学習法4.演出に注目する


映画の何氣ないワン・シーンにも、マーケティングで使えるテクニックがあったりするのでビックリです。

アメリカで有名なマーケッターにジェイ・エイブラハムという方がいます。

彼が実際に映画のワン・シーンをマーケティングに使った例を紹介しましょう。

マトリックスという映画ご存知ですよね?

革命の指導者であるモフィアスが、ネオ(映画の主人公)にコンタクトをとった方法を覚えていますか?

そう、ネオがオフィスにいるときに宅急便が届きます。そして箱を開けると携帯電話が入っていました。そうするとおもむろにその携帯電話が鳴ります。

電話にでると相手はモフィアスだったわけです。

これが実際のビジネスの世界でつぎのように使われました。

ある中堅の広告代理店が大手クライアントにアプローチしようとしていました。そのクライアントは、ワンマンの社長が広告を仕切っています。

その代理店は、何度もクライアントにアプローチし、社長に会おうと試みますが、どうしても相手にしてくれません。電話を取りついでくれないのです。

そこでジェイがコンサルタントとしてその代理店に提案した方法は、中学生くらいの子供に宅配物を持たせクライアントに運ばせました。

受付嬢は、相手が中学生なので氣を許しています。その子供は、自分が運んだ宅配物が確実に社長に届いたことを知りたいと受付嬢に言うと、その受付嬢は社長に宅配物が届いたかを確認してくれました。

これを聞いた宅配の子は、代理店の担当者に電話を入れます。

そして・・・

わかりますよね?

代理店の担当者は、すぐに携帯電話を使って無事社長と話をすることができたというものです。

どうですか?パワフルでしょ?

このようにマーケティングを学ぼうと思えば、いくらでもそのやり方はあります。何も本を購入したり、セミナーに参加することだけじゃないんですね。

あなたの周りにマーケティングのヒントはゴロゴロしているのですから。

最後にもう1つマーケティングを学ぶ上でとっても重要なポイントとその学習法をお教えしましょう。

それは、買い物を好きになることです。

何も自分が買い物をするだけではなく、他人の買い物についても興味を持つことです。

友人や家族が買い物に行くのであれば、それについて行くようにしましょう。

そして、友人が商品を手にしたり、カゴに入れる行為をしっかりと見ていてください。それから時折尋ねてみてください「どうしてその商品を手にしたの?」と。

それから、デパートや商店街に出かけて、人が買い物するときの行動を観察してみるとおもしろいですよ。

どのお店に人がよく集まるのか?どこに並べてあるどの商品に人が関心を抱くか?

そして、どの人が実際に購入するか?つまり、どの人がお客様になるのかを言い当ててみてください。

買うお客、買わないお客がわかるようになったらすごいし、面白いですよ。

私が以前コンサル会社に勤めていたときに先輩から教わったマーケティングの学習法。それは、電車に乗っているとき1つの駅の区間で最初に目に付いた看板広告をみて、次ぎの駅に着くまでに、自分ならその広告をどのようなものにするか考えるというものでした。

この教えは、独立して今になっても自分の習慣になっていて、電車(地下鉄じゃないですよ:笑)に乗ると、ついつい立て看板に目が行き「自分ならどうするか?」って考えちゃっています。

このように「ちょっと考えてみる」習慣をつけると、学習することが楽になるし、いつのまにか効果性のある広告文が書けるようになります。

よろしかったら試してみてくださいね。


次回は学習編おまけ記事です。


学習法3.ドラマや映画からヒントを得る


ドラマや映画を観るときは、常にその物語の先の先を読むようにして観るようにしてみるといいですよ。


映画監督は、観客に飽きられずにどんどんどんどん物語に引き込むように展開を編集しています。つまり、観客に喜んでもらうための工夫がその中にふんだんに仕掛けられているのです。


私の場合、ドラマを観ながら「この先、こうなるぞ」などと言うものだから、妻がちょっと迷惑そうですけど・・・

この観客を喜ばせる、飽きさせない工夫というのは、商売でも同じです。お客様にいかにして喜んでもらうか?これが商売の鉄則ですものね。


モノを売るという行為にも、物語が必要なんですね。

明日に続く・・・・


学習法2.日常のマーケティングにアンテナをはる

日常生活していると、本当にたくさんの情報があなたに送られてきます。DM、新聞広告、ラジオ・テレビ、eメール、バナー広告、電車の中吊り広告、雑誌の見出し・・・・

数え上げればきりがありません。

これを普段何も意識していないと、それは何の意味もなさないのですが、ちょっとだけ自分のこととしてその広告を見てみてはどうでしょう?

電車の中吊り広告を見て、自分が一番注目した見出しは何だったか?どうしてそれが氣になったのか?自分だったらその見出しをよりよくするためにどういう見出しにするか?

それから、何か特典やクジをキャンペーンとしてやっているとしたら、この特典によりこの会社は何をねらっているのだろう?もちろん、損をするような特典の提供などないわけですから、この特典のオファーによって、どこで儲けようとしているのか?と考えてみることです。

広告というのは、その広告を担当した人、広告会社でも「できる」と言われている人が担当しているわけです。

なので、その優秀な人から学ぶことのできるすばらしいチャンスなのですね。

この生のマーケティング教材を利用しない手はありませんよね。


続く・・・・・

学習法1.あなたの購入動機を知る

あなたの周りにある、これまで購入してきた商品を見渡してみましょう。そして、それぞれについてその商品を購入した理由を考えてみることです。

- どうしてその商品を購入したのか?

