「赤道儀」で検索すると赤道儀+三脚の写真が多数出てきます。
「赤道儀のホームポジション」=北極星方向に向いている写真が多数掲載されていて、基本的にカウンターウェイトの下に三脚の足が来ています。

緑の丸が赤道儀⇔三脚の荷重がやり取りされる位置です。
黄色矢印位置で鏡筒の荷重が作用し、写真で見れば緑●より明らかに北極星方向にズレています。
同様に青矢印位置が赤経⇔赤緯の回転軸ですが、ここでも荷重は北極星寄り。
黄色の矢印については、星が赤経に沿って回転してもカウンターウェイとバランスしており、青矢印の作用位置は望遠鏡が回転移動しても北極星方向に前のめりになっているのは変わりません。
三脚の内1本は北極星方向に張ることで青矢印に対抗できるので、三脚の転倒安定性を確保するという意味で合理的な配置になっているのでしょう、、、
最近、お尻の長い140APOを使うようになっています。
ベランダが南面しているため、北極星方向に向いているホームポジションからほぼ180°回転させる必要があります。
最初は水平方向に180°回転するのかと思っていましたが、実際は一旦天頂方向に向いてその後真下に下りてくるという動きをします。
この時、三脚の足と干渉しないか不安でしたが、機構的に干渉することはなさそうです。
黄色い矢印で示しましたが、三脚中心から望遠鏡取付けアリガタまで離角距離があるので、干渉しやすい北側に向けている脚を北極星方向に向けている限り、望遠鏡端部と脚は干渉しません。
鏡筒の短い103APOやEdgeHD800では考えなくてもいいことではあります。
++++本題のビクセン三脚突起
私自身の最初の天体望遠鏡は中学生時代の6㎝屈赤。
その当時、三脚側に突起があり赤道儀を拘束していたか,,,これは不明。
しかし見聞するに、今のビクセンでは三脚側取付け部に突起があるとのこと。
昔からアマチュア望遠鏡は三脚が中心だったし、屈折も反射も長い鏡筒が主流だったと思います。私の6センチはF12だったような気がしますし、反射の標準はF10くらい?当時は月とか惑星を見るくらいだったので、倍率を稼ぎたかったのでしょう。
赤道儀の前後バランスは当時から変わらないにして、鏡筒と脚との干渉は大きな問題だったのでしょう。
突起で赤道儀と三脚の相対位置を固定してしまう発想は、脚と鏡筒の干渉を回避しつつ望遠鏡全体の転倒安全性を確保するということだったのでしょう。
時代が変わりF値の小さな鏡筒が主流となり、またアポで前面側レンズが重くなってお尻側が短くなると、三脚と鏡筒との干渉がなくなる。
突起は盲腸のように取り残され意味合いが不明になる,,,ということなのかな。
さらに短い鏡筒が幅を利かせ、AM5のようなカウンターレスの赤道儀時代になると、全体の転倒バランスを取るためには南極側に足を張りだす方が合理的にもなる。
一つ一つに意味があるのですね、、、