spin2011さんのブログ -29ページ目
少年たちは四季の色に染まりやすい
イノセンスを抱いて駆け足で過ぎる季節たち
太陽のあこがれ
君の笑顔が降り注いでいた
一秒この時がなんて美しいのだろう
生きる事
若さの無謀なイノセンスさえ賛歌したくなる
こころに刻まれた真夏の蒼は後悔を語らない
肩を押されて大人になることに戸惑いはあるけど
君のあの時の優しいまなざしが
過ぎる夏を鮮やかな思い出に染めていく
少年の夢は凡庸になっていく
それでいい
君がこの空のもと生きていれば
きらきら光る真夏の欠片とともに歩いて行こう
偽りだらけのこの都会で
生きる術を学んだけど
それは夢を諦める事じゃなく
あこがれというイノセンスを抱いて生きる事
時が夏を諦めるみたいに
僕は君を失ったけど
胸に刺さった太陽の矢は抜けはしない
これからも僕は夏を抱いて生きてゆくだろう
少年の夢は無垢にして汚れを嫌う
愛の波にすべてを委ね君を旅に誘おうか
貴女の苛立ちが愛に興ざめた男への諦めならば
引き潮がまた満ちるまで待てば良い
僕らの愛が哀しい愛ならば
僕はおさな子に帰ろうか
君の思いを純潔に守れるだろう
地球儀を逆に廻し今日という日を君と過ごそうか
昨日に遊びし夢を連れて
やがて夏がこの街を包む
スクリーンは愛を繰り返し僕らの愛は甦る
あの夏見つけた飛行船
夢をぶらさげてどこに飛んだ
憧れは辿り着けない愛に似て無情なり
君の気だるさがシュールなほどに甦る愛を告げる
さあ古い夢を今日に着替えて
貴女の吐息を待ちいざ今旅に出よう
あたたかい
何もかもが夏の名残りのように
肩を濡らす雨が貴女の熱に溶ける
秋に向かうカーブが微かな僕らの温度差
もう少し傍にいて欲しい
いびつに絡んだ糸に貴女の愛は苦しんでいる
ほどくことが僕にできたのなら希望も見えるだろう
奴の影が揺れる
その細い肩は答えを出せずに震えている
貴女を見つけたその瞬間
胸に刺さった予感は変わらない
僕の腕に戻ればいい
真夏に加速する想いを持て余し
僕はやがて忍びくる秋に戸惑っている
何故あの時君を抱き締めなかった
愚かなリグレットが9月の雨に親和する
ふたりのピアノ線が弾くエチュードが
雨音に変われば僕は少し大人になれるだろうか
憂鬱に時は過ぎ
君を取り戻せない想いだけが今もなお僕を苦しめる
嗚呼無為に過ごした独りの過去を奪い返せたら
どんなに倖せだろうか

