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福島視察を終えて

こんばんは。


なんか今まで何も書けなかった。
こっちとのギャップがあまりにも…。
向き合ってなかったのかな、なんて。
そんなはずないはず。

 
2013年4月19日~21日。
1泊2日で福島県は富岡町へ。
2年と1か月たったところへ。

夜ノ森公園(桜の名所)、富岡駅(津波に襲われたところ)
それから、アクアマリン福島へ。

富岡は3月の終わりに、はいれるようになったばかりのところ。
交流館の館長の奥さんのふるさと。

下は14歳から上は76歳。
テレビ局2局。
総勢50名で行ってきました。


今となっては、なんで行こうと思ったのか、
正直あまり覚えていない。

行こうと思ったから行ったのかな。私は。



なんか、ほんとに言葉はありませんでした。

除染された土の入った黒い大きな袋があちこちにあり、
3段づつ積み上げられていたり。

ゴーストタウン。

すれ違う車がない。
人が住んでいる気配がない。
カーテンの閉まり切った家。

2年前の洗濯物が干されたままの家。

鳥が飛んで、花が咲いて、でも人がいない。


今回初めて見たバリケード。

こっちとあっちは何が違うのだろう。

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写真は、一緒に行った医大の子がとって、編集したもの。せっかくだから。




人がいないだけで、普通の街。


苦しかった。

2年前津波が襲ってから何も変わらない街。








これでいいの?と。


わからない。わからない。


とにかく強く感じるのは、私たちには見た責任があるんだ、ということ。

これを果たすために、私たちは何ができるかな。



まずひとつは、報告会を開こう。

そして開きました。

5月12日に。


これまた、45人も集まりまして。

びっくりでした。



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SASTのメンバーが、プレゼンをした後に、
みんなで大意見交換会。



とても充実した会となり、私は嬉しかったです。



行った人が行っていない人に伝える。
それも一つ、大事なことなのかな、と思います。



ここ、浜松もそうなるかもしれない。

いいの?なって。

どこに逃げるの?


東北だからよかった、俺たち、私たちじゃないから。

そういう問題やないんやないかなと。



福島出身のある大学生が報告会で熱く語ってくれました。

「復興にむけて頑張っている人もいるけど、
そうじゃない人もたくさんいる」と。

自己紹介した時に、福島出身ですというと
「あ~・・・」となんとも言えない状況になって

誇りである福島出身が、つらくなると。



彼は福島に対するイメージをすごく気にしていたようです。
「汚染されたところなのに、なんで行こうと思ったの。怖くなかったの」と。

けど、それに対する行った人たちの答えは、
「汚染よりも、人がいないゴーストタウンのほうが怖かった」と。






他人事やない、自分事。


今回のツアー大学生も15人参加し、
報告会には、なんと7大学そろいました。

浜松医大、文芸大、静大・静キャン、浜キャン、浜大、豊橋技科大、聖隷



復興、防災に熱い私たちは、
これから、大学同士の連携を作って、何かやって行こうと思います。

まだ、何かはわかりません。


けど、けど。

何か起きたとき、頑張らなきゃいけないのも
復興に向けて頑張るのも私たちだと思うから。






なんかまとまりのない文章に…。

アクアマリンふくしまのことはきっと水族館好きの彼女が
熱く語ると思ったので、私はあえて書きません。




これから、たくさんの人に伝えようと。
それができる一番のことだと思うので。


話を聞きたいなという方、写真をみたいなという方
ぜひ以下に連絡ください!

よろしくお願いします。

sas.tokai@gmail.com





そろそろ夜が明けますね。