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shiratsuyuのひとことがたり

宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

東京宝塚劇場 星組公演『眩耀の谷/Ray』の友会②抽選、当選しました合格

 

今年になって初当選クラッカー

 

阪急交通社貸切公演も当選したので、星組2公演観られますチョキ

 

めっちゃ嬉しい爆  笑

 

私、愛ちゃん(愛月ひかる)が、すごく好きなんですドキドキ技術的なことをいろいろ言われますが、持っている華や上品さ優しさなどが好きですラブラブが、専科移動からその舞台を全然観られてなくてショボーン2018年宙組公演『異人たちのルネサンス』以来になりますびっくり

 

トップコンビのお披露目は元より、愛ちゃんを観られるのがすごく嬉しいラブ

 

このごろ宙組を観ても、もひとつ心躍らないなぁと思うのは愛ちゃんがいないからと言うのもあるのですしょんぼり

 

その宙組公演『イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!』2回目観てきました拍手

 

この2回目楽しめましたルンルン

 

ストーリーに盛り上がりがないのは分かっていたので、場面場面を楽しむようにしました。

 

宙組ジェンヌさんは実力者が多く魅せてくれましたグッ

 

藤乃役の遥羽ららちゃんが美しかったキラキラ

 

西役の瑠風輝さんが藤九郎(役:和希そらさん)に恨むのなら自分だというところも良かったです。瑠風さん宙組を背負って立てるのではと思いました筋肉

 

ショーでも群舞が素晴らしかったラブロケットの前の場面、男役と女役が混ざって一体になって踊る場面が迫力に満ち溢れ魅入りました目

 

今回は2階2列の上手側で、留依蒔世さんが凄く良く観えて嬉しかったです。

留依蒔世さん、とにかく声が良くて歌うま、私の宙組でのイチオシです上差し

昨日節分で今日は立春晴れ

陽も長くなりましたね。13時半の宝塚公演を観終わって劇場の外に出た時の明るさがすごく嬉しいです。

 

2020年 令和2年 1月に読んだ本のまとめです。

№1から始まります。今年は何冊読めるかな?

感動作品に出合えますように本

 

1)米澤穂信著『追想五断章』

菅生芳光は、父親が亡くなり父親が経営していた工場が閉鎖になり、やむなく大学を休学した。伯父広一郎が経営する古書店 菅生書店に居候させてもらい、店を手伝いながら復学を目指している。

その菅生書店に、死んだ父親が書いた物語を納めた同人誌を捜してほしいと北里加奈子という女性が現れる。それは「結末のない物語」(リドルストーリー)5編だった。

伯父に内緒で引き受ける芳光。調査を進めるうちある未解決事件とつながり、その真相が明らかに・・・!?

加奈子の父親の書いた物語が挟まれて展開していくのだが、それがあまり面白くなくやっとこさで読み終えた。

私はそれほどのミステリーファンでもないので、面白さをちょっと理解できかねた作品だった。

 

2)加納朋子著『いちばん初めにあった海』

中編小説2編で構成されている。

いちばん初めにあった海:堀井千波が引っ越しの準備の時見つけた手紙。そこに書いてある一文“人を殺した”にこの物語のすべてがある。千波の今と過去とが行ったり来たりでしながら物語が進んでいくのだが、読んでいて今はどの時なのかが分からなくなってしまい、せっかくの面白さを十分に味わえなかった。千波の状態が最後に分かるのだが、それが遅すぎて感動をイマイチ味わえなかった。

化石の樹:植木のアルバイト職人が親方から読めと渡されたノート。樹齢七百年になる白い花を咲かせる不思議な金木犀。この木を治療することになった時に金木犀の洞の中で見つけたノート。そのノートに書かれていたことは殺人ではないかとの疑問が湧く・・・。

植木のアルバイト青年が誰かに話しかけるように物語が綴られていき、最後に話しかけていた相手がやっと分かり、物語の全容を理解することができたのだが、それがやはり遅すぎて感動を味わうことができなかった。

 

3)宮部みゆき著『過ぎ去りし王国の城』

中学3年生の2月、第1志望の県立高校の推薦入学が決まった尾垣真(おがきしん)はのんびり中学生活を送っていた。母のお使いで銀行へ行った真は展示してあった幼い子供たちの絵の中に大人の描いたお城の絵を見つける。その絵が風に飛び落ち、真はその絵を拾って持ち帰った。その絵はアバター(分身)を書き込むと絵の中に入り込むことが出来る不思議な絵だった。

