蘭のブログ -30ページ目

キサラギ

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2007年
監督:佐藤祐市


面白いだろうとは思っていたのですが、こんなに面白いとは!

マイナーなアイドル如月ミキの追悼オフ会に集まった、なんとも奇妙な5人組。

サイト管理人家元(小栗旬)のもとに集まったそれぞれいわくありげな4人の男たち、
オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘。
話が進むうちに、それぞれがミキちゃんとなんらかの薄からぬ接点があったことが
わかってきます。

ミキちゃんの死は自殺か他殺か…5人の話からだんだん真相があきらかにされてきます。

安男(ドランクドラゴンの塚地)には冒頭から笑ってしまいました。

なんとも可笑しく、でもなんとなくホロリとくる、傑作です。

最後に5人がミキちゃんのへたくそな歌のライブフィルムに合わせて、踊りまくるシーンが最高!
最後までしっかり大笑いできる期待を裏切らない映画でした。

もう一度じっくり見たいな。








つぐない

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2008年 イギリス
監督:ジョー・ライト


公開している劇場が少ないですが、この映画はとてもいいです。是非見てみてください。

未だに余韻を引きずって、どよ~んと思い気分です。
原作(イアン・マキューアン)を読んでいる方は別ですが、映画だけ見る方は事前にあまり予習を
していかない方が、見終わった時の沈んだ気持ちが大きく、映画として楽しめる(?)と思います。



ブライオニーは想像力豊かで本を書くことが好きな13歳の少女です。
家政婦の息子ロビーにほのかな恋心を抱いていましたが、そのロビーはブライオニーの姉セシーリア
に好意を持っていて、セシーリアも身分違いではあるものの彼を愛しているという自分の本当の気持
ちに気付きます。
二人は図書室で初めて逢引きしますが、ブライオニーがたまたまそれを目撃してしまいます。
丁度その時屋敷の敷地内で事件が起き、ブライオニーは姉への嫉妬心からその犯人がロビーだと嘘の
証言をしてしまいます。
その嘘がそれからのセシーリア、ロビー、ブライオニー、三人それぞれの人生を大きく狂わせていく
ことになるのです。



ブライオニーの嫉妬心がとても良くわかるのです。
だから彼女を攻める気になれないのですが、多感な少女期のちょっとした(?)嘘がこんなにも
大きくその後に人生に影響してくるなんて…見ていてとても辛くなりました。
戦争があったから余計最悪の状況になったのか、戦争が無くても同じことだったのか…。
どちらにしても、一生かかっても償えないことがあるのだ、と気持ちが重くなってしまいました。
最後は辛くて涙が出てしまいました…。

少女期のブライオニーを演じているシアーシャ・ローナンがとてもいいです。







フィクサー

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2007年 アメリカ
監督:トニー・ギルロリ


ジョージ・クルーニーは良かったです。彼の扮するマイケル・クレイトンは
大手法律事務所に勤めているものの、仕事は「フィクサー=もみ消し屋」といわれる公にできない
ような案件を裏処理する華々しくないものです。
私生活でも離婚していて、おまけに従兄弟が抱えた8万ドルもの借金の肩代わりまで引き受け
ています。
そんな彼が、農薬会社の3000億円の集団訴訟をまかされていた弁護士仲間アーサーの奇行からの
トラブルに巻き込まれ…。


最初、場の状況と人間関係がさっぱりつかめなくて、事前に予習してくるんだった、と
後悔しました。マイケルの立場もよくわからなかったし、彼の家族関係も(親戚が集まるのですが、
どういう関係なのか、説明もなくて…)複雑なようで、そういうシチュエーションを把握するのに
前半を使ってしまい、変に疲れました(^^ゞ

アーサーを黙らせようと非常手段に出るカレン(ティルダ・スウィントン)は迫力満点で、見ていて
ドキドキしました。「手段は選ばないわ」と言ったものの、自分で下した決断の恐ろしさに怯える
様子がよかったです。

でも、やはり話が少々わかりにくく面白さとしてはイマイチだったような…。
期待しすぎたかな…。