「タカテルさんの学生時代のご苦労を知り、驚きました。最近知ったのですが、精神世界には、幽霊・お化けなどは波動の低い者が関わる低級な存在である、という意見もあるそうですね。これについて、タカテルさんはどう思われますか。」
なかなか鋭いご質問ですね!
私も、そのような意見を何度か耳にしたことがあります。
しかし、
の中でも詳しく述べたように、それは、正しい考え方であるとは言えません。
もしそうだとするなら、清濁の区別なくあらゆる存在と関わった、お釈迦様や空海や安倍晴明やソロモン王や世界中のマスターたちまでもが、全員波動が低かったことになってしまいますよね。
聖邪や善悪という概念に翻弄され、言葉の剣で人や自分を斬ってしまうのではなく、
「自分と人が真の意味で幸福になるには、何が大切なのか」
を見極めることこそが本質ですよね。
では、そもそも、幽霊とは何なのでしょうか。
幽霊は、様々な存在がいる中で特に、どう捉えるか、ということがとても重要な存在です。
彼らをいたずらに怖れる必要はないのだとわかると、霊なる世界と対等に関わっていくことが出来るようになります。
幽霊というものをどう捉えているか、ということは、その人の霊的世界観の根幹に関わる深いテーマです。
それは、幽霊は過去という「私たちがこれまで積み重ねてきた時間」と深く関わっているからです。
幽霊という存在は、過去の象徴です。
肉体をすでに卒業しているにも関わらず、この世界に留まっている存在です。
よくスピリチュアルで言われるように、自分が体験する出来事は、自分の内面が現実化したものですよね。
そう考えると、幽霊という過去の象徴を、怖れたり否定したりすることは、自分自身の過去を怖れ否定することに繋がりやすいのです。
で書いたように、
霊的世界を、怖れたり馬鹿にしたり否定したりすることなく、対等な立場で関わり、そこから得られる叡智を現実的に活用していくスタンスを、神官あるいは錬金術師と呼びます。
では、神官・錬金術師のスタンスで向き合うとすれば、幽霊という存在は、どう捉えていけばよいのでしょうか?
一般的には、幽霊は怖いものだと思われていますよね。
幽霊と聞くと、怖い!関わりたくない!と思う方も多いと思います。
呪われる!とか、憑依される!と考える人もいるかもしれません。
しかし、はっきり申し上げて、幽霊は怖い存在ではありません。
肉体を持っていないだけであり、その点を除けば、ほとんど私たちと変わらないのです。
彼らにも意識があり、私たちと同じように感情もあるのです。
私は幼い頃から怪談や幽霊の話が大好きで、中学生くらいまでそれらを浴びるように読み漁り、テレビの恐怖番組も欠かさずチェックしていました。
それは、もし幽霊が本当にいるならば、死後生の証明になるのではないか、と考えていたからです。
人は何故生まれ、何故生き、そして何故死ぬのか、幼いながらに、それが知りたくて知りたくて堪らなかったのです。
死後生があるとすれば、それらの人生における普遍的な問いに答えを導き出すきっかけになる、と考えました。
そんな幼少期を経て、様々な経験をし、今では、死後生はある、と確信しています。
当然、幽霊も存在します。
しかし死後生があるならば、何故幽霊は私たち肉体を持つものが生きているこの世界に現れてくるのでしょうか。
ここが幽霊を理解するうえでとても大切なポイントなのです。
彼らには必ず主張があります。
何か強く伝えたいメッセージがあり、それを生きている人に伝えるために現れるのです。
怨みや後悔、執着があるから幽霊になるのだ、という主張もありますが、それらがあれば必ず幽霊になるか、というとそうではありません。
肉体を持たない存在が現実の世界に影響を与えるためには、凄まじい意志の力が必要なのです。
その意志力が強ければ強いほど、現実世界にはっきりと現れてきます。
姿を見せるだけでなく、時には物理的に触れることが出来るほど濃く実体化したり、エクトプラズム(霊的なエネルギーが物質化したもの)残していくことすらあるのです。
しかし、だからといって、いたずらに彼らを怖がらないであげてください。
