怖い話 総本山 ダイスケワールド -3ページ目

天使を見た事ありますか?

怖い話じゃないな、こりゃ(笑) まっ いっか 書いとこ♪

みなさん 天使を見たことありますか?
俺はあります!

五年位前かなぁ、うちの親父が北海道に出張に行くっていうんで 羽田空港まで車で送っていったんだ。
んでね、帰りは一人で帰るのがつまんないから友達を無理やり連れて行ったのよ。 S君っていうんだけどね。

でまぁ 親父を空港に降ろして帰りの車の中での話なわけだ。

このS君とは 気心の知れた仲でね、あーでもない こーでもないと くだらない話をしながら首都高ドライブを楽しんでいたんだ。
 そしたら 今までマシンガントークをかましてた二人がフッと会話が途絶えたのね。
なんか分かんないんだけどね。 
 別になんの意味もなかったんだと思う。
ただ お互いに話すのに疲れたくらいのカンジだったんだろう。
 急に無言のに時間帯が続いたんだ。

俺が運転してたんだけどね、走行車線走ってて 昼間の首都高この辺りは すげーすいてるんだ。
120~130キロ位出してたのかな?
前の車にすぐに追いついたんだ。
 この 前の車もそんなに遅く走ってるわけじゃないんだけどね、俺がスピード出し過ぎなんだけどさ(笑)
だいぶ車間距離が詰まってきてもう少し近くなったら追い越し車線に入ろうかなぁ・・・なんて思った時だった。

前の車ね、普通のセダンなんだけど 乗ってるのは運転手一人だけなんだぁ。
 でもね、後部座席の所に 何やら浮いてるんだよね。白いかたまりが・・・
 車間が詰まるにつれ その白いかたまりが何なのかが見えてきた。

大きさにしたら 40~50cm位のそれは 後部座席の上を左右に行ったり来たり不規則に浮いていた。 正確には飛んでいたって言った方が正解かもしれない。

そのかたまりは人の姿をしていた。
真っ白のワンピースに白髪そして真っ白い肌ってとこかな。 とにかく真っ白な人の形をした物体だった。

俺は前の車の速度に合わせ減速し、ギリギリまで近づいてみた。

あっ 天使だ。 そう思った。
なぜなら 背中に小さな羽が付いてて パタパタ動いてるんだもん。

俺は沈黙を破り S君に話しかけた。
「なぁ、前の車の後ろにさぁ」

そこまで言うと S君は俺の言葉をさえぎり、こう言ってきた。
「お前も気付いてたか。あれ、天使だよな。」

夢でも幻覚でもない。 二人して見てるんだから・・・
運転手は気付いてるんだろうか?
彼は天使を捕まえて車に入れているのか?
もしくは 彼には見えていないのか・・・


あれが本当に天使だったかどうかは今でもわからないけど、俺は天使だったと信じてる。

俺もS君も あっちゃこっちゃでこの話をしてるんだけど 
誰も信じてくれないんだよね(笑)

まぁ、普通は信じないわな。 天使だもん(笑)
あなたは信じますか? 
天使って いるんだよ♪



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代車の話

これは 去年の始めの話。俺の愛車が車検でね。
いつも頼んでる近所の工場に出した時の事なんだぁ。
 前に話した通り 車通勤なんで足が無いと困るんだ。
だから代車を手配してもらったんだけど、ぼろっちぃ代車でねぇ(笑) 中古のマーチだったんだけどね。
 愛車を工場まで乗って行ってそのマーチに乗って帰って来たんだけど、なんか乗った途端に気持ち悪くなったんだよね(笑) 普段はワンボックスに乗ってるんで小さい車は酔うのかなぁ・・・とか思って我慢して乗ってたんだわ。
気持ち悪くなる以外は特に問題は無かったんで工場にも言わなかった。

