今週の日経平均の暴落で株の怖さを知った人も多いのではないかと思います。下落期間が短ければよいのですが、これが長く、そして繰り返し続いた場合は、心が折れるかも知れませんね。FIREを目指す人も、一つの意見として僕のブログ「要注意!人生100年時代とFIREについて」を参考にしてもらえたら嬉しいです。
さて、今回のような暴落を経験するとやはり株はリスキーだ、と考えてしまうかも知れません。下がった時に売ってしまった人は、本日の株価上昇でも怖くて出遅れたかもしれませんし、売った価格よりも高く買った場合は、来週にまた下がったりすると、かなり損をした気分になり精神的によくありません。そして、取り返そうとして悪循環が・・・。そんなことが頻発すると、何のために豊かな生活を目指して投資をしているのか・・・ということで退場してしまうかも知れませんね。
先ず、長期投資の場合は、株価が下がることも予め想定内とし、暴落時には分散効果でダメージを軽減できている筈ですから、リバランスを行って、将来の資産価格上昇を楽しみにしておけばよいでしょう。ポートフォリオの設計を間違わなければ、かなりストレス・フリーな投資も可能だと思います。手法については、以前のブログ「投資ポートフォリオの設計!」を参考にしてください。株価の下落が精神的に辛い人は長期投資の比重を大きくし、大きな短期利益よりも着実な長期利益を目指した方がよいと思います。
次に、短期投資の場合はどのように考えるか、ですね。通常、短期投資の場合は「波に乗る投資法」になるのですが、波の読み違いによるリスクが高くなり、リターンとロスが双方大きくなります。バラツキが大きくなるという意味です。大概の個人投資家はリターンよりも大きなロスを作ってしまうと言われています。人間の心理は普通に行動すればそのような結果になってしまうようですね。ですから、機械のようにルールをしっかりと決めて実行できれば、長期投資の3倍程度のリターンが年率で得られるかな、というのが僕の経験則です(10年、20年が経っても同じことが言えるように頑張ってますが)
では短期投資において、株価の下落局面では一旦、すべて売ってしまうのがよいのでしょうか。
今週の暴落局面ではニュースが一斉に「インフレ懸念」、「金利上昇懸念」を理由にあげていました。この場合は売るとしても、先ずは、30%~40%程度でよいと思います。下落の理由がどのように変化するかを見ながら方針を決定していくのです。もし、理由が「今迄に十分報道された事柄」であれば、ナイフが下落するのをチャートなどを活用して待てばよいと思います。ですから、僕は今回、金利やインフレ以外の理由を探していたのですが、特にこれといった理由は見つかりませんでした。なので、今のところはポジションを縮小せずに、売買でより割安になった銘柄に乗り換えただけなのです。
気を付けるのは、何かをきっかけに得体のしれないことがおきる場合だと思います。分かっている問題ではなく、今迄分かっていなかった問題が現出するかどうかに注意を払い、それがなければ、再び戻ってきた波に乗るのが短期投資だと思います。
今回の、インフレ懸念や金利上昇懸念は、未曽有の金融緩和が始まってからずっと皆がいつかは来ると心配している事柄ですね。少し古い話ではギリシャの財政問題、中国のシャドーバンキング問題なども同様です。それが語られているうちは、あまり心配はいらないと思います。そこに問題があると言われている場合は、解決策を準備する時間が政策決定者にあるからです(政治が機能不全ではない場合ですが・・・) パニックが起きても、しかるべきタイミングで経済対策や政治的妥協などのニュースが追いかけてきます。そして、その時には下がっていた株は急上昇するというパターンですね。
今回はマクロ的に金利上昇懸念が早すぎるというのが注意する点かと思います。もちろん、株式市場は将来を先取りして動くので、ジム・ロジャーズが言っているように近い将来に悲惨な大暴落がくると市場参加者が考えていて、早めに逃げ出そうと皆が思っているのなら怖い話です。そういったことは市場を見ながら判断するしかありません。パニックは何が起きるか分からない、対応策も分からないという時にドカンとやってきますので、その見極めが大切だと思います。そして、渦中でそれを冷静にキャッチするのが個人投資家には簡単ではないと思います。
ですから、長期投資に比べると、短期投資は精神的にはキツイと思います。僕は短期投資の比率は市況がよい間は、資産の3割~5割で行っています。しかし、もっと比率を下げて最終的には2割~3割以下にしていこうと思っています。そのタイミングは少しくらい利益を諦めても市場よりも早く動きたいと思っています。