この文章はこれを読んでいる人を怖がらせるために書いているわけではありません。
繰り返しますが、幽霊は、何かを伝えたいのです。
私たちを地獄の底に引き摺り込みたいのではなく、末代まで呪いまくりたいのではなく、怖がらせて喜んでいるのでもなく、ただ伝えたいのです。
更に言うと、分かってもらいたいのです。
どんな怨霊でも死霊でもそうです。
しかし、彼らの中にも伝えるのが上手な幽霊と、そうでない幽霊とがいます。
私たちのように、生きている人間も、コミュニケーションが得意な人と苦手な人がいますよね。
それと全く同じことなのです。
伝え方が上手でないと、中々伝わりません。
彼らは肉体がありませんから、どんな外見で現れるのか、実は自由自在です。
そこで、勢いあまって、悲惨さや苦しさを演出しようとし過ぎてしまい、血みどろになってみたり、体のパーツを欠損させてみたりするのです。
時には全身ガイコツ君が出てくることもあります笑
確かに、幽霊は死の刹那の姿で現れることが多いものの、既に肉体を卒業しているのですから、それは実際にそういう姿だ、ということではなく、それを私たちに見せたいのです。
言わば、幽霊のビジュアルは、彼らの主張の一部なのです。
そうは言っても、そんなハリウッドの特殊メイクチームもビックリなビジュアルで現れられたら、ほとんどの人は逃げますよね。
それは当然の結果なのですが、幽霊からすれば、自分の主張を聞いてくれそうな人が現れたから一生懸命訴えたのに、それを全部無視され、逃げられたように感じるでしょう。
生きている人間に例えると、ねぇねぇ話をきいてよ~、と、見知らぬ人に飛び込み営業をかけるようなものです。
それも相手をビックリさせるような方法で。
普通は相手にされませんよね。
しかし、幽霊はそうした一般常識を忘れてしまっています。
「社会常識とか、見知らぬ人にいきなりアタックしたら逃げられちゃうとか、そんなことはどうでもいいから、とにかく伝えたいんだー!!」
という想いの塊なのです。
営業なら断れるかもしれませんが、幽霊の場合はガチさが全く違います。
伝えたくて伝えたくて堪らないから幽霊になったのであり、その主張を理解してもらうことこそが、肉体を卒業してからもなお、彼らがここにとどまっている目的なのです。
伝えたい想いが強過ぎて、そんなことを何度も何度も繰り返してしまいます。
そうしているうちに数百年、時には数千年経過していたりするのです。
ちょっとだけ想像してみてほしいのですが、もし皆さんが同じ状況に置かれたとしたら、どうでしょうか。
過去に対話した、元幽霊のとある人霊はこのように話してくれました。
幽霊には、目に見えない世界のことを感じられるサイキックセンスの芽が出ている人は、光って見えるそうです。
それはあたかも、暗く濃い霧の中に現れた一筋の光のように感じられるのだそうです。
彼らは、伝えたい、分かって欲しいという想いを胸に抱き続けながら、暗く濃い霧の中でジーッと待っています。
そうしていると、時々キラッと光るものが見えるのです。
暗いところでは光は本当によく見えますよね。
あっ!と思った幽霊は猛ダッシュでそこに走っていきます。
そして、先述のように怖がられて逃げられる、ということを繰り返してしまうのです。
ずーっとそんなことが続くと、幽霊の主張も激しくなっていきます。
最初は、ただただ分かって欲しくて、この人なら分かってくれそうだ、という人に必死でアタックしていたのに、いつの間にか
「何で誰も聞いてくれないんだー!!ちくしょー!!うわあああー!!みんな死ねー!!怨めしやー!! くぁwせdrftgyふじこlp~~!! 」
となってしまうのです。
しかし、それはあくまで彼らの表現であり、本当に伝えたいこと、主張の本質ではないのです。
本当に伝えたいことは、分かって欲しい、というシンプルな想いなのです。
幽霊になってまでここに残っているのは、一体何故なのか、分かってもらいたいだけなのです。
確かに、一つの専門分野として仕事になるほどですから、彼らの主張を聞き、彼らの思いを汲むのは、決して簡単なことではありません。
しかし、こういう背景を知っていれば、いたずらに幽霊を怖がることはなくなりますよね。
