 

更に恐ろしい副作用として、ステロイドには保湿剤等を体内にいつまでも封じ込める(体外排出を妨げる)作用があります。ステロイドや保湿剤が体内に蓄積していることが理解されない理由としても考えられます。なぜならステロイドと共に塗った保湿剤は皮内に浸透した後、肌から再度排出されてくることはほぼありません。では塗った保湿剤はどこに消えてしまうのか?体内に蓄積されていくんです。それも皮膚だけではなく筋肉へ、そして血管を通じて全身へ(特に脳は重要)。ステロイドにより経皮で排出されることが阻害されているので、一度体内に入ってしまった保湿剤のほとんどは二度と体外に排出されずにどんどん体内に蓄積されていきます。更にやっかいなのは、この保湿剤が酸化されて過酸化脂質(と思われる)に化学的形態を変えているため、例えば、投与後に皮内・体内を分析しても化学変化しているため保湿剤とは同定されない(無くなったものと誤解される)こと、そしてこの過酸化脂質が更にやっかいな物質で、体内すみずみのどこにでも出入りできてしまうことです。

 

なぜこのようなことが分かったかというと、脱ステロイドをしてしばらく時間(個人差はあると思いますが自分の場合1年くらいかかった)が経過した後に、体内にちらばっていた大量の過酸化脂質が皮膚から排出されるようになります。自分の場合は大量にワセリンを長期間塗布していたため、脱ステロイドしてから5年近く経っているにも関わらず、いまだに洗っても洗っても出てきます。この現象は脱ステロイドをしないと起きません。要は保湿剤(&ステロイド)由来の過酸化脂質が、ステロイドによって体内にいつまでも閉じ込められている状態なわけです。

 

そしてこの過酸化脂質こそが、アトピーの痒みの原因とされているメインの物質です。過酸化脂質が体外に排出されればされるほど、痒みも炎症も黒ずみも治まっていきます。痒みの原因と分かる理由としては、脱ステ後に、痒い場所には必ずといっていいほど大量の過酸化脂質が溜まっています。なので脱ステすれば、痒い場所(過酸化脂質が溜まっている場所)を洗剤つけて洗い流してしまえば痒みが緩和さられるようになるのです。脱ステしないと、痒い場所をいくら洗っても、痒み物質(過酸化脂質)は出てきません。ステロイドによって、皮内(体内or細胞内)に過酸化脂質が封じ込められている状態だからです。

 

保湿剤を塗れば塗るほど、体内に蓄積されて痒み物質(過酸化脂質)となり、さらにはステロイドの封じ込め作用により、体外に排出もされないので、痒み物質が体内にどんどん溜まって、どんどんアトピーが悪化していくわけです

脱ステ・脱保湿はなぜ時間がかかるか

脱ステ・脱保湿剤によるアトピー治療(療養)は、かなり長期(おそらく一生かかっても100%は治らない)にわたる。特にステロイド・保湿剤の使用期間が長ければ長いほど時間はかかる。

 

しかし脱ステ・脱保湿剤を実施することで、時間はかかってもアトピーは確実に改善していく。

 

その理由について考察する

 

まず大前提として、ステロイド、保湿剤は塗れば塗るほど(ステの経口摂取すればするほど)、体内に蓄積されていく。おそらくこれらそのものではなく、これらが(過)酸化物となって体内のあらゆる場所(皮膚、筋肉だけでなく、血液中、臓器、脳に至るまで)に蓄積されていく。細胞内に蓄積された過酸化物は、血液中の血漿内(組織液)と細胞内を出入りしている。

そのため、過酸化物の体内蓄積量が多ければ多いほど血漿(組織液)中の過酸化物濃度は高くなる。血漿と高濃度の過酸化脂質が混じった状態が、脱ステ界隈でよく言われる、浸出液である。おそらく、ステロイド&保湿剤を長期使用、大量使用している人は、浸出液中により高い濃度の過酸化物が含まれていると思われる。

 

脱ステロイド・脱保湿が進んでいくと、体内に蓄積されているこれらの過酸化物が、浸出液として経皮で体外に排出されるようになってくる(特に界面活性剤等が有効)。この過酸化脂質の混じった浸出液を一気に正常(過酸化脂質の混じっていない)な血漿と全部取り換えられらば、アトピーは治ってしまうだろう。しかしそれができない。

界面活性剤(ボディーソープやシャンプー)等を使って体外へ浸出液(組織液+過酸化物)を徐々に排出するしか現状では方法はない(血漿から過酸化脂質を分離する技術を開発できれば、血液浄化等で一気に治すことが可能になるかもしれないが)。

 

例えば、自分の場合、ステロイド、ワセリンを長期間かつ大量に使用していたため、相当高濃度の過酸化脂質が組織液中に存在していると思われる。

仮に脱ステ・脱保湿開始時に、組織液中の過酸化脂質濃度が50%だとする

 

開始時: 組織液50%、過酸化脂質50%

 

ボディーソープで組織液を一度にどのくらい流せるか分からないが、例えば、一度の洗浄で体内の組織液(浸出液)の1%を流せた(本当はそれほど多くないと思われるが)と仮定すると1回洗浄後は、元の組織液量から1%減少して全体で99%となり

 

1回洗浄後: 組織液49.5%、過酸化脂質49.5%  

 

しばらく時間が経過した後、新たに清浄(正常)な組織液(血漿)が1%補充されているとすると

 

1回洗浄後に一定時間経過(組織液+1%): 組織液50.5%、過酸化脂質49.5%  

 

 

2回目の洗浄で同様のことを行うと

 

2回洗浄後(各液×0.99): 組織液49.995%、過酸化脂質49.005%  

 

2回洗浄後に一定時間経過(組織液+1%): 組織液50.995%、過酸化脂質49.005%  

 

これを繰り返すことになる

 

3回洗浄後: 組織液50.48505%、過酸化脂質48.51495%  

 

3回洗浄後に一定時間経過(組織液+1%):組織液51.48505%、過酸化脂質48.51495% 

 

過酸化脂質濃度は徐々ではあるが確実に減っていく(アトピーは改善)ことになるが、その減り方は鈍化していき、永遠に0%になる(アトピーが完全に治る)ことはない。

 

これはあくまで、脱ステ・脱保湿開始後、一切、保湿剤等を使用しない場合の例であり、保湿剤等を使用してしまうと、その分過酸化脂質が補充され、血漿中の濃度も上がるため、回復までにさらに時間がかかることになる