 必要だったから?純粋に欲しかったから?

- どうやってその商品を知ったのか?

 宣伝で知ったから?自分から探し求めて?

- お店(サイト)をどうやって見つけた?

 DM?検索エンジン?広告?

- どうしてそのお店(サイト)で買ったのか?

 安かったから?信用できると思ったから?

と、このように考えていくと、それぞれの商品カテゴリーごとに、購買動機・行動が異なることがみえてきます。

そうすると「あぁ、自分はこんな風に商品を購入しているんだな」ということがわかります。そうするとお客様に何かを販売するときに、そのマーケティングはどうすれば喜んでもらえるか?というのが見えてくるんですね。

これは机上の空論や学者の理論とは異なり、あなたの実際の行動パターンから見えてくる本物の消費者の購買行動ですから、大いに参考になる方法ですよ。


参考:

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以前、紹介したレポート『マーケティングの極意 』が好評だったので、今回は『マーケティングの極意 その2』を紹介します。

私が事業経営を始める前に、大手企業を対象とした比較的大きなコンサルティング・プロジェクトを担当しているときに、ごく当たり前のように信じていたマーケティングのセオリーがあります。

このセオリーは、経営・マーケティングの教科書で必ずといっていいほど書いてあり、ハーバードのMBAでも教えられています。

しかしながら、このセオリー、実戦ではまったくの役立たず!

これを信じて、経営したら大失敗すること必然です。

実際に私は、このセオリーに則ってマーケティングプランを立て、実行し大失敗しました。

この実戦で役立たず、でもMBAで当たり前のように教えているセオリーが何だか知りたいですか?

虎の巻読者のには、私と同じ失敗を犯して欲しくないので、特別に教えてあげますね。

それは、市場のニーズに応える、お客さんのニーズにあった商品・サービスを提供するという教えです。

「えっ、お客さんのニーズに応えることが間違ってるですって!本当に?」

そうです。これ本当なんです。

例えば、ニーズに応えた商品の代表例が、ダイエット・コーラでしょうか。

はじめてダイエット・コーラが市場に出たときを覚えてますか?大々的に宣伝していましたよね。

私もあまりに宣伝しているものだから、飲んでみたのですが、これが「まずい!」。

もう2度と飲むまいと思いました。かっこいい肉体をもとめて、ダイエットしなければというニーズはあるんですが、それよりももっと「おいしい」普通のコーラの方がいいと判断しました。

それ以降、コーラを飲むときは、ダイエット・コーラではなく、普通のコーラを飲んでいます。

このコーラの例を読んで、何か氣づきましたか?

実は、この例にはマーケティングの極意が隠されているのです。

それは『ニーズに応えるのではなく、お客のウォンツに応えなさい』という教えです。

販売という点でお客の行動の基点になるのは、お客の『感情』、つまり心の動きであって、決して頭で考える論理的な思考ではありません。

『ニーズ』というのは、頭で論理的に導き出すものなのです。これに対し、『ウォンツ』は、感情が導き出すものです。

先ほどのコーラで言えば、ダイエット・コーラ、これはウォンツではなく、ニーズの商品です。私は頭では、普通のコーラよりも健康のために、ダイエットのためにはダイエット・コーラの方を選ぶべきだろうなと知っているのですが、やはり普段飲み慣れた普通のコーラを買います。

どうしてかというと、普通のコーラの方が「おいしい」からです。いわゆる『ダイエット』目的の商品って、味の点では劣るものが多いですよね。

私も個人的に、ダイエットは確かに必要と考えてはいますが、医者から絶対にそうしなさいと言われているわけでもないので、やはり買うときには味の良い普通のコーラを買います。

つまり「普通のコーラのおいしい味を楽しみたい」というウォンツの行動をとるということです。

この『ウォンツ』に応えると成功するよということを証明するのに例をあげるのに困ることはありません。

例えば、昨年ですか、不景気のど真ん中にありながら、赤ワインが飛ぶように売れ、高級なレストランに行列ができる。銀座にオープンした高級ブティックが黒山の人だかり。

これはなぜでしょうか?

答えは明快ですよね。高級赤ワイン、高級レストラン、高級ブティックを利用する人達は、世の中が不況であえいでいるときに、特別に儲けたという人達ではありません。

単に「欲しい」という感情で行動したにすぎないのです。

ニーズはもともと論理的な動機なので、 不景気の時には、まっさきに論理的理由で削除される傾向にあります。

でも、ウォンツは人の行動の動機の1つ「快楽をもとめる」もので支えられるので、景気に関係なく売れる んですね。

まず世の中の商品は、必ずといっていいほどニーズを満たすために創られています。開発者が自分の経験や他人の意見を聞いて、「ニーズがある」から「それを満たそう」「売れるぞ」と思って開発するのですからね。

でも、そこまではいいのですが、そこから「欲しい」というところまで考えていないのが残念なところです。

マーケティングは、まさに「欲しい」という『ウォンツ』を創りだす作業なのです。