霊の重さって、、、 | 怖い話 総本山 ダイスケワールド

霊の重さって、、、

これは俺が高校生の頃の話。
前にも書いたけど 剣道少年だったんだ、俺。
高校は結構遠かったんだけど筋力付ける為に自転車通学してたんだ。 一時間以上かかったな。
部活終わるのが7時位でさ。冬場なんかだともう真っ暗なんだよね。

その日も部終わって真っ暗の中 自転車こいで家路に向かってたんだ。
いつものように国道沿いの路側帯をシャカシャカと走ってたんだけど 結構大きな道路なんで車の交通量も多かった。 その割には田舎なもんで 外灯が少なくてさ。事故なんかも結構多かったみたい。
でも田舎だからさぁ その位の時間になると あんまり通行人っていないんだよね。
自転車こいでる横を車だけがびゅんびゅん通り過ぎてくカンジだったんだ。

もうすぐ国道抜けるぞっていう所あたりでね 何日か前に死亡事故があってさ。 朝も通ったから知ってたんだけど 花とかお水とか供えてあってさ。
誰もいないし暗いでしょ? 「通りたくないなぁ」とか思いながらもそこを通過したわけよ。

何も見ず 何も起きずに通過したんだけど‥‥
いや 正確には何も起きずに通過できなかったのかな?
現場から 4、5m過ぎたあたりで 自転車のペダルがガクンと重くなったんだ。
タイヤに何か絡まったのなら止まるはずだし ブレーキなんか握ってないし‥‥ブレーキをかけた時の重さじゃないんだな。
何より進む事は進むんだから(笑)
似た感覚と言えば ギアを1速から5速に急に切り替えた時のカンジに似てたかな? もっとも俺の愛車にはギアなんて付いてなかったから‥‥

あっ!もう一つ似た感覚があった。
人が急に荷台に飛び乗ってきた感覚だ。
学生時代にやらなかった? 走ってる友達の荷台に飛び乗るの。

そこで 俺 ハッと分かったんだ 「乗られてる」って‥‥

慌てて自転車降りたよ。
でも もちろん荷台には誰も居ないし 回りにも人なんて居やしない。
でも明らかに 俺の後ろに誰かが乗ったんだよ。

俺 スゲー迷ったんだ。
そのまま行ってしまおうか 現場に戻ろうか‥‥
戻るって言っても たかだか10m位なんだけどね。

そのまま行ってしまうと ずっと乗られてしまう気がしてさ。 俺 戻ったんだよ。

そしたらね。 花が供えてある横に お水だかお茶だかが供えてあったんだけど、風かなんかの仕業かね、コップが倒れてたんだ。

「これを知らせたかったんだなぁ‥‥」
そう思って俺は鞄の中から飲みかけのペットボトルのお茶出してコップに入れたんだ。
そんで 手を合わせてまた家路に急いだ。

心の中で叫んでた言葉は‥‥
もちろん
「ついて来ないで!
 ついて来ないで!」
だった(笑)



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