代車に乗って二日目。
俺ね、スーツ屋さんなんだけどね。 基本的にはお客様は裾上げだ なんだで買ったスーツを直してまた取りに来るわけなんだけど、中には「持ってきて」 なんて言う困ったお客様もいるんだよね。 顧客には逆らえませんので持って行くんだけどね。
たまたまその日 お届けが入っちゃったのよ。
あんまり乗りたくなかったんだけど徒歩で行ける距離でもないんで 気持ち悪くなるのを覚悟でマーチに乗って行ったんだ。

まぁ、お届けはすんなり済んで その後・・あんまり大きな声では言えないんだけど ちょっとサボって行こうかなと(笑)  まぁ 店長の特権で・・
ていうか、ホントに気持ち悪くてさぁ。少し休む事にしたんだ。
お昼寝ターイム♪
シートを倒してウトウトしてたんだけどね。

郊外の昼下がり 静かなもんだよ。
自分の寝息が聞こえる位・・・

あれ?自分の寝息って聞こえるもんかぁ?
 でも聞こえるんだ。 息づかいが・・
 確かに聞こえる。
「自分かぁ?」  半分寝てるから思考回路が鈍ってる。
状況が把握できてないんだな(笑)
「あれ?おかしい」  ようやく気付いて 息を止めて耳を澄ましてみた。

スー・ハーッ、スー・ハーッ 聞こえるんだよ。
すぐ間近で・・・
シート倒してるから 頭は後部シートの辺りなんだけど、
すぐ近くで聞こえるんだ。
ゆっくりとした呼吸音なんだよね。 まさしく寝息なんだ。
後部シートを見渡したけどなんの異常もない。
でも、耳を澄ますと また 確かに聞こえるんだ。
しかもかなり近い位置から・・・
 運転席のシートは全開まで倒してあった。
仮に後部シートに運転席を頭にして人が横になったら、きっと頭の位置は俺の頭のすぐ近くに来るはずだ・・
 そう、今ここに 見えない誰かが寝ているんだよ。

こりゃあ 昼寝どころじゃないよね。 あわてて職場に帰ったよ(笑)

そして その日の夜・・・

ほんとはもう乗りたくないってのが本音だった。
特に夜は(笑)
でも乗らなきゃ帰れないしね。
明日には愛車が帰って来る予定だったから 今日1日の我慢だ。
覚悟を決めて車に乗ったんだ。
エンジンかけてカーステの音量を上げた。
寝息が聞こえないようにだったのかなぁ、とにかく気を紛らわそうとしたんだと思う。
ガンガンに音を出して、いざ出発・・そう思って ふとバックミラーを見たんだ。 そしたら そこには
青と黄色のボーダーのを着た小さな男の子が映ってたんだ。
後部シートに座ってるんだよ、男の子。
下を向いて手で目をこすってるんだ。 まるで 眠いのに起こされたように・・・

そう、俺がその子を起こしちゃったんだ。カーステで。

呆然とバックミラーに見入った。 というか どうしていいか分からなくて しばし見ていたんだ。

男の子はしばらく目をこすった後、下を向いてままゆっくりと両手を上げて伸びをした。
そしてゆっくりと顔を上げ始めた・・・

俺は勇気を振り絞り後ろを向いた。


誰もいなかった。 なんの形跡も無かった。
前を向いてバックミラーを見たけど そこには後部シートが映ってるだけだった。

あの子は誰だったんだろう?
気のせいとか 見間違えとかでは語れないよね。
服の色まで正確に見てるんだから・・

今思い起こすと 
あの子が顔を上げる前に後部シートを見たのは正解だったような気がする・・・
あの子と目を合わせていたらとんでもない事になっていたような気がするんだ・・・

次の日 愛車が帰ってきた。
俺は工場長に昨日の事を話した。
すると工場長は 一瞬ギクッとした顔をしてすぐに目を反らしたんだ。

この人は何か知ってる。そう思った俺は 続けて聞いたんだ。
「このマーチは中古ですよね?前のオーナーは どんな人だったんですか?」

工場長の答えは こうだった。

「すいませんでした。 実はこの車、事故車というか、事件車らしいんですよ。
最初のオーナーさん。小さなお子さんのいる若いご夫婦だったらしいんですが、パチンコ好きなご夫婦だったようなんですね・・・」

