投資判断 | Tada's blog

投資判断

 私が投資に値すると思い、実際、資産100億円の大部分を投資してきた企業を見分けるコツを紹介したいと思います。

 主に、バフェトロジーによっていますが、その簡略版と思って参照しながら、財務諸表をご覧になってみてください。


1.永続的競争優位性を持つ企業は、高い粗利益率を示す傾向がある。(粗利益÷売上高=粗利益率)


2.営業経費を注視せよ。ビジネスの長期的経済性を破壊しかねない要因は、そこに潜んでいる。

 

3.販売および一般管理費は、“一貫して”低いことが望ましい。


④.多額の研究開発費を要する会社は、競争優位性に先天的欠陥を内包している。


5.税引前利益の数字を使えば、さまざまな投資を同条件で比較できる。


⑥.先ず第一に、純利益は右肩上がりかどうかを確かめよ。


7.一株あたり利益の長期的推移から、勝者と敗者を見分ける。


⑧.変更の必要がない製品を一貫して生産し続けることは、一貫して収益を上げ続けることに等しい。


9.どんな会社を買収しているのか。のれん代が増加している企業に注目。


10.無形資産を評価してこそ超リッチの道がひらける。


11.あまりに高い総資産利益率は、競争優位性の脆弱さを表している場合がある。

〔純利益÷資産合計(総資産)=総資産利益率〕


⑫.永続的競争優位性を持つ企業は、ほとんどの場合、長期借入金が少額もしくはゼロである。


13.私たちが探し求める会社は、自己株式調整済み負債比率が0.80以下。

(負債合計÷純資産合計=負債比率)


14.優れた企業は、優先株を発行しない傾向がある。


⑮.内部留保の着実かつ長期的な増加は、永続的競争優位性を持つ企業の特徴のひとつである。


16.自己株式(金庫株)の存在は、企業が豊富なキャッシュを持っている証である。


17.企業が創出するキャッシュフローの総量を追跡する。


18.配当アップよりも自社株買いを続けている企業こそが株主を富ませる。


(数字を丸囲みした項目は特に重要という意味です。)

 

 この18条件をクリアする企業は、2010年1集の会社四季報で、少なくとも、10は見つかると思うので、探してみてください。私が見た中でも3企業は絶対に会社の一部を所有すべきであると結論付けました。


 細かいことで言うと、自分の人生に欠かすことができないものを持つ企業や、社会に欠かすことができないと思う企業が、財務的にも上の条件を満たしていれば最高です。


 機会があれば、買うタイミングや、長期保有するときの心構えを書くことができたら幸いです。


tada