necrophilia | sphere

sphere

自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

淋しいのを嫌う君が
真っ白な世界で笑った。
「君を独りにしないように
あたしがそばにいてあげる。」

その 拙い約束を
「君を 守らなきゃ」

約束よ。
動けなくなっても
あたしを 繋いでいてね
二つ分の終わりが来るまで
隣で 待っていてね

淋しいのを嫌う君を
暗い部屋から出してあげた。
「君を独りにしないように
僕がそばにいてあげるから。」

遺された 約束を
君がいた証を
君と 僕の 想いを
「君を 守らなきゃ」

約束しよう
僕の終わりまで
君を愛し続けるよ
触れる温度に怯えながら
それでも 怖くはない

泣きたくなるような
溢れる感情を
僕にくれたのは君だった。
痛いほどの愛を
君に すべてを
ただ ひとつ 返せるなら
「もう 淋しく ないよ。」

「約束よ。
動けなくなっても
あたしを 繋いでいてね」
ひとつめの終わりから 流れた
時間が 終わる前に

「約束しよう
僕の終わりまで
君を 愛し続けるよ」
崩れてひとつになれるように
隣で 手を 繋いで

「お待たせ」って
笑った。





















20130530

タイトルが最大のネタバレなので改題したほうがいいかも(最初にタイトルが浮かんで展開した詞ですが)・・・とか書いてましたが結局そのままにしました。
逆にタイトルが違えば、普通の恋愛ものに見えなくもないですかね。無理か。

ずばり、テーマはネクロフィリア。死体愛好とかそんな。
自分がタイトルに使ったニュアンスとしては、動けなくなった女の子の側で寄り添ってる感じです。

純愛っぽく書きました。たぶんファルセット多めのミディアムバラードです。ピアノとストリングスが前面に出たバンドサウンド、みたいな。ギターソロで泣かせるみたいな。

スペースを入れる位置とか、鍵括弧の有無とか、こう・・・「歌詞カードを見ないと気づかない表現」が大好きなのでけっこう多用してるわけですが、そういうのどうでもいい人のほうが多いんですかね。
今時CD買わずにDLって時代ですし、歌詞見ない人も多いのかも。
まだ10代なのに時代に取り残されてる気分です。だからって流れに付いていこうとはこれっぽっちも思いませんが。