Sakiです(*^^*)
2015年6月28日(日)
サロマ湖ウルトラマラソンの話
つづき
目標にしていた80km地点
14:52に通過。15:00を切れた!
「ここまでくれば大丈夫。
時間にも余裕があるし、
歩いてもいいから最後まで頑張ってね」
と、ここで命の恩人とお別れした。
69歳とは思えぬ軽やかな走りでその人は、
ワッカ原生林の中に吸い込まれていった。
あと3時間で20km。
大丈夫だろうけど、
全部歩いていいほどの余裕もない。
ほどよく走らなくては間に合わない。
またアクシデントが起こるかも分からない。
登りは体内の消耗を防ぐため歩きで、
下りと平地は走ると作戦を新たに立てた。
とにかく90kmまで頑張ろう。
ワッカ原生林、およそ10km進んで
折り返して帰ってくる。
僅かだが緩やかな起伏がある。
元気な時は、坂とも思わない
かもしれない程度のもの。
でも、そこはウルトラマラソン。
80km走ってきた体は、もうボロボロだ。
登りより、意外と下のほうが
大腿四頭筋が悲鳴をあげて痛かった。
「イテテ」と思わず声が出そうになる。
顔は歯を食いしばっていたかもしれない。
エイドで立ち止まる度に、
棒のように体が硬くなっていった。
「動けーーーーー‼︎‼︎」と心から体へ
念を送りなんとか走り出す。
ワッカは、コース上最も美しい風景だと思う。
左にサロマ湖、右にオホーツク海を望み、
細い一本道の両側には、緑や花たちが
目を楽しませてくれる。
あの世があるとしたらこんな所が良いなと
思うほど、幻想的で非現実的な所。
ただ、しかし今はウルトラマラソンの
80kmを過ぎた所。行けども行けども、
見えないその先の折り返し地点。
まだかーーまだかーー、と
この10kmが異常に長く恨めしく感じる。
ようやく90km地点を踏んで、16:12。
10分ペースで早歩きすれば
フィニッシュ出来るけど、
まだまだ油断禁物。
登りは歩き、下りと平地は走り作戦
のまま95kmを目指した。
足に加えてやっぱり内臓も違和感を訴え出した。
もうここまで来たら、何も食べるまい。
これ以上負担かけないから最後まで頼むよ、
と言い聞かせる。
ふと、自分の体がゾンビのように
なっていることに気付いた。
二年前に見た人の姿と同じように。
やっと分かった。
ゾンビは生きてる!
足が痛みを通り越して
思い通りに動かせなくても、
内臓が痛くて背中を丸めていても、
気持ちはいつだって前向きで
フィニッシュゲートしか見てないんだ。
そこまでしてウルトラマラソンを
走る理由。
言葉ではうまくあらわせないけど、
カラダ全体で悟った気がした。
ラスト5km、ここまで来ると
心晴れやかに歩き出す人が増えた。
もう歩いても大丈夫。
はちきれそうな筋肉に鞭打って
肉離れでも起こして、あと数キロで
リタイヤという悲劇を見るより、
笑顔で確実に完走するハッピーエンドが観たい、
と思い、ウォーク一本に切り替えました。
とは言ってもこの一歩一歩も足には激痛が。
腕を振って出来るだけ早歩きで。
あともう少し。
よくここまで来たなという思い、
マラソンって楽しいものだということを
思い出させてもらったり、
沢山の人に応援してもらったり、
助けてもらったり、いろんなことが頭を
よぎって泣きそうなのをぐっとこらえました。
ゴール付近では50kmの部を先に終えた
父が待っていてくれました。
涙は消えて、嬉しい気持ちでいっぱいに。
思えばパパが一番最初にマラソンの
楽しさを教えてくれたね。
フィニッシュゲートまで、
数百メーターを一緒に走って
ゴーーール‼︎‼︎
あり得ないほどの筋肉痛と
疲労でぐったりでしたが、
達成感もそうだし、充実感、
爽快感、やりきった感・・・、
スッキリと爽やかなココロに。
サロマ楽しかった♡
参加できてハッピーです♡
大会関係者の皆様、ボランティアの皆様、
応援してくださった皆様、
助けてくださったウルトラランナーさん、
一緒に走ったランナーの皆様、
全ての方に感謝。
ありがとうございますm(_ _)m
そして、
今このブログを読んでくださった方、
お付き合いくださって
ありがとうございますm(_ _)m
サロマの話し。おわり
お休みなさい。
