SAKIの爆走日記☆サハラ砂漠マラソン240kmへの挑戦 -181ページ目

SAKIの爆走日記☆サハラ砂漠マラソン240kmへの挑戦

RunningStyleホノルル部7期生
ヨガインストラクターSAKIの
ランニング&ヨガな日々♡

こんばんは☆
Sakiですo(^_^)o


北海道から帰還して早4日が経ちました。
サロマ湖ウルトラマラソンから
2日後にはヨガレッスン
あるので、体が動くようになるのか
内心ヒヤヒヤでした;^_^A


大きな怪我はないけど、
激しい筋肉痛におそわれていたので
スポーツ障害の応急処置
『RICEの法則』にのっとって、
早急の快復を目指しましたアップ
R(Rest)安静
I(Ice)冷却
C(Compresstion)圧迫
E(Erevation)挙上

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ゴール後、とにかくアイシング。
筋肉の炎症をおさえました。
さっとお風呂で汗を流したら、
湿布を貼って、足を心臓より高い位置にして
たっぷり9時間寝ました。


大分に帰ってからも
必死のアイシング、休息、
スキンズRY400(リカバリー専用
コンプレッションタイツ)を着用して、
順調に快復していきました♪♪


おかげで、火曜日のヨガレッスンには
なんとか体が動かせるようにDASH!
水曜日には、ラン仲間さんたちと
ゆるゆる3kmランが出来ましたラブラブラブラブ


頑張ってくれた自分の足。
丁寧に疲労を抜いてあげたいと思います(*^^*)
こんばんは☆
Sakiです(*^^*)


2015年6月28日(日)
サロマ湖ウルトラマラソンの話
つづき


目標にしていた80km地点
14:52に通過。15:00を切れた!
「ここまでくれば大丈夫。
時間にも余裕があるし、
歩いてもいいから最後まで頑張ってね」
と、ここで命の恩人とお別れした。
69歳とは思えぬ軽やかな走りでその人は、
ワッカ原生林の中に吸い込まれていった。


あと3時間で20km。
大丈夫だろうけど、
全部歩いていいほどの余裕もない。
ほどよく走らなくては間に合わない。
またアクシデントが起こるかも分からない。
登りは体内の消耗を防ぐため歩きで、
下りと平地は走ると作戦を新たに立てた。
とにかく90kmまで頑張ろう。


ワッカ原生林、およそ10km進んで
折り返して帰ってくる。
僅かだが緩やかな起伏がある。
元気な時は、坂とも思わない
かもしれない程度のもの。
でも、そこはウルトラマラソン。
80km走ってきた体は、もうボロボロだ。
登りより、意外と下のほうが
大腿四頭筋が悲鳴をあげて痛かった。
「イテテ」と思わず声が出そうになる。
顔は歯を食いしばっていたかもしれない。
エイドで立ち止まる度に、
棒のように体が硬くなっていった。
「動けーーーーー‼︎‼︎」と心から体へ
念を送りなんとか走り出す。


ワッカは、コース上最も美しい風景だと思う。
左にサロマ湖、右にオホーツク海を望み、
細い一本道の両側には、緑や花たちが
目を楽しませてくれる。
あの世があるとしたらこんな所が良いなと
思うほど、幻想的で非現実的な所。
ただ、しかし今はウルトラマラソンの
80kmを過ぎた所。行けども行けども、
見えないその先の折り返し地点。
まだかーーまだかーー、と
この10kmが異常に長く恨めしく感じる。
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ようやく90km地点を踏んで、16:12。
10分ペースで早歩きすれば
フィニッシュ出来るけど、
まだまだ油断禁物。
登りは歩き、下りと平地は走り作戦
のまま95kmを目指した。
足に加えてやっぱり内臓も違和感を訴え出した。
もうここまで来たら、何も食べるまい。
これ以上負担かけないから最後まで頼むよ、
と言い聞かせる。


ふと、自分の体がゾンビのように
なっていることに気付いた。
二年前に見た人の姿と同じように。
やっと分かった。
ゾンビは生きてる!
足が痛みを通り越して
思い通りに動かせなくても、
内臓が痛くて背中を丸めていても、
気持ちはいつだって前向きで
フィニッシュゲートしか見てないんだ。
そこまでしてウルトラマラソンを
走る理由。
言葉ではうまくあらわせないけど、
カラダ全体で悟った気がした。


ラスト5km、ここまで来ると
心晴れやかに歩き出す人が増えた。
もう歩いても大丈夫。
はちきれそうな筋肉に鞭打って
肉離れでも起こして、あと数キロで
リタイヤという悲劇を見るより、
笑顔で確実に完走するハッピーエンドが観たい、
と思い、ウォーク一本に切り替えました。
とは言ってもこの一歩一歩も足には激痛が。
腕を振って出来るだけ早歩きで。
あともう少し。
よくここまで来たなという思い、
マラソンって楽しいものだということを
思い出させてもらったり、
沢山の人に応援してもらったり、
助けてもらったり、いろんなことが頭を
よぎって泣きそうなのをぐっとこらえました。


ゴール付近では50kmの部を先に終えた
父が待っていてくれました。
涙は消えて、嬉しい気持ちでいっぱいに。
思えばパパが一番最初にマラソンの
楽しさを教えてくれたね。
フィニッシュゲートまで、
数百メーターを一緒に走って
ゴーーール‼︎‼︎


