スピーカー修理日記 -73ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

TANNOY Monitor Red

red15 38cm

写真が多すぎてすみません。

友人H氏が現在使用中のRedとTechnics 5HH17CSを持ち込んできた!どうもツィーターの繋がりが悪いらしく、実際測定してみるとRedのツィーターより出ていなかった。ちょうどいくつかツィーターを合わせて見ても・・・最終的にJBL コントロール3ProのツィーターC3(グラフ茶・写真右下)を付ける事にしました。

H氏今度はどの様にツィーターを付けるのでしょう??以前はこんな 感じ!

Redはダイヤフラムが違う!更に赤色のキャップもアルミ製(モニターゴールドとHPD385のキャップは樹脂製)、ダイヤフラムを外してみてもHPD385のようなサビはない!私達より古いユニットであるにもかかわらず、非常に綺麗な状態。

とりあえず、このツィーターで行くそうですがH氏のツィーター捜しの旅はまだまだ続きそう!

Fender 023101H

023101H 38cm

始めはD130のフェライトかと思いました、どうもD130Fのイメージが強すぎて考えてみれば楽器用のE130のフェンダーバージョンなのでしょうか?「2台とも音が出ない」という事で修理!1台は写真右上のようにコーンの裏側、引き出し線が突っ張っりそのまま使用していて、引き出し線がコーンの動きに耐えられず取れたようです!リコーン暦のあるユニットではよくある症状ですが、実際それが原因で断線しているのは初めてです。(皆さんの使用中のユニットも確認してみて下さい!)

このユニットに関しては断線箇所はココだけ!しかしもう一台は重症!写真左下のようにコイルバラバラ!これはコイルの交換しかなさそうです。E145-8のようにヨークプレートが厚いわけでもなく普通の15インチのフェライト、磁束密度を測定してみると13,000ガウスとD130と同じでした。

WIGO WDRI

WIGO WDRI 25 25cm

ドイツ製のスピーカーでインピーダンス10,000Ω!

全体的に面白いのですが、写真左下のようにフレームが厚紙です!厚紙では仕方ないのですがフレームが変形していました。

原理としては蓄音機とベルの融合と言ったところでしょうか?

特性グラフを見てもわかるように高域も低域も出ていません!構造上仕方が無いのかもしれません。このマグネチックスピーカーはムービングマグネット式でコイルの中を磁石が動いて音を出す。今までご紹介して来たスピーカーはムービング コイル式で磁石の中をコイルが動く方式ですね。レコードプレーヤーで例えればMMとMCの違いです。珍しい物が来ますねぇ~。


2005年6月からこのblogを書き始め同年9月より毎日更新を続けてきました!気が付けば20,000件を超えていました!昨年11月25日に「祝アクセス10,000件突破」と書いてから約3ヶ月アクセスは2007年になって急上昇!そして3日前から毎日200件を超える日々が・・・!更に頑張らなくては!

ElectroVoice Sentry500 Woofer

ElectroVoiceCentry500 30cm 30cm

ツィーターの不具合で箱ごと修理に来ました。Q氏がツィーター修理中にウーハーの特性を測定してみる事に・・・!・・・・???グラフには違和感は無かったのですが、スィープする音に、かすかにビビリ音が・・・低域が怪しい!!エッジは原形を留めているようだが、基本的なウレタンエッジ自体は寿命のようです。表面にコーティングしてある事で維持できているようでした。

問題は写真右上のエッジの淵に裂け目が・・・表面コーティングのハケ目にそって薄い部分が裂けていました!

これって新品のウレタンエッジにコーティングしてある状態ではココまで低域が出る事も無く、エッジ腐りかけの今が低音が出て一番おいしい頃かも・・・!人はそれをエージングが出来たという!?

WHARFEDALE 920 232

WHARFEDALE 920 232 30cm

ワーフデールはあまり修理に来ることは無いが中でも30cmはめったに来ない。センターキャップ(ネット)内側にドーナツ状の金属の板が透けて見える、初めはポールピースかとも思ったのですが、よく見るとコーンと一緒に動いていました。JBL 2231などと同様に低域をコントロールする為のウェイトです。

お陰様で、2月末の総アクセス数が19693件と今年になって急激に増えているようです。こんな私のblogでも皆様に喜んでいただければ幸いです。

SONY 180A001

180a001

先日修理に来た、PioneerのF-1のユニットはいまだ修理中!ですが今日は、SONY APM55Wのウーハーのエッジ交換。今日は以前にもまして、エッジのロール形状にもこだわりました。私の中では完璧な仕上がり!

