Diarios de Varrio -36ページ目

ASIAN DUB FOUNDATION

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在英インド/パキスタン系移民で構成されたバンド、エイジアン・ダブ・ファウンデーション。
見ての通りアジア系である為、とても親しみやすく、実際にここ日本でも大人気のバンドである。フジロック・フェスティヴァルでは常連バンドだ。アジア訛りの英語が何とも言えません!
アメリカが世界を席巻するまでは、この大英帝国が世界を支配すべく、本土の面積を遥かに越える植民地を有していた。彼らの故郷も、そんな消すことの出来ない過去のリストに名を連ねている。イギリスにレゲェイやダブが広がったのは、ジャマイカをイギリスが統治していたからでもある。
彼らは、ジャングル(以下、ドラムン・ベース)を基盤とした音楽性で知られる。度々、メンバーチェンジがあるが、これといった活動休止もしていないので問題無く活動している。
名前長いから略します。ADF結成の基盤は、<コミュニティー・ミュージック>という音楽教育施設にある。技術や年齢差を飛び越え、自己表現の一手段である音楽を通じて「人権」を見出す団体。そこにいた5人が集まってADFとなった。若干20歳から始まり、一回りも違う年の差も障害にはならず、ソングライティングも誰かがリーダーになるわけでもなく共同で進められるという。
「デメリットなんてあるわけない。15歳くらいの年齢差があるけど、年の差で人と人との繋がりを分けるなんて最低だ!インドやジャマイカなんかは色んな世代の人が混ざって互いに教え合うって社会なんだ。そうやってユニークさや新鮮さを生んでるんだ!」とメンバーは語る。
ジョン・スティーヴンスという人物が、この施設の創設者であり、その施設の思想は、そのままADFが受け継いでいるという。
俺は、このバンドを聴く前に坂本龍一とテイ・トゥワ、そしてダウンタウンという超異色ユニット<ゲイシャ・ガールズ>で、初めてドラムン・ベースを聴いた。その機械化されたドラムビートは、何の抵抗も無く耳に飛び込んで来た!単純にカッチョいいと思ったね!それから数年後に彼らの登場となる。
高校時代によく生ドラムで、ADFのビートのマネは出来ないものかと練習したもんです。その成果あってか、今俺がいるバンドで<エリーゼのために>をカヴァーした際、ビートをドラムン・ベースでやった事がありました!ベースの人がクラブ系も詳しかったのが幸いした結果でした。
俺がいるバンドも皆一回り違う年の人達なので、余計にこのADFには親近感を持つし、言ってる事も理解出来る。
俺は、ただの資料通や情報通ではなく、ちゃんと見聞きしたものは自分のドラムスタイルに取り込んでいる。
才能なんて大したものではない!機会が大切なんだよ!だから、才能って機会が無いと埋もれてしまうんだよ!
彼らの歌詞は、ヨーロッパの社会批判や人権問題等が殆どだ。日本のアーティスト達は、いつから社会に対する批判を止めてしまったんだろう?メディアによる国民総洗脳と情報操作によるものなんだろうねぇ。メディアが情報の全てだと思わないように気をつけるんだぞ!現地の人達の話しからしか得られない情報だってあるからね。
culture move

「トリハダ」を覚えたバンド

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皆も人生の中で「これ、ヤバい!!!!!」と思った時に立つ<トリハダ>。
俺の初めてのトリハダ体験は、MTVの人気番組<UNPLUGGED>!
本当のアーティストの証明はケーブルやコードを抜いても解る!真のミュージック・パワーはコンセントから生まれるものではない!と言うコンセプトから始まった企画ライヴである。
エリック・クラプトンやニルヴァーナ、オアシスといった世界を騒がした超大物から、ローリン・ヒルやアリーシャ・キーズ、マライア・キャリー、ジェイ・Z等の黒人アーティストまで、幅広く有名アーティストが参加している。
当時の俺は、高校に入ったばっかりで、ブラスバンドの部活に明け暮れていた。
洋楽は聴いてたが、全て兄弟のお下がりで聴いていたので、「そろそろ自分で開拓していこう!」と思い書店に行ったが、何が何やらサッパリ分からんかった。
結局、ジャケ買いをして手に入れたのが、ビリー・ジョエルのベストとオアシスの3rdアルバムだった。
ビリー・ジョエルは、昔のベストではなかったので良くなかった。
オアシスもヘヴィーな音は出していたが、メタル小僧の俺にはイマイチ。しかし、オアシスの放つメロディーは耳に残る不思議な雰囲気をしていたので、2nd、1stという順に買っていった。
日本盤に付いている帯に「あのビートルズと余裕で肩を並べる超大型新人」と書いていたので、どんなモンかと思って聴いてみた。
「何なんだ!コイツら!!!」
正直、ビックリした!こんな聴きやすいバンドがいるのかと。やはり、メロディーがストーカーの様に付きまとうぐらい耳から離れない!1stと2ndは、現代版のビートルズといった感じだった。これは間違い無い!
そして、ちょっと経ってから書店でウロウロしてると、ヴィディオコーナー(まだDVDの無い時代)に、アンプラグド・ベストのヴィディオが置いてあった。見てみるとオアシスも出演してるというので買ってみた。
ここからが<トリハダ>の話しですから。(いつも前置き長くてゴメンさい)
オアシスは、1番最後に入っていました。ところが、その途中で<ライヴ>というバンドの「LIGHTNING CRASHES」の演奏を観ていた時でした。最初は、2本のアコギで1コーラス聴かせていました。何とも、どんよりとした暗い感じの出だし。すると、ベースが良いタイミングで入って来た。そして、今度はドラムが静かに入って来て、自分も「さぁ、そろそろか?」と思っていた瞬間!
ヴォーカルがシャウトした!!!!!
観客席から徐々に「フォー!!!」と言う声が上がり始め、演奏も段々と盛り上がって来た!途中で、ほんの少しだけ落ち着き、また盛り上がると、観客席の盛り上がりは最高潮に達した!
その光景を観た瞬間!ゾゾゾーーーっと身の毛が逆立った!!!!!何とも言えないあの感覚以来、良いモノを観たり聴いたりすると<トリハダ>が立つようになったんだよ。
実際、この演奏の後、MTVの電話が鳴りっぱなしになったそうです!
残念ながら、CDは買いませんでしたが、今でもあの時の感覚は昨日の事の様に覚えています。
最近では皆よく言うけど、当時はそんな感覚で<トリハダ>が立つなんて無い時代だったからねぇ。何なんだろうね、この感覚って。
feel it

