前回:Wilson(ウィルソン)のファーストミット36型と39型の話に戻る
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東京ヤクルトスワローズの畠山選手。昨日のジャイアンツ戦では代打で3ランホームラン、そして今日の試合では代打でツーベースヒット。個人的には畠山選手のスタメンが見たいと思っているのだがファーストを守る坂口選手も好調をキープしているのでなかな難しい。
畠山選手の右方向へのバッティングも好きなのだが個人的には畠山選手の守備で一二塁間の打球に対するバックハンドが美しくて好きなんだ。そんな畠山選手はバッティングフォームも独特なのだが守備での構えも独特で一二塁間への一歩目が切りやすい半身の体勢で構えている。あれで一塁線に飛んできたらどうやって対処するのだろうといつも楽しみにしているのだが・・・
まぁ、それはそれとして・・・。
こちらはウイルソンのファーストミット。
先日、高校生にご購入頂いた。
グラブやミットを買う場合、どのメーカーにするか予め考えてからご来店頂くお客様が多いが今回はメーカーは決めずに「1番しっくり来たものを買う」ということでご来店。
そこでお客様に選ばれたのがこちらのウイルソンの39型だ。
この39型は特徴的なビジュアルに惹かれてしまう。
でも・・・
あの方も仰っているが
決して見た目だけではない。
【プロスリーブ】と呼ばれる特殊な構造は人差し指への衝撃を軽減させる。これは実際にはめてみた人しか分からない何とも言えない心地良さがある。
人差し指の感覚を人一倍大事にしている選手は是非、一度手を入れてみて頂きたい。
こちらのファーストミットはコロナカットになっているのだがファーストミットでコロナカット仕様にするとウェブ周りまでコロナカット仕様になる。
背面のカッコ良さを追求したい選手には是非、お薦めしたい。
【プロスリーブ】に注目が集まりがちな39型だが捕球面にももちろんこだわって作られている。
ウイルソンのカタログには次のように書かれている。
内野手の一員である一塁手が送球のみならず打球も確実に処理する道具は 必ずしもファーストミットである必要があるのか。
・・・流石は常識を疑うのが好きな集団だ。
毎回、勉強なる。
ファーストの仕事は
野手からの送球をしっかり捕り、時には悪送球をカバーすることだ。
上手いファーストがチームにいるということは内野手にとってはとても心強く、そして気持ち的に落ち着いて送球出来る。
野球でのエラーの7割は送球ミスだと言われている。その悪送球をファーストがカバーをすればチームの失策数というのは格段に減る。ミスをしないチームがやっぱり強いのだ。
そんな中、この39型のファーストミットは送球を捕るだけではなく、ゴロも捌きやすい。
捕球面がワイドでよく開くのでまるでグラブのような感覚でプレー出来るミットととして【ファーストグラブ】と呼ばれている。
今回、こちらのファーストグラブを【手揉みオイル型付け】をさせて頂いた。
こちらの39型はプロストックステアレザーが使用されている(36型もプロストックステアレザー、3F型は和牛レザーが使用されている)ので非常に手馴染みも良くて型も付けやすい。
もちろん掴みやすい構造でもあるので送球もしっかりカバー出来る。
内野手のEをAにサラッと変えてあげる。内野手にとってEとAの違いはあまりにも大きい。
そして自分自身にも静かにPOが付く。このPOというのはあまり注目されずに静かに付くのだが、もっと注目されて脚光を浴びないといけないところ。そこを見過ごしてはいけない。
(ファーストを守る選手には最優秀助演男優賞をあげたい)
さらにPOだけでなくAも稼げるファーストを目指す。
そんなファーストはチーム全員から信頼されることだろう。
そんな信頼を勝ち取るためのファーストグラブなのかもしれない。
誰かが言った・・・。
「守備力が高いチームかどうかはファーストの守備を見れば分かる」
ファーストミットに特別なこだわりを持って作られているウイルソンの39型。
でも実は・・・
ウイルソンはトレーニンググラブにも特別なこだわりを持って作っているみたいなのだが
それはまた・・・
・・明日の話。
It's tomorrow's story.
続き:試合に繋がる練習をするためにWilsonのトレーニンググラブの記事へ
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