その絵の中に入り込もうと、絵の上手なハブられ女子の城田珠美に絵を描いてもらうことにした真。そこから真と珠美の冒険が始まる。絵の中の世界でパクさんと知り合い、10年前の少女失踪事件とも絡み合い、3人で少女の救出に挑むことに。

ハラハラドキドキが止まらない面白さだった。

珠美の家庭事情や学校のイジメ問題、パクさんの仕事事情などが挿まれ、物語に膨らみを持たせ最後まで飽きさせず、感動と共に面白く読めた。

解説で池澤春菜さんが“読書の時間は孤独ではなく自由だ”と書いてらっしゃいました。その通りですよねパー

 

4)白河三兎著『私を知らないで』

何のことなのか分からない序章からこの物語は始まる。

そして、黒田慎平13歳の夏、横浜の中学校に4回目の転校し、同じクラスにいる無視され続けている「キヨコ」と呼ばれる不思議な少女(新藤ひかり)と新たな転校生高野三四郎と出会い、慎平の中学時代の物語が綴られていく。

「キヨコ」の秘密を知り、「キヨコ」を守るために慎平と高野が取った行為!

その結果の13年後の出来事。やっと序章の出来事が理解でき終章へ。

慎平自身の行動や慎平の両親の強さと、ひかりの無視に負けない不思議な魅力がこの小説の面白いところだった。

 

5)愛川晶著『再雇用されたら一ヵ月で地獄へ堕とされました』

高校の地歴公民科教員生活を38年4ヵ月で定年退職し、新たに常勤講師として再雇用された笹山忠信。

年金受給まで再任用講師として働く予定を立て、それで長男の学資と生活費を賄うことにし、退職金は家のリフォームにつぎ込んだ。

新たな職場に赴任したが、そこで校長から思いがけない宣告をされる。そこから、妻の仕事先の保育園閉鎖問題、悪徳リフォームの手抜き工事と地獄の始まりが!!!

他人の不幸は蜜の味アセアセ的な面白さで話が展開されていき、最後は大団円。

いかにもありそうな展開に笑いながらも笹山を応援し、そして意外な展開にホッとし、また教師としての笹山の誇りを感じながら読み終えた。

 

6)赤川次郎著『記念写真』

「記念写真」「窓越しの雪」「影の行方」「留守番電話」「猫の手」「小さな大人の事件」「学校、つぶれた?」「十代最後の日」「見果てぬ夢」「笛」

の10編の短編集。

申し訳ないですが、どの作品もスルーっと通り抜けてしまい心に残らなかったです。

次の作品を読むと、前作を忘れてしまうという状態で読み終えていましたガーン

 

7)米原弘樹著『ハイスクール歌劇団男組』

少し前、愛知県東海高校の「カズラカタ歌劇団」が文化祭で行う歌劇が話題になりましたね。

それをネタにこの小説は書かれたのでしょうね。

高校3年の7月中旬に行われる文化祭。文化祭の主役になるキャラでないと自覚する米原弘樹(著者とおんなじ名前!)。ひょんなことで同じクラスの森川隼人と川島直弥の3人で男だけの宝塚をやろうということになってしまった。

仲間を募り、出し物は「ロミオとジュリエット」と決まり、キャスティングをし、ダンスの先生を見つけ船出を始めるも、お定まりのメンバーの脱却やダンスの先生の稽古拒否などが起こり大丈夫?となり、そして結果は・・・?

ああ面白かった。

青春いいとこどりの内容で、私は好きです。楽しく読めました。

 

 

 

 

 

 

 

日本青年館ホールで花組公演『マスカレード・ホテル』を観た翌日、東京宝塚劇場で宙組公演『イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!』を観てきました音譜

 

昨日の興奮冷めやらぬまま観劇に挑みましたが・・・ニコニコ

 

あれっ⁉なんか始まりの拍手から薄いような・・・キョロキョロ

 

箱キャパは日青より多いはず??

 

旗を持ったお姉さんに誘導された方たちがたくさんお弁当を受けっとって入場していたっけ・・初観劇で拍手も控えめ!?

