問32 コーチングとスピリチュアリティの関係性とは?
答32 繋がりがあります。メソッドの発想の起源は「ヨガ哲学」です。
本日の問答記録 (2015年 10月 ヨヨギ某所)
まーちゃん
きもちのよい秋晴れの日が続いていますね~。みなさまこんにちは。
スピ100も気分一新、秋のスタートです。
この数年「企業研修」に取り入れられたり「セミナー」が開催されたり、、、と、
よく目にする「コーチング」。
おふたりは「コーチング」は受けたことありますか?
マナブー先生&もっさん
ないですねえ~ (声を揃え
まーちゃん
ちらっと話を聞いたところでは、とても実用的な考え方のメソッドという感じなのに、何かその、漂う雰囲気が「スピリチュアル」ジャンルのものに似ているのです。これはどこか関係があるってことですか?
マナブー先生
そうですね。
この「コーチング」を語るのに、重要な起源の一つとして「インナーゲーム(インナーテニス/インナーゴルフ/インナースキーの3部作)」があります。これは1970年代にハーバード大学心理学専攻していたT.W.ガルウェイ氏が著した新しいスポーツ指導の方法が書かれた本です。
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では「コーチング」のもととなった、この「インナーゲーム」について少し説明します。
実力のあるテニスプレイヤーでもあったガルウェイ氏は、生徒にテニスを指導する際に、それまで一般的におこなわれていた「外面から形を覚えさせる」方法ではなく、「自分の内面に意識を向ける」ことを説きました。
「正しい答えは自分のなかに最初からある。正しいフォームに関する情報を外から加えなくても、自分の中に眠っている内在智を内から引き出せば結果として自然と正しい動きが導き出される」という上達方法を考案したのです。
言うなれば、通常わたしたちが自分自身にむかって「ああしろ、こうしろ」と内言として常に語りかけている顕在意識(セルフ1)の声を抑えて、「内在智」を有している潜在意識(セルフ2)にゆだねることができれば、その人にとって最善の結果が自ずと導き出せるというものです。
セルフ1の出しゃばりを抑え、心の中で起きているインナーゲーム(心の勝負)に勝つことで、アウターゲーム(実際の勝負)に勝つ指導です。
──で、ガルウェイ氏がこの発想に至った源にあったのが「ヨガの思想」だったのです。
まーちゃん
「コーチング」の起源のひとつが「インナーゲーム」→「インナーゲーム」の発想の源が「ヨガの思想」。
これはヨギーニとしては、詳しく聞きたいです。
マナブー先生
わたし自身も出版された70年代中頃には「インナーゲーム」にはとても興味をもっていました。
というのも、20歳のころヨガの道場に1週間行ったことがきっかけで、体育学科に学士入学。
研究室に入って研究テーマを探している頃に「インナーゲーム」がちょうど話題を呼んでいて、その起源が「ヨガ」だと知り、まずピーンときましたね。
さらに、ガルウェイ氏がテニスをテーマにした「インナーゲーム」を著したあと、「インナーテニス」「インナーゴルフ」と「インナースキー」を出版し、たまたまわたしがその3種目のスポーツ、テニス、ゴルフ、スキーを専門としてかなりやっていたこともあって、これは論文のテーマにできそうだ! と思い、この方法を使った指導実験などもおこなっていたんです。
カルフォルニアに「インナーゲーム研究所」ができると聞いて、お金があったら行きたかったところですが(笑
そういう状況にないまま、ビジネスへの応用が始まったという話は聞いていたのですが、自分の興味の対象が変わったこともあり、その後情報が途絶えて、どうなったのかは気になってはいたのですがそのままに。
そして「インナーゲーム」という言葉と再会したのは、20年後。1990年代に、わたしが主催したとあるセミナーで講師に招いた方の話のなかでした。講師の方の「コーチングの起源は、『インナーゲーム』というテニスの指導メソッドにあったんです」という話を聞いて、その繋がりにとても驚いたことを覚えています。
今では「インナーゲーム」自体を知っている人がほとんどいないかもしれません。
なので「コーチング」の起源が「ヨガの思想」にある、ということを自信をもって説明できる人は、あまりいないんじゃないでしょうか、、、、。
思いおこせば、最初に行ったヨガの道場でも、「答えは既に自分のなかにある」という「内在智の教え」というのを、習っていました。
「コーチング」では、アドバイザーやカウンセラーとも違う立ち位置で、受け手の言葉を傾聴、反復することを通して、受け手の気持ちや情報を整理し、そのひとの中に眠っている答を引き出していくお手伝いをします。
実はこの「答え」、自分で瞑想して答を引き出せるようになるもの。(それを促進するのが、いま流行りのマインドフルネス瞑想など...)
ただ、瞑想に慣れていなかったり、複雑な状況で混乱がおおきい場合には、「コーチング」はとても有効な手段だと思います。
そんなわけで、「コーチング」ももとをただすとスポーツ指導の「インナーゲーム」であり、「ヨガの思想」が入っているので、スピリチュアルとかなり近い位置にある、といえるでしょうね。
もっさん
なるほど、、、、源流はそこにあるんですね。 繋がっていますよね!
スピリチュアル「見えないもの(魂、本質、内在智・・)」から「具現化」されていって、判りやすく扱えるかたちになって実際にその人の能力を向上させる、そしてそこにひとが自然と集まってくる──と。
まーちゃん
「コーチング」のもつ雰囲気含め、とっても納得です。
その時代時代の現実の問題解決の役に立つように、見え方は変わっていっていても、
メソッドの源流をたどると「ヨガ哲学」にあり、、、、
「ヨガ哲学」の奥深さを感じます。
とても勉強になりました!
本日はありがとうございました(^-^)ノ
マナブー先生&もっさん
ありがとうございました(^-^)ノ~~(^-^)ノ~~
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Photo credit: JanneM / Foter / CC BY-NC-SA