あり得ないほどの筋肉痛と
疲労でぐったりでしたが、
達成感もそうだし、充実感、
爽快感、やりきった感・・・、
スッキリと爽やかなココロに。


サロマ楽しかった♡
参加できてハッピーです♡
大会関係者の皆様、ボランティアの皆様、
応援してくださった皆様、
助けてくださったウルトラランナーさん、
一緒に走ったランナーの皆様、
全ての方に感謝。
ありがとうございますm(_ _)m


そして、
今このブログを読んでくださった方、
お付き合いくださって
ありがとうございますm(_ _)m


サロマの話し。おわり
お休みなさい。



こんばんは☆
Sakiです(*^^*)


2015年6月28日(日)
サロマ湖ウルトラマラソンの話
つづき


さぁ、
まだまだ大丈夫。
68km地点の私設エイド斉藤商店さんで
菓子パンと凍らせたブルーベリー、
冷たいタオルをいただいて出発。
今年は会話できなかったけど、
名物おばちゃん、元気そうで良かった♡
ごちそうさまでしたm(_ _)m


70kmのマットを踏んで、
80kmまであと10km。
15:00までにワッカに入るには、
1時間30分以内に走ればいい。
9分ペース。
ケガも無い。
内臓も大丈夫。
呼吸も乱れてない。
・・・が、
ここまで来ると
ゆっくりのんびり楽しいファンランも
さすがに飽きてくる。
数を数えて気を紛らしながら
一歩一歩足を前に。


朝5時スタートし
70kmまで順調に距離を踏んできた。
体に疲労こそあるものの、
ペースは順調。
完走がぼんやり見えてきた。
いや、でも油断は出来ない。
何が起こるかわからないのがマラソン。
一歩一歩確実に。


と思っていた矢先‼︎‼︎
70数キロ。72kmだか、73kmだか
定かでは無いが、
何の前触れもなく、突然それはきた。
睡魔だ。
脱水症状のようなスーーーと
落ちる感じではない。
経験済みなので分かる。
強烈に眠い。
何でこんな時に。
しっかり6時間は寝たはず。
足元がおぼつかなくなってきた。
まわりの人に迷惑がかかる。
転ぶかもしれない。危険だ。


足を止めて、草むらに座り込んだ。
街灯か何かの細い棒があり上半身を預ける。
何人かのランナーに大丈夫?
と声をかけられる。
笑顔で大丈夫ですと応えるも、
眠気がおさまらずまぶたを閉じた。
スゥっと眠りに落ちていく感じがした。
ここまでか。
悔やむ間もリカバリーを考える間もなく
体が一気に睡眠モードに入った。
ふかふかした草のベッドに
心地よい夢でも見始めそうだったその時、
「ここで寝ちゃダメ‼︎‼︎」
女性の大きな声が脳に響いた。


重いまぶたを開けると、
知らない女性が目の前にいる。
「どうしたの?眠いの?」
はい。
「低血糖ね。キャンディーか何か持ってない?」
低血糖?何で私が?と不思議だったが、
ポケットから塩タブレット取り出して、
その女性に見せた。
「塩タブレットでもいいわ。
食べて、一緒に歩きましょう。
座っていたら筋肉が硬くなってしまう」


言われるがままに、
塩タブレットを食べ終わると、
強烈な睡魔が嘘のようにおさまった。
そして彼女と肩を並べて歩き出した。
会話をするうちに意識もしゃんとしてきた。
体内の糖が枯渇したために、
脂肪をエネルギーに変換することも
出来なくなり、活動が停止仕掛けたよう。
塩タブレット、
塩と書いてあるからもちろん
塩分が含まれているが、
グレープフルーツ味でさっぱり甘くて糖分もある。
命拾いした。
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70数キロで、回収車に拾われるところだった。
「次のエイドステーションは
おしるこがあるよ。少し走りましょう」
おしるこめがけてウォーク
からランに切り替えた。
「すごいすごい!いけるじゃない」
彼女は、北海道URCの一人だった。
深い緑のチームウェアを着ている。
見るとブルーゼッケンを付けている。
サロマンブルーだ‼︎
「今年で20回目なの。完走できれば次は、
ゴールド。でも、今日は調子が悪くてね。
もう69歳なの。一回も無駄に出来ないのよね」
すごい‼︎
すごい人に助けてもらったんだ。
サロマ湖ウルトラマラソン100km
10回完走者に与えられるブルーゼッケン。
その人たちのことをサロマンブルーという。
ウルトラランナーの憧れだ。
さらにその上をいくのが
20回完走者に与えられるゴールドゼッケン。
彼女は、そこに王手がかかっている
大事な時に、道ばたに眠りかけた私の元で
わざわざ足を止め、しゃがみ込んで
声をかけてくれたのだ。


すごいことだと思う。
自分だったら出来たかな。
自分のことで精一杯で、
しゃがむのもきついパンパンの足で。
道ばたに座り込んだ女の子に
声をかけられるだろうか。
自分の栄光がかかった大事な時に
一緒に歩いてあげられただろうか。


感謝しても仕切れない。
ゆっくり休んでいられるほど
制限時間13時間は甘くはなく、
リタイヤになっていてもおかしくなかった。


エイドステーションでおしるこを食べて
さらに元気になり、彼女のチームメイトにも
励ましてもらい、80kmまで後ろについて
一緒に走った。遅れを取り戻すためか、
どんどんまわりを抜き、7分ペースくらいで
駆け抜けた。
時おりおしゃべりもしながら、
楽しいひと時だった。


残り20km。
つづく