平板スピーカーでは何故か、ピークがよく見られますね。グラフで見ると2kHz付近ですね。特性は左右ピッタリ揃っています・・・ピークまで揃って!

聞くところによると、この平板スピーカーは以前、メーカーの関連の会社が専門で修理されていたらしいのですが、現在はやっていないそうです。メーカーの関連ならウレタンエッジも供給されるだろうし・・・。

そしてもう一つメーカー修理不能のF-1は、まだ修理途中ですが、なかなか簡単には行きそうもありません!なんたって同軸4ウェイですから、エッジが多いんです。

Lux SQ38FdⅡ

38fd

修理の為、木枠からアンプを出そうとするが・・・出ません!???写真右下のように1つコンデンサーが頭が高く木枠に引っかかっていたようです。しかし!このコンデンサーいつの時点かに修理で交換されたのでしょうが、背が高い割りに・・・容量不足!裏側にコンデンサーが追加してありましたが、それでも容量不足!でした。

パワーアンプ部分のカップリングコンデンサーの絶縁不良で出力管の過電流が流れて故障していました。
電流検出抵抗を取り付けて正確の電流値を調整しています。プリアンプのコンデンサー4個も絶縁不良で低音ボリウムのガリが出ていましたので交換しました。ヒーターバイアス用のコンデンサーに値の違う物が付けられていたので交換。
カップリングコンデンサー以外にも同じコンデンサーか使われていますが大きな故障にはならないのでそのままにしています。
スイッチ ボリウムは全てクリーニング。

交換部品
出力管           NEC 50CA10  2本
出力管コンデンサー   ERO(ドイツ製)  4本 
プリ管コンデンサー   ERO(ドイツ製)  4本 
電流検出抵抗       10Ω         4本
ブロックコンデンサー   1500μ250V    1本

ちなみに38F(初期モデル)ではコンデンサーによる故障は発生しない。
38Fdと38FdⅡは、38Fdが電源スウィッチが一般の反対だったのに対し38FdⅡは一般と同じ向きになった。違いのみ!

Lowther PM-4

pm4 20cm

このユニットは当社が開業当事に修理した事のあるユニットで・・・当時は現在のようなグラフをお付けしていたのではなく、foを測定し横にシールを貼りお返ししていました。なつかしい!

古いユニットですが非常に状態は良く、見ての通りエッジがボロボロですが張り替えれば長く使えるでしょう。

以前、同PM-4の磁束密度を測定した時は21000ガウスでした、大型磁石はLowtherを使う人の憧れのユニットです。

今回修理にきた物は、「オーディオベクター」の中に入っていたものでイコライザーから見てもコーンを上に向けて取り付けているものです、ユニット単売の物では、上記写真のような風船型のイコライザーではなく、砲弾型の物が付いています。

型式不明

doits30 30cm/10x15cmツィーター

30cm同軸スピーカー、コーン紙の感じから見てドイツ系のスピーカーではないでしょうか、型番はありません。

依頼者から「ツィーターにビビリがあり」との事でテストすると、普通に聴いても異常は無いが、周波数特性で見ると3kHzに第三高調波が確認された。ツィーターを外しテストしてみても高調波確認できず、念の為ウーハーをチェックしてみると問題あり!原因はウーハーユニットのセンターズレであった。

Altec Lansing 415

altec415-110-250 38cm

先日、コーンの補修で修理にきたLansing 415の修理が終わり電源を繋ぎ特性を測ってみました。

フィールドマグネットを励磁電力6w(110v)と30w(250v)の比較。

青・・・6w(110v)

桃・・・30w(250v)

緑・・・1kHz
能率約4dbの差が確認できる。

高調波がやや多目のようである。

スピーカーにおけるマグネット強弱の違いは、グラフでわかるように強いマグネットの方が低域の100Hzくらいまで緩やかに上がるグラフ、逆に弱い方がグラフが膨らみ低域が出ている。これはマグネットが弱いと低域のコーンの振動を止める力も弱く、悪く言うと締りのない低音になってしまう。逆に強いマグネットは低域が出ていないようだが、音の粒立ちがハッキリする。