また、その必要もない、と分かるはずです。
法力でやっつけるとか、聖なるパワーで滅するとか、バトル漫画ではないのですから、その発想自体がズレていますよね。
彼らも私たちとそう変わらないのですから。
そして、最も大切なこととして、多くの方に知ってもらいたいことがあります。
それは、
「どんな霊も、私たちを幸せにするために存在している。」
ということです。
幽霊だって、そのことを感覚的に知っているのです。
幽霊(死霊、怨霊なども含む)と守護霊の違いは極めてシンプルです。
生きている人を幸せにする、と決意するかどうか、それだけなのです。
私は、神官・錬金術師として、基本的には彼らの主張を聞きますが、あまりにも理不尽なことばかり主張する幽霊には、本気で怒ることもあります。
「いつまでも自分勝手なことをぐちぐち言ってないで、子孫や縁者を幸せにしに行け!甘ったれるな!」
と。
そうすると、彼らも
「そうだよね。分かった。やってみるよ。」
と納得してくれるのです。
時々、子孫も縁者も辿れないし、どうしていいか分からなかったよ、とショボくれて戻ってくる霊もいます。
そういう時は色々レクチャーしたりすることもありますが、それをしてもしなくても、実は既にその霊は癒され、進化しているのです。
人を幸せにしようと決意した段階で、最早幽霊ではありません。
新たに守護霊としての旅が始まっているのです。
ハードな幽霊ほど、凄まじい意志力を持っていますから、守護霊になってくれれば百人力なのです。
幽霊をどのように認識しているか、ということがその人の霊的世界観の根底に関わる、と書いたのはこういう理由です。
「何故?どうして?本当にそうなの?」
という問いを突き詰め、深く考えるということが、自分自身の肉体を通して体験する霊的世界の風景を、美しく優しいものにしてくれます。
それは、自分と関わる相手を、優しさと愛情をもって、ニュートラルに見る、という生き方でもあるのです。
怖れに根差した価値観を根底に据えれば、その人の霊的世界は、伏魔殿のような地獄絵図になりかねません。
「こういう世界は素人が関わってはいけない。怖ろしくて危ない世界だから。」
と霊的世界をまるで地獄であるかのように喧伝する方も一定数おられますが、多くの場合そこに理由は無いのです。
そういう方に、
「何故そう思われるのですか?」
と尋ねると怒られたりします笑
「私の霊感でそう感じるんだから、そうに決まってるでしょう!地獄に落ちるわよ!」
というような具合です。
しかし、直観や霊的な情報をキャッチするセンサーは、好き嫌いと混同しやすいという性質があることを忘れてはなりません。
詳しくは、
をお読みください。
スピリチュアルや精神世界の分野では、考えるということを愚か者の行為のように否定する考え方に出会うことがあります。
「思考ではないの、感じて。あなたは論理で武装しているのよ。その鎧を脱ぎ捨てて、感じてごらんなさい。わかるから。」
英語で言うと、
「Don't think. FEEL!!」
ですね。
ブルースリーのファンの方なのでしょうか笑
冗談はさておき、ここまで読んでいただいた方には、これは自分と他者を幸せにするスタンスとは言えない、ということがお分かりいただけたと思います。
考え、探求し、深めていくことと、論理を超えたところでピュアに体験することは、どちらも大切なことで、どちらかが欠けるとバランスを失います。
何度かブログで紹介していますが、このスタンスこそ神官・錬金術師の真骨頂であり、原因探求と惟神(かむながら)の両輪そのものなのです。
生きている人も、そうでない人も、みんなで協力しながら、幸せに向かって歩んでいけたら、素敵ですよね。
私はそんな世界に生きたいと思います。
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思考も直観もバランスよく活用し、霊的にも、現実的にも、みんなで幸せになっていきましょう!
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