そこまで言うと工場長は あまり言いたくなさそうな顔をしてうつむいた。

俺はその段階で全てを察したんだ。

あのマーチで男の子が亡くなってるんだ。
子供が後部シートで寝ているうちに夫婦はパチンコ。
炎天下の駐車場で・・・



今でもあの男の子は後部シートで寝ているのかな?
みなさん、代車が青のマーチだったら耳を澄ましてみてくださいね・・・



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交通事故の起きる理由

俺ね、車通勤してるんだけど車にまつわる話がいくつかあるんで紹介していこうと思います。

いつも仕事終わって帰るのが 午後8時から9時くらいなんだけど、その日は残業で遅くなって11時位だったんだ。
 国道を使って帰るんだぁ。帰りだけ(笑)
朝は混むから裏道つかうんだけどね。夜はすいてるんだぁ。さすが埼玉(笑)
まして午後11時を過ぎると車はほとんど走ってないんだ。
ビュンビュン飛ばして家路に急いでた。

 国道って言っても田舎だからその時間だと通行人なんてほとんど居ないんだ。
片側一車線の道なんだけどみんなボンボン飛ばして走ってるんだよね。俺もその中の一人だった。

飛ばして運転してる時って信号につかまるとイライラするよね(笑)
その時はちょうど行けるか行けないか位のタイミングで
前方の信号が黄色になったんだ。

のままのスピードで突っ走れば多分全然行けたと思うん
だけど、なぜかその時は徐行して止まったんだ。
 疲れてる時は無理な運転はしちゃいかん!って思ったんだろうね。偉いね俺(笑)
 信号待ちで止まったんだけど 前にも後ろにも車いなくてさ。 信号の光だけが明るく光ってたんだ。
かなり暗いんだよね。 交差点なんだけど周りには何にもなくてさ。街灯もないんだから(笑)
ほんとに信号機の光だけ。

俺 ぼーっとしながら青になるのを待ってたんだわ。
 でね、何の気なしに対向車線側の歩道を見たら、信号機の柱に誰かがもたれかかってるんだよ。
 誰か というのか・・ 正確に言うと 何か が柱に寄っかかってるんだよね。
影のようななんだけど、パッと見て女性だ と思ったんだ。 何でそう思ったのか今でもよくわからない。
はっきり女性の形をしているわけでもないんだけどね。
ましてや人の形かどうかもおぼつかない ボヤーっとした影だった。 
 でも、よく考えたらさ、影なんか出来るわけないんだよね。夜中だしね。影なんて見える状況じゃないんだ。
だから影っていう表現が適切かは疑問だけど、他に例えようがない物体だった。 黒っぽくモヤモヤっとした半透明のかたまり・・・
高さにすると150cm位かなぁ、小柄だよね、人ならね(笑)

俺がその影に気付いた瞬間。ほんとに瞬間なんだけどね、その影がこっちを見たんだ。
と言っても顔があるわけじゃないんだよ。人の背丈の影のかたまりでしかないんだから。
でもね、その瞬間その影から、ものすごい強烈な視線を感じたんだ。体に突き刺さる位の・・・

「うわぁ、こっち見てる」思わず声が出ちゃったね。
同時に背中にゾワーっと冷たい物を感じたんだ。
まさに背筋が凍るってこの事だ。
同時に「やばいな」と思った。
そりゃそうだよね、得体の知れない何かがこっちを見てるんだからヤバい以外の何物でもない。
信号はまだ赤なんだけど車居ないし信号無視して発進しようと思ってブレーキから足を離そうとした時 スーッとその強烈な視線がそれたんだ。
と同時に対向車線からヘッドライトの光が見えた。
向こうから車が来たんだ。
影の視線は その対向車に向けられたんだと思う。

