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sphere

自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

「一度でいいから
思いきり
愛されてみたい」と 笑った
眩しい暗闇に背を向けて
どす黒い海を見つめながら

優しい手が 声が 瞳が
全てが ひとつを指して
銀色の針 きらきらと
言葉のように 輝いた

その 手を
どうして 一度だって
掴んで 引き寄せたなら
その 声を
どうして 忘れて
しまえば
良かったのに

「一度でいいから
思いきり
愛されてみたい」と 笑った
変わらないままの表情が
セピア色に 融けないままで

優しい手は 声は 瞳は
濁った水の向こう側へ
君の嘘を 本当の嘘を
身勝手に 捨ててしまった


その手を
どうして 一度だって
掴んで 引き寄せたら

その手を
どうして 一度だって
差し出してくれたなら

その声を
子守唄のように
聴きながら

繋いで
その手を

同じ あの 海へ
















久々すぎて申し訳ないですが新作です。
と言っても、元々最初の1フレーズだけ書いて放置してたのを発掘して完成させたものです。
最近実は全く書いてなかったので、苦戦しました・・・

「君」のイメージは、今回は珍しく男性。
いつもは逆なんですけど、なんとなく。

後半の短い言葉は勢いで書けていい感じです。
ノッてきたというか、頭の中に明確なビジョンができてくるというか、そんな感覚でした。

何の話か、読んでいくにつれわかるのではないでしょうか。
なんかこう、毎度のことながら暗くてすいません。

感想お待ちしています。
 

ようやく移転作業が終わったので。

2008年くらいに始めた歌詞・詩などの創作サイト「Sphere」を、このたびアメブロに移転することになりました。
最近ずっと投稿が滞っていて申し訳ありませんでした。

今後、ブログリでは更新しませんが、跡地としてそのまま残しておく予定です。
また、twitterでこのサイト用に新しくアカウントを作りました。
@kou_sphere13 です。
更新通知、雑記などの予定です。たまに愚痴を吐きますが放置しておくとそのうち復活しますのでお気になさらず。

簡単ですがこのくらいで。

ブログリでお世話になった方、コメントなどくださった方、本当にありがとうございます。
そして、アメブロにもときどき遊びに来ていただけると幸いです。

改めて、管理人kou、そして当サイトSphereを、よろしくお願いします。

(P.S.)この記事以前のものはすべて、ブログリ時代に投稿していた作品の一部改訂したもの、になります。
この記事より新しいものは、新作ということになります。


暗い夜空に 響く雨音
僕を閉じ込めるようで
何度となく 繰り返し
手紙を読み返した


あなたに届くようにと
必死で綴った言葉
色褪せていく事を怖れて
手放せないまま


レイニー、レイニー
この声が聴こえますか
臆病な僕には
あなたが見えないのです

例えば あなたに
言えなかった言葉は
幾らでも 溢れるのに


暗い夜空に 響く雨音
僕を閉じ込めるようで
不意に 落ちる雫が
涙に 見えた

あなたに見られないように
そんな言い訳をしては
巧くなった嘘を吐き出して
触れられないまま


レイニー、レイニー
この声が聴こえますか
あなたがくれた世界で
僕は笑えていますか?

例えば あなたが
隣で 笑うなら
意味のない願いだけが
まだ どこかで


喧騒に満ちた空気の中
あなたは僕の手を引いた
『早くあの飛行船に乗らなきゃ』

ずっと近くなった空の下
大きな白い飛行船
「―――会いに、来ました。」


レイニー、レイニー
この声が聴こえますか
臆病な僕でも
あなたに届きますか

レイニー、レイニー
この声が聴こえますか
あなたがくれた世界で
僕は笑えていますか?

例えば あなたに
言いたかった無数の言葉を
きっと僕より素直な雨空へ
あなたへ

届いて





















20130530

わりと苦戦しました・・・。
サビ部分にリフレインが欲しいと思い、なんとなくレイニー。特にひねりもなくRainyです。
打ってる途中でレインミーという打ち間違いを起こしました。 Rain me、これはこれで良いかもしれません。
常連で読んでくださっている方にはわりとおなじみかもですが、雨=涙という安直思考です。

この詞には明確なモデルがあります。
水鏡希人さんという方の「君のための物語」という作品に出てくる、(第1章時点で)作家志望「だった」男性と画家志望「だった」女性です。
本当にこの小説が大好きで、いつか題材にしたいと思っていて、今回ようやく書けた感じです。1章以外のお話も大好きですが今回はこの二人で。

勝手なイメージですが、作家志望「だった」男性(小説中における「私」)はちょっと不器用な男性だと思っています。そこそこ鈍感ですし。だけどそこが、いい意味で人間らしくて好きなんですけど。

