世にも奇妙な音楽 | Diarios de Varrio

世にも奇妙な音楽

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ヒップホップやクラブミュージックが好きな人で、もはや死語ではあるが、トリップ・ホップという音楽を御存知か?
音楽的には、ヒップホップの影響から派生して来たジャンルの一種だが、ラップや韻を踏む事は一切しない上、普通の歌物である。
トリップホップという言い方は、当時のバンドに嫌がられ、後に続くバンド達のイメージダウンになる恐れが出て来た為、10年経たない内に死語となる。現在ではエレクトロニカのジャンルに入っている。イギリスのブリストルが発祥地である為、ブリストル・サウンドとも言われている。
1991年に、マッシヴアタックとポーティスヘッドという2バンドが、アルバムを発表したモノが始まりだと言われている。
個人的な偏見で、ポーティスヘッドについて書かしてもらおう。
1991年、イギリスのブリストルで、ベスという女性がパブで<ブライアン・アダムス>等のカヴァーを歌いながら生計を建てていた。そこへ1人のコンポーサーが、「自分のバンドで歌わないか?」と言ってきた。彼女は、彼の音楽を聴いて「OK」した。この時コンポーサーは、「あんな暗い音楽にヴォーカルを乗せてくれる人がいるとは思わなかった!」と感激したそうだ。
スタジオに入り、メンバー紹介した後、ベスの事について「彼女の人見知りは異常なまでに達していた。」と語っているが、彼女のシンガーとしての実力を知る内に、互いに打ち解けていった。
同年、1stアルバムを発表。レコード会社の予想を遥かに超える、異例の100万枚(全世界350万枚)の売り上げを記録し、メジャー、インディーズ問わず、音楽業界の批評家からも絶賛の声が上がった。
この騒ぎを聞いたレディオヘッドは、「僕らが<ザ・ベンズ>でやろうとした事を全部やられてしまった。」と語っている。しかも、この後のアルバム<OK コンピューター>は、ポーティス・ヘッドを意識した様な曲調になっていた。
しかし、あまり社交的ではないベスに問題が発生する。
批評家から「もう1stを超えるアルバムは出来ないだろう。」と言う声も上がり、プレッシャーやストレスで、メディアの取材やインタヴュー等を断り始めるようになり、代わってメンバーが対応する事になった。この間に、トリッキーが無断で、ポーティスヘッドの曲をサンプリングに使い、両者間でちょっとしたいざこざがあった。
数年後、2ndアルバムを発表し、これも200万枚を超える大ヒットとなった。このアルバムのツアーで、小規模なオーケストラを従えたニューヨーク公演が、CDとVHS(ヴィディオ)とDVDで発売された。
このツアーのインタヴューの時も、取材が始まるや否やベスは、そそくさと何処かへ消えて行ってしまったという。
そして、1999年。バンドは活動休止に入り、ベスはソロアルバムを1枚出し、他のメンバーは別プロジェクトで活動する事となる。
その6年後の2005年。活動再開を発表し、ニューアルバムのレコーディングに入った。
復活してから現在までに、1枚のアルバムと数曲の新曲を出しているが、昔の様な勢いはなくなっている。世界規模的なライヴツアーもしていないが、現在も地道に活動は続いている。
いやぁ~、不思議~な音楽ですよ。まぁ、確かに暗い!
俺は、ちょうど彼らが活動休止中に知ったバンドでした。ライヴDVDは買ったけど、やっぱり全体的に良かった!アルバムも全部聴いたが、やっぱり良かったなぁ。
あのベスの啜り泣く様な歌声が妙に響くんだよなぁ。彼女の「陰」な性格も魅力的だし、個性的な女性だと思う。またバータコ吸ってる姿が似合う、似合う。
この音楽は説明しづらいので、実際にYOU TUBE等で視聴してみて下さい。マッシヴアタックやトリッキーが好きな人は気に入るはず!
曇り空や雨ばかりの日、寒い冬の時期に聴くのがピッタリかな。絶対、夏では無いと言える!夜に落ち着いた大人が、お酒を飲みながら聴いてても結構クールだねぇ。
たまには、こういう病み(闇)な音楽を聴くのも良いかもよ。普通じゃ出会わないよ、こんな音楽。
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