Tada's blog -1743ページ目

社会育成

 F社に勤める25歳の女性のクライアントの話です。(この文章は彼女の許可を得て書いております。)


 レールの乗った人生では、もう嫌だと思ったのだが、自分のやりたいことや何ができるのか分からない、という相談でした。


 先ず、自分の思い込みやとらわれを、深く心と心の会話をすることにより取り除いてから、自分の核になる部分を発見してもらった。

 

 私が提唱する“ドーナツ理論”:(意識化できない部分こそが本来の自己であり、それは自己規定化することができない、もしくは、規定することが非常に困難である。ドーナツの穴の中心部分に、無意識化や潜在意識化領域があり、本来中心にあると思っている核は空っぽなのであり、そのドーナツでいうところの食べることができる部分にしか意識は存在しない。無意識や潜在意識の周りを回っているその動きの中でしか、人間は意識的に知覚できないものなのである。意識は太陽の周りを公転する地球でしかない。ですから、本当の自分、自己を知るためには、意識化できることだけでは不十分なのです。もっというと、その中心部分が超意識、集合無意識や“自然”というものにつながっている。)によって、自己の奥の奥を自分で見つめてもらった。


 最終的には、彼女のやりたいことをやってもらうため、自己経営のみならず、起業・会社経営をしたいという話になったので、そのアドヴァイスをさせてもらうことになりました。


機会があれば、自己経営編、起業・会社経営編を載せたいと思います。


ただ


投資判断

 私が投資に値すると思い、実際、資産100億円の大部分を投資してきた企業を見分けるコツを紹介したいと思います。

 主に、バフェトロジーによっていますが、その簡略版と思って参照しながら、財務諸表をご覧になってみてください。


1.永続的競争優位性を持つ企業は、高い粗利益率を示す傾向がある。(粗利益÷売上高=粗利益率)


2.営業経費を注視せよ。ビジネスの長期的経済性を破壊しかねない要因は、そこに潜んでいる。

 

3.販売および一般管理費は、“一貫して”低いことが望ましい。


④.多額の研究開発費を要する会社は、競争優位性に先天的欠陥を内包している。


5.税引前利益の数字を使えば、さまざまな投資を同条件で比較できる。


⑥.先ず第一に、純利益は右肩上がりかどうかを確かめよ。


7.一株あたり利益の長期的推移から、勝者と敗者を見分ける。


⑧.変更の必要がない製品を一貫して生産し続けることは、一貫して収益を上げ続けることに等しい。


9.どんな会社を買収しているのか。のれん代が増加している企業に注目。


10.無形資産を評価してこそ超リッチの道がひらける。


11.あまりに高い総資産利益率は、競争優位性の脆弱さを表している場合がある。

〔純利益÷資産合計(総資産)=総資産利益率〕


⑫.永続的競争優位性を持つ企業は、ほとんどの場合、長期借入金が少額もしくはゼロである。


13.私たちが探し求める会社は、自己株式調整済み負債比率が0.80以下。

(負債合計÷純資産合計=負債比率)


14.優れた企業は、優先株を発行しない傾向がある。


⑮.内部留保の着実かつ長期的な増加は、永続的競争優位性を持つ企業の特徴のひとつである。


16.自己株式(金庫株)の存在は、企業が豊富なキャッシュを持っている証である。


17.企業が創出するキャッシュフローの総量を追跡する。


18.配当アップよりも自社株買いを続けている企業こそが株主を富ませる。


(数字を丸囲みした項目は特に重要という意味です。)

 

 この18条件をクリアする企業は、2010年1集の会社四季報で、少なくとも、10は見つかると思うので、探してみてください。私が見た中でも3企業は絶対に会社の一部を所有すべきであると結論付けました。


 細かいことで言うと、自分の人生に欠かすことができないものを持つ企業や、社会に欠かすことができないと思う企業が、財務的にも上の条件を満たしていれば最高です。


 機会があれば、買うタイミングや、長期保有するときの心構えを書くことができたら幸いです。


tada



セミナー

 来月2月14日に、人間性向上セミナーを開催します。


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 よろしくお願いします。



   ただ