ようやく交差車線側の信号が黄色になった。もうすぐ青に変わる。
でも対向車はかなりのスピードで走ってきたらしく、もう すぐ信号に引っかかる距離までせまってて減速を始めた。
「早く青になれ・・・」 そう思った瞬間だった。
影が動いたんだ。
明らかに人の形だった。  そしてその影は手を挙げて対向車に手招きをしたんだ。

そして信号は青に・・・
俺はアクセルに足をかけ踏み込んだ!
交差点を渡りきり横目で影を見た

明らかに影は対向車を見ている。
「よし逃げれる」
そう思って影を横目に加速した。

完全に交差点を通過し信号機を背にした辺りで対向車とすれ違った。
当然 信号機が青に変わった訳だから減速しかけていた対向車は加速を初めてた。

お互い加速してる訳だからすれ違うのなんか一瞬の出来事だよね。
でもその一瞬に信じられない事が起きたんだ。
交差点まではまだ距離が少しあるのに対向車はスーッと左に寄って行ったんだ。
そう影の方にね

「あっ」っと思った次の瞬間だった。
斜め後方からドーンという音が聞こえた。
対向車は信号機の柱にノーブレーキで突っ込んで行ったんだ。


居眠り運転なのか、脇見運転なのか、飲酒運転なのか、
真相は分からないんだけど、俺 その時思ったんだ。

事故って こうやって起こるんだなって・・・





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霊の重さって、、、

これは俺が高校生の頃の話。
前にも書いたけど 剣道少年だったんだ、俺。
高校は結構遠かったんだけど筋力付ける為に自転車通学してたんだ。 一時間以上かかったな。
部活終わるのが7時位でさ。冬場なんかだともう真っ暗なんだよね。

その日も部終わって真っ暗の中 自転車こいで家路に向かってたんだ。
いつものように国道沿いの路側帯をシャカシャカと走ってたんだけど 結構大きな道路なんで車の交通量も多かった。 その割には田舎なもんで 外灯が少なくてさ。事故なんかも結構多かったみたい。
でも田舎だからさぁ その位の時間になると あんまり通行人っていないんだよね。
自転車こいでる横を車だけがびゅんびゅん通り過ぎてくカンジだったんだ。

もうすぐ国道抜けるぞっていう所あたりでね 何日か前に死亡事故があってさ。 朝も通ったから知ってたんだけど 花とかお水とか供えてあってさ。
誰もいないし暗いでしょ? 「通りたくないなぁ」とか思いながらもそこを通過したわけよ。

何も見ず 何も起きずに通過したんだけど‥‥
いや 正確には何も起きずに通過できなかったのかな?
現場から 4、5m過ぎたあたりで 自転車のペダルがガクンと重くなったんだ。
タイヤに何か絡まったのなら止まるはずだし ブレーキなんか握ってないし‥‥ブレーキをかけた時の重さじゃないんだな。
何より進む事は進むんだから(笑)
似た感覚と言えば ギアを1速から5速に急に切り替えた時のカンジに似てたかな? もっとも俺の愛車にはギアなんて付いてなかったから‥‥

あっ!もう一つ似た感覚があった。
人が急に荷台に飛び乗ってきた感覚だ。
学生時代にやらなかった? 走ってる友達の荷台に飛び乗るの。

そこで 俺 ハッと分かったんだ 「乗られてる」って‥‥

慌てて自転車降りたよ。
でも もちろん荷台には誰も居ないし 回りにも人なんて居やしない。
でも明らかに 俺の後ろに誰かが乗ったんだよ。

俺 スゲー迷ったんだ。
そのまま行ってしまおうか 現場に戻ろうか‥‥
戻るって言っても たかだか10m位なんだけどね。

そのまま行ってしまうと ずっと乗られてしまう気がしてさ。 俺 戻ったんだよ。

そしたらね。 花が供えてある横に お水だかお茶だかが供えてあったんだけど、風かなんかの仕業かね、コップが倒れてたんだ。

「これを知らせたかったんだなぁ‥‥」
そう思って俺は鞄の中から飲みかけのペットボトルのお茶出してコップに入れたんだ。
そんで 手を合わせてまた家路に急いだ。

心の中で叫んでた言葉は‥‥
もちろん
「ついて来ないで!
 ついて来ないで!」
だった(笑)