 

『イスパニアのサムライ』始まりました・・・観終わりましたガーン

 

う~んえー?盛り上がりどころのない、ちょっと退屈な作品でしたガーン

 

ヒーローとヒロインがハッピーエンドだったらそれでいいのかって言いたくなる作品でした。

 

これから宙組を担うであろうずんちゃん(桜木みなと)が、またしどころのないお役で目立たなかったのも残念ショボーン

 

良かったのは、留依蒔世ちゃんが道化師役で、すぐ目に付きソロもありイイ声を聞くことができたことかなニコニコ

 

“何故、遠いスペインに日本のサムライの末裔がいるのか”と言う題材は面白そうと期待したのですがショック

 

気を取り直してショー『アクアヴィーテ!!』クラッカー

 

藤井大介さんの王道の宝塚らしいショーといえばいいでしょうか合格

 

ウイスキーグラスは無しでしたが普通に楽しめましたニコニコ

 

一番目を引き付けたのは実羚淳さんの長い脚目

 

ピッと足を上げると頭をはるかに超えていたキラキラ

 

それを観てからそのことが頭から離れず、最後まで脳裏に焼き付いていました目

 

お芝居とショーの2本立てはいいですね。

 

お芝居の負の感情をショーで洗い流すことができましたウインク

 

 

 

今年の宝塚初観劇は日本青年館ホール『マスカレード・ホテル』でした拍手

そして次の日、東京宝塚劇場『イスパニアのサムライ/アクアヴィーテ!!』観てきましたグッ

 

2日連続の宝塚観劇でしたチョキ

 

ちょっと観客の熱量の差を感じてしまった2日間でしたが・・・ニヤ

 

まずは『マスカレード・ホテル』クラッカー

 

あきらさん(瀬戸かずや)初主演しかも東上公演OK

 

拍手の凄いこと!!

 

誰もが待っていたし、特別なファンでなくてもとても嬉しい公演でしたねドキドキ

 

そして、新田刑事役がピッタリでした。

 

私は映画・テレビ共見ていませんが原作は読みました。「マスカレード・ホテル」のみならず「マスカレード・イブ」も「マスカレード・ナイト」もマスカレードシリーズは読んでいました本

 

でも特別なイメージがあるわけでもなく、誰が犯人だったということさえも忘れていたのですごく楽しめましたアセアセ

 

あきらさんの新田刑事とひらめちゃん(朝月希和)の山岸尚美が息ピッタリで、特にひらめちゃんのセリフ回しが口跡ハッキリ分かりやすくとても素晴らしかったです。

 

でもイチオシは音くり寿ちゃんですね乙女のトキメキ

 

歌声も美しく、お芝居もすごくいいです。すごく上手い上差し

 

音くり寿ちゃん無くしてこのお芝居は成り立たなかったんじゃないと私は思ってしまいました。

 

フィナーレがまたまたすごく良かったですねキラキラ

 

男役さんのカッコいいこと!さすがに花男ピンクハートピンクハートピンクハート

 

フィナーレであきらさんとひらめちゃんのデュエットダンスの時のカゲソロはどなただったのでしょうか?

 

デュエットダンスが素敵だったのはもちろんですが、カゲソロがとても美しく、私は音くり寿ちゃんだと思ってプログラムを確認したのですが載っていなくてモヤモヤしていますうーん

 

別箱公演は演者皆さんのお顔が確認できていいですねニコニコ

 

なかなかチケットが取れないのが難点ですけれどねショック『マスカレード・ホテル』が観られて、今年の宝塚観劇がいいスタートが切れたぞと喜んで帰路につきました地下鉄

 

宙組公演は次回にバイバイ

 

今日は、東京宝塚劇場 雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』一般前売チケットの発売日でしたチケットキラキラ

 

全くアクセスできずに終わりましたえーん

 

友の会抽選・先行、プレイガイドプレリザーブ、その他私ができることすべてしましたが全然相手にされず、花組公演に引き続きチケットが取れませんでした叫び

 

当日券は、2月3月なんて寒すぎて年老いた私にはちょっと難しい。

これが4月5月なら始発電車も辞さないけれど真顔

 

ライブビューイングもいいけれど生の舞台が観たいんですよねラブ

 

評判が良くて残念至極ですがあせる

 

まあ諦めますあせるあせる

 

諦めが肝心あせるあせるあせる

 

諦めるしかないよねあせるあせるあせるあせる

 

未練タラタラ・・・・・あせるあせるあせるあせるあせる

 

昨日、上野公園にある重要文化財の旧東京音楽学校奏楽堂で行われた 『音楽朗読劇 わが愛の譜~滝廉太郎物語~』を観てきましたクラッカー

第二回江戸まちたいとう芸楽祭のプログラムの一つとして演じられました。

 

あっきょんさん(亜聖樹)ご出演ラブ

 

↓奏楽堂です

明治23年建築の日本最古の音楽ホールです。

 

↓ホールの舞台

パイプオルガン、チェンバロ、ピアノが置いてありました。

ピアノの脚のこま(?)が金ぴかで、舞台も磨かれ光っていました。

 