世にも奇妙な音楽

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ヒップホップやクラブミュージックが好きな人で、もはや死語ではあるが、トリップ・ホップという音楽を御存知か?
音楽的には、ヒップホップの影響から派生して来たジャンルの一種だが、ラップや韻を踏む事は一切しない上、普通の歌物である。
トリップホップという言い方は、当時のバンドに嫌がられ、後に続くバンド達のイメージダウンになる恐れが出て来た為、10年経たない内に死語となる。現在ではエレクトロニカのジャンルに入っている。イギリスのブリストルが発祥地である為、ブリストル・サウンドとも言われている。
1991年に、マッシヴアタックとポーティスヘッドという2バンドが、アルバムを発表したモノが始まりだと言われている。
個人的な偏見で、ポーティスヘッドについて書かしてもらおう。
1991年、イギリスのブリストルで、ベスという女性がパブで<ブライアン・アダムス>等のカヴァーを歌いながら生計を建てていた。そこへ1人のコンポーサーが、「自分のバンドで歌わないか?」と言ってきた。彼女は、彼の音楽を聴いて「OK」した。この時コンポーサーは、「あんな暗い音楽にヴォーカルを乗せてくれる人がいるとは思わなかった!」と感激したそうだ。
スタジオに入り、メンバー紹介した後、ベスの事について「彼女の人見知りは異常なまでに達していた。」と語っているが、彼女のシンガーとしての実力を知る内に、互いに打ち解けていった。
同年、1stアルバムを発表。レコード会社の予想を遥かに超える、異例の100万枚(全世界350万枚)の売り上げを記録し、メジャー、インディーズ問わず、音楽業界の批評家からも絶賛の声が上がった。
この騒ぎを聞いたレディオヘッドは、「僕らが<ザ・ベンズ>でやろうとした事を全部やられてしまった。」と語っている。しかも、この後のアルバム<OK コンピューター>は、ポーティス・ヘッドを意識した様な曲調になっていた。
しかし、あまり社交的ではないベスに問題が発生する。
批評家から「もう1stを超えるアルバムは出来ないだろう。」と言う声も上がり、プレッシャーやストレスで、メディアの取材やインタヴュー等を断り始めるようになり、代わってメンバーが対応する事になった。この間に、トリッキーが無断で、ポーティスヘッドの曲をサンプリングに使い、両者間でちょっとしたいざこざがあった。
数年後、2ndアルバムを発表し、これも200万枚を超える大ヒットとなった。このアルバムのツアーで、小規模なオーケストラを従えたニューヨーク公演が、CDとVHS(ヴィディオ)とDVDで発売された。
このツアーのインタヴューの時も、取材が始まるや否やベスは、そそくさと何処かへ消えて行ってしまったという。
そして、1999年。バンドは活動休止に入り、ベスはソロアルバムを1枚出し、他のメンバーは別プロジェクトで活動する事となる。
その6年後の2005年。活動再開を発表し、ニューアルバムのレコーディングに入った。
復活してから現在までに、1枚のアルバムと数曲の新曲を出しているが、昔の様な勢いはなくなっている。世界規模的なライヴツアーもしていないが、現在も地道に活動は続いている。
いやぁ~、不思議~な音楽ですよ。まぁ、確かに暗い!
俺は、ちょうど彼らが活動休止中に知ったバンドでした。ライヴDVDは買ったけど、やっぱり全体的に良かった!アルバムも全部聴いたが、やっぱり良かったなぁ。
あのベスの啜り泣く様な歌声が妙に響くんだよなぁ。彼女の「陰」な性格も魅力的だし、個性的な女性だと思う。またバータコ吸ってる姿が似合う、似合う。
この音楽は説明しづらいので、実際にYOU TUBE等で視聴してみて下さい。マッシヴアタックやトリッキーが好きな人は気に入るはず!
曇り空や雨ばかりの日、寒い冬の時期に聴くのがピッタリかな。絶対、夏では無いと言える!夜に落ち着いた大人が、お酒を飲みながら聴いてても結構クールだねぇ。
たまには、こういう病み(闇)な音楽を聴くのも良いかもよ。普通じゃ出会わないよ、こんな音楽。
what's your trip