また続き出ないかな。
淋しいのを嫌う君が
真っ白な世界で笑った。
「君を独りにしないように
あたしがそばにいてあげる。」

その 拙い約束を
「君を 守らなきゃ」

約束よ。
動けなくなっても
あたしを 繋いでいてね
二つ分の終わりが来るまで
隣で 待っていてね

淋しいのを嫌う君を
暗い部屋から出してあげた。
「君を独りにしないように
僕がそばにいてあげるから。」

遺された 約束を
君がいた証を
君と 僕の 想いを
「君を 守らなきゃ」

約束しよう
僕の終わりまで
君を愛し続けるよ
触れる温度に怯えながら
それでも 怖くはない

泣きたくなるような
溢れる感情を
僕にくれたのは君だった。
痛いほどの愛を
君に すべてを
ただ ひとつ 返せるなら
「もう 淋しく ないよ。」

「約束よ。
動けなくなっても
あたしを 繋いでいてね」
ひとつめの終わりから 流れた
時間が 終わる前に

「約束しよう
僕の終わりまで
君を 愛し続けるよ」
崩れてひとつになれるように
隣で 手を 繋いで

「お待たせ」って
笑った。





















20130530

タイトルが最大のネタバレなので改題したほうがいいかも(最初にタイトルが浮かんで展開した詞ですが)・・・とか書いてましたが結局そのままにしました。
逆にタイトルが違えば、普通の恋愛ものに見えなくもないですかね。無理か。

ずばり、テーマはネクロフィリア。死体愛好とかそんな。
自分がタイトルに使ったニュアンスとしては、動けなくなった女の子の側で寄り添ってる感じです。

純愛っぽく書きました。たぶんファルセット多めのミディアムバラードです。ピアノとストリングスが前面に出たバンドサウンド、みたいな。ギターソロで泣かせるみたいな。

スペースを入れる位置とか、鍵括弧の有無とか、こう・・・「歌詞カードを見ないと気づかない表現」が大好きなのでけっこう多用してるわけですが、そういうのどうでもいい人のほうが多いんですかね。
今時CD買わずにDLって時代ですし、歌詞見ない人も多いのかも。
まだ10代なのに時代に取り残されてる気分です。だからって流れに付いていこうとはこれっぽっちも思いませんが。


まとわりつくグレーの空気
惰性に溶けた街の中を
走り出すには重い足で
迷子のように ただ 歩く

「主観」の枠から追い出した
雑音(ノイズ)で包み込んだ夢が
薄っぺらなリアルを叫ぶ
壊れかけた電灯の下

ありきたりな今を生きていて
他に欲しいものなんてないさ
それでも 何故か ただ
止まったままのような気がした

絡み合った糸につまづく
苛立ちは妥協に紛れて
無意識に動かす足で
ため息の中 ただ 歩く

揺れる窓越しの光さえ
流れ星のように見えていた
変わらないはずの街並みに
軋むレール 唄が響いて

ありきたりな今が無かった夜
あの唄はどう聞こえたのだろう?
馬鹿みたいな
「もしも」が心臓を支配して

繰り返すだけじゃない
終わらない夜が無いように
少しずつ動いていく今を
その 目で 見て

ありきたりな今なんかじゃなくて
違う名前だってあるはずさ
たとえば ほら
”僕”という名前を付けてしまえば

壊れかけた電灯の下で
進む速度は違うとしても
僕だってさ
ちゃんと歩いてるんだ
電車から星を眺めた夜
あの唄が 聞こえた気がした






















20130528

これもずいぶんと寝かせた詞です。3回ほど改訂しました。
登場人物は二人。何故かいつもそうですが。
サラリーマン3年目ぐらいの青年と、彼と同年代くらいのストリートミュージシャン。
今回はサラリーマンのほうを主人公にしましたが、逆バージョン作ってみても面白いかもしれません。

この詞はかなり明確にイメージが浮かんでいました。場所のモデルは地元大阪、当時工事中だったJR天王寺駅です。
『新しくなった場所は結構明るいのですが、構内の端の方になると色んなものがわりと古いままで、薄暗い印象があるんです。
天王寺駅は最近歩道橋も新しくなったのですが、工事開始前はよくその上で弾き語りなども行われていました。
なので、JRの駅側の薄暗い歩道橋下あたりをイメージしています。』
当時こんなこと書いてました。現在はそこそこ完成して、新しい歩道橋でもたまに弾き語りやってますね。

ちなみに電車のイメージはJRではなく、歩道橋を渡った反対側の阿部野橋駅から乗れる近鉄南大阪線です。こちらの方がなじみがあるので・・・w
(駅はだいぶ古いし、乗ってるとJRとかより揺れるんです。ちなみに最寄り駅が各停しか止まらないので彼が乗っているのも各停です)

ちょっとした出会いで、自分の中に眠っていた何かを思い出す、そんな感じの唄です。