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時をかける少年

この話は心霊体験とはちょっと違うかもしれないけど不思議な体験をしたことがあるんで書いておきましょ♪
中学一年の時なんだけどね。
小中高校と 剣道やってたんですよ。結構強かった(笑) 県の強化選手かなんかに選ばれた事もあったんだ!(^^)!
中学 高校と、勉強なんてほとんどしなかった(笑)
剣道 剣道 の毎日だったなぁf^_^;
とにかく強くなりたいって思ってた。
部活が6時に終わって その後 家帰ってから飯食ったら 友達5、6人が集まってまた練習してたんだ。
みんな小さいころから剣道やってた奴らなんだけどさ、どんなスポーツでもそうだと思うんだけど小学生の剣道と中学生の剣道ってレベルが全然違うんだよねf^_^;
また、俺が行ってた中学が剣道部強かったんだ(^^)
だからなおさらだった。
みんな小学生の中ではトップレベルの奴らだったから相当テングになって中学の剣道部に入ったんだけど 稽古量の多さ、先輩の強さに ポッキリ鼻をへし折られてさ(笑
何人かは自信無くしてすぐ退部しちゃったんだけど俺は「絶対追い付いてやる!絶対追い越してやる!」って思ってた(笑)
そして同じような事思ってた奴らが4、5人いて 夜集まって練習やろうって事になったんだ。
友達の中に地主の息子がいてね A君っていうんだけど めちゃくちゃ広い庭の家に住んでてさ、そいつの家の庭で毎晩練習してたんだ。

その日もいつものようにテレビ見ながら飯食ってたんだけど ちょっとゆっくりし過ぎちゃって7時を回っちゃったんだ。
特に時間は決めてなかったんだけど、だいたい7時10分から15分の間にダラダラとみんな集まって来てた。俺の家からA君の家までは自転車で15分位かかるんだ。
こりゃあ 「遅いぞ」なんてみんなに言われちゃうなぁ と思いながら飯を食い終えた
テレビには7時からアニメが流れてた。 世代を感じちゃうけど「ドラゴンボール」(笑)
オープニングの歌が終わってCMになった頃 俺は家を出た。

自転車で全速力でA君の家へ急いだ。飛ばせば7時15分位には着くはずだった。

A君の家までの道のりは割と簡単で 曲がるのは三回、後は直進。
俺は軽快に自転車を漕ぎながら住宅街を走り一つ目の角を曲がった。
いつもと同じ風景‥‥俺は何の気なしにさっき見てきたドラゴンボールの主題歌を口ずさみながら二つ目の角を曲がった。
いや 正確には曲がったはずだった。

二つ目の角から三つ目の角までは距離にすると2、3キロあるのかな。結構な距離なんだ。
その角から角までの間には 一緒に練習する友達B君の家があって そいつの自転車がまだ家にある時は必ず誘って行ってたんだ。

でも、俺は気付いたら三つ目の角を曲がった所にいたんだ。 そして 今歌い始めていたはずの歌も歌っていなかった‥‥

でも たいして気にもしなかった。「あれぇ?ボーっとしてたらBの家通り過ぎちゃったな」 その程度しか考えてなかった。
A君の家に着くまでは‥‥
A君の家に着いた。時間的にはみんな集まって練習を始めてるはずのだった。
でも A君の家の前には自転車が一台もない。もちろんB君の自転車も‥‥

