MSA と診断された人達へ。
多系統萎縮症なんて名前の病気があったんだ。セキショーって言われて、色々調べて、これじゃなきゃいいなって思ってた人も多いだろう。私は、多系統萎縮症と確定されてまる2年になる。進行は遅い方だと思っていたが、多系統萎縮症の教科書通りに進んでいる。多系統萎縮症というのは、多くの場合(私見です)あらゆる可能性を(遺伝性の脊髄小脳変性の)1つずつ潰して最後に残った病名、つまり、何も解らないって事だと思ってます。この画像で遺伝子検査が陰性なら、多系統萎縮症って診断してるんじゃないかと思ってます。あくまで私見です。メッセージを頂きました。介護されてる奥様からです。個別の症状について医者でもない私が何か言う事はないです。ただおっしゃられているのは、旦那様の進行が人と比べて早い気がするって。比べているのはSCA の方でした。あえて言いたく無いことも、書かなきゃいけないと思ったから書きます。多系統萎縮症と診断されたら、それは遺伝性のSCA とは、全く違う病気だと言う事を認識しておいて下さい。同じSCD というくくりで、出現する症状もにている。だからと言って同じ病気じゃありません。同じように時間があると思わないで下さい。発病機序も違います。ある日、自分(MSA 患者)とその人(SCA 患者)との進行の差に愕然とします。症状も進行速度も個人差はあるでしょうけど、概ねそうです。だからと言って、誤解しないで下さい。MSA の人もSCA の人も違いを認識するだけです。MSA というのは、そういう病気、SCA っていうのはそういう病気、ここをハッキリ認識して一喜一憂したり、傷ついたりしないで下さい。IPS 細胞を使ってパーキンソンの薬がALS に効果があるかもって発表されました。私達の病気でもどこかで、同じような研究がなされてます。まだ、諦めるのは早い。