新作紹介:「enlighten」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

光は

新しい始まりをもたらす目覚め
 
闇は
やすらぎを与えてくれる眠り
 
私たちは闇の中
光のスペクトルを受容する
 
受け取る場所はヴェシカパイシス
私たちはそれを眼と呼んだ
 
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 
カラーカードのブラック。
これ、そんな悪い意味じゃないので新鮮に感じました。
 
 
闇夜に豊かさを見いだす。
保護、力、静養。
新しい経験への入り口。
古いものを解放し、新しいものを受け入れる。
 
眠って、目覚めるたびに新しい自分になる感覚です。
 
さて、今回の作品「enlighten」
何度も描いている、
「紫の光」
の集大成とも言えます。
 
 
ビジョンを観る前に脳裏に映る光の色であり
初めて見た龍の瞳の色。
龍は瞳の紫の光を、私の額にじーっと照射したのですが、
今思えばあれは第三の眼を開く行為だったのかもしれません。
 
 
私は、額の裏側に、広大な空間が広がるような感覚でビジョンが見えます。
 
 
さて、第三の眼…松果体についてちょいと書いてみましょう。
 
以前も書きましたが、
解剖学的には松果体は両耳を結んだ中間地点、
どっちかっつうと鼻の奥あたりにあり、
額にあるとされる第三の眼の位置と一致しないなぁ…と謎でした。
 
魚や爬虫類は頭頂部に松果体があり、光を感知する器官として活用しています。
 
 
人間の松果体は直接光を感知しませんが、
目から入った光の情報を得てホルモン分泌を促す、
司令塔のような働きをしています。
 
単純に書くと、
光の量が増えると活動モードに、
減ると休息モードに。
 
1日の日照時間、季節による変化など、
環境の変動に適応できるようホルモン分泌を微調整する器官です。
 
だから環境変動が激しい地域の人ほど
(例えば日照時間が極端に少ない北欧とか)
松果体は大きく発達しているそうです。
 
もしかしたら、環境に合わせて
使われていないDNAのスイッチをONにする力も持っているんじゃなかろうかと、ふと思いました。
 
 
目から入った光は大脳新皮質で認識され像を結びます。
一方、松果体に伝えられた光の情報は視床下部に伝わりホルモン分泌の調整を促します。
 
ところで、右脳派・左脳派という言い方をしますが、
右脳と左脳は連携していて、計算が左でアートは右、なんてハッキリ分かれてはいません。
 
それよりかは大脳新皮質と視床下部に分けたほうが分かりやすい。
 
大脳新皮質は顕在意識。
視床下部は潜在意識。
 
そして、
目は顕在意識を司り
松果体は潜在意識を司る。
 
まさに、潜在意識の目、第三の眼。
 
昔は人間の松果体も頭頂部にあったのかもね。
 
天からの光が頭頂部から身体に入ってくる…という誘導瞑想をよくします。
ビジョンの光を受け取る器官…は松果体なのかもしれない。
 
そしてプロジェクターのように、そこから斜め上、額の裏側に、ビジョンを映し出すのかもしれません。
 
 
 
タイトルの「enlighten」
日本語では啓発と訳されますが
light(光)に接頭辞も接尾辞もenがついています。
~の状態にする
を意味するen。円?
 
こんなイメージ↓
 
◎light◎
 
(◎は、立体のヴェシカパイシスを上から見た図でもあります)
 
 
むっちゃ、光の状態にする!!!
という気がしたので作品のタイトルにしました。
 
 
長くなったのでそろそろ終わります。
 
◎HELIX◎