おかしいな?今日はやらないのか? さっき学校出る時は みんな「じゃあ、後でな」なんて言ってたのに‥‥ 中止の連絡も来てなかったな‥

などと考えながらA君の家のインターホンを押した。

すると 家の中からA君の母親が出て来てこう言ったんだ。
「あら。今日は早いわねぇ。もうご飯食べて来たの?うちの子 まだ食べてる途中だから 上がって待ってたら?」
そう言ってA君の母親は俺をリビングに促した。
「早い?そんなはずは‥‥」
そう思いながらリビングに向かった。
A君の家にはよく遊びに来てたので A君がリビングでテレビを見ながら飯を食っているのは知っていた。
リビングに入り 「おっす!」とテレビを見ながら飯を食うA君の背中に向かって挨拶をした。
A君は俺の方を見もせず「おっす!早ぇな」と答えた。

「早くねぇだろ」
そう言おうとした俺はA君が見ていたテレビを見て その言葉を飲み込んだ。

テレビにはドラゴンボールのオープニングが流れていた‥‥
リビングの時計は7時ちょうどを指していた‥‥


どう考えてもありえない事だった。
でも 一つ考えられるとしたら、あの 二つ目の角と三つ目の角の間で俺は 時空のはざまに入ってしまったのかもしれない‥‥

俺は明らかに時間をさかのぼっていたんだ‥‥



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初めての心霊体験

俺が始めて霊を見たのは小学校三年生位の時だった。

俺の実家は 埼玉なんだけど割と高級住宅街だった。
みんな 埼玉っていうと田舎のイメージがあるみたいだけど栄えてる所は昔から栄えてんだよ。昔から(笑)

その日は夏休みを間近に控えた暑い日だった。
いつものように学校終わってから暗くなるまで友達と遊び回って泥だらけで帰って来て 母親に「お風呂に入りなさい!」などと怒られながら風呂に入ったんだ。

風呂から上がって 脱衣場で体を拭いてたんだけどね。 高級住宅街っていっても、まぁそんな大金持ちではなかったんで 脱衣場っていっても狭いもんですよ。小学校低学年の子供が狭いと思うんだから相当狭いよね(笑)
いつものように体拭いてたんだけど、 実家の脱衣場ってのが 小窓が付いててね、 ちょうど子供の胸の高さ位の位置なんだよね。 夏だから その小窓、開いてたんだ。
開いてるって言っても 小窓の向こうはすぐ隣の家で50cm位しか隙間は無くて、その隙間を埋めるように垣根があったんで外から人が入るスペースは無かった。 だから開けといても覗かれる心配はなかったんだよね。


足拭いて ちょうど上体を起こす時 いやでも小窓が目に入るんだわ。
いつもの風景だからなんの意識もなく上体を起こしたんだよね。
意識してないから 小窓が目に入るのは ほんの一瞬だよね。
ほんの一瞬体を起こす時に垣根が見える。

ただこの日俺の目に、ほんの一瞬飛び込んできたのは垣根じゃなかったんだ。
俺の目に飛び込んできたのは 小さな男の子の顔だった。
5、6才位なのかなぁ ボサボサの頭で目をガッと見開いて 歯をギーっと食いしばって物凄い表情で俺の事見てた。

上体を起こし 「えっ?」と思って もう一度小窓に目をやったんだけど その時はもう いつもの垣根しか見えなかった。

慌てて台所で夕飯の支度をしてた母親の所に駆け寄って話をしたんだけど 「気のせいでしょ」と取り合ってくれなかったな。

でも気のせいなんかじゃないんだよ。
あんなにはっきり見えたんだから。
今でもその男の子の顔は鮮明に覚えてる。
あのすさまじい表情‥‥痛いとか辛いとか苦しいとか‥‥
そんな言葉ではとても表現しきれない何とも言えない表情‥‥

この世の物とは思えない表情だった。

あっ そうだ‥‥
この世の物じゃあ ないんだった‥‥‥(笑)





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