私が、2017年初めてあっきょんさんを認識し、その声(朗読と歌)と容姿に心射抜かれた豊洲シビックセンターホールで行われた『わが愛の譜』の再演です拍手

 

東京音楽学校 最年少入学で最年少卒業した滝廉太郎の物語。

 

この記録は破られないと語られていましたが、学校制度が変わらない限り絶対そうですよねウインク

 

出演者(年齢順):辰巳琢郎・田中由也・辰巳真理恵・亜聖樹

ピアノ:大貫祐一郎 (敬称略)

 

滝廉太郎役は辰巳琢郎さん。

他の方は何役も演じます(担当します?)。

 

あっきょんさんは廉太郎のいとこ民・音楽学校の先輩幸田幸・廉太郎の母正子・廉太郎の恋人クララ、それに時々ナレーションを担当されましたパー

前回は和服姿でしたが、今回は肩の出た黒のロングドレス姿で、とても良くお似合いでヘアスタイルも含めホント美しかったラブラブ!

 

聞き取りやすくハッキリとした口跡で、演じ?読み?分ける的確さはさすがと言いたいビックリマーク

 

ソプラノ歌手である辰巳真理恵さんと歌われた「アヴェ・マリア」の美しいこと!!

感動でウルウルしてしまいましたおねがい

 

ソロで歌われた「花」の優しいことビックリマーク

うっとりしましたラブ

 

田中由也さん(あっきょんさんのお父様でバリトン歌手。大阪音楽大学教授・関西歌劇団副理事長)・辰巳真理恵さん・あっきょんさんの三人で歌われた「荒城の月」の心に響くこと!!

涙が出ましたぐすん

 

格調高く素晴らしい朗読劇『わが愛の譜』でした。

 

歴史ある奏楽堂で演じられるのにピッタリの演目でした。

 

席を立った時、知らないお隣の方と思わず同時に「良かったですね。」と声を掛け合ってしまいました照れ

 

今年初の観劇が『わが愛の譜』であったことに感謝しますキラキラキラキラ

遅ればせながら

あけましておめでとうございます門松

 

年末年始の特別感が苦手で普通の日常にやれやれと思っています。

 

こんなへなちょこブログに足をお運びいただきありがとうございます。

 

だんだんトキメキも減り気味ぼけー

何とか元気でブログを更新できることを今年の目標にしたいと思っていますパー

 

去年12月に読んだ本のアップが今年初のブログアップです(__)

 

64)川村元気著『百花』

アルツハイマー型認知症を患った母百合子とその息子泉。

百合子の記憶が混沌とあやふやに苛まれる今と、ピアノ講師として泉を育てていた若かりし頃の物語が交互に綴られて物語が進んでいく。

百合子をホームに入れ、家の整理をしていた時泉は日記帳を見つける。それは母が奔走し泉が捨てられた1年間の記録だった。

“息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子”(新聞広告)の一文そのままの物語だった。

泉とその配偶者香織がこの物語を優しいものにしていたと感じた。

 

65)米澤穂信著『いまさら翼といわれても』

<古典部>シリーズ第6弾

最新作は高校2年の1学期から夏休み初日までの出来事からなる短編集6編。

箱の中の欠落:生徒会会長選挙の終わった夜、折木奉太郎に福部里志から電話があり、その選挙で不正があり1年生が疑われているという。彼を助けるため里志は奉太郎に推理を依頼する。投票箱の数から見事に解決。

鏡には写らない:伊原摩耶花が買物先で中学時代の友達と出会い、卒業制作で奉太郎のした行為を思い出す。そのことを確かめるうち奉太郎したことの意味を知り、奉太郎を見直すことになる摩耶花。

連峰ははれているか:ヘリの飛ぶ音を聞いた奉太郎は中学時代の教師小木が「ヘリが好き」と言ったことを思い出す。そこからその時期の事件を図書館で調べるうち小木の言った言葉の真実を知る。

わたしたちの伝説の一冊:神高漫画研究会所属の伊原摩耶花。摩耶花は漫画を描き雑誌に投稿し努力賞にも選ばれた。漫研では漫画描く派と漫画読む派が対立していて摩耶花は落ち着かない。対立が続くある日摩耶花が描いていた漫画原稿が無くなってしまうという事態が起こる。そんな摩耶花に先輩の誘いが・・・。

漫研を退部することにした摩耶花。

長い休日:奉太郎がめずらしく調子いいと感じる朝。トントンと片づけ物が終わり、散歩で荒楠神社に行く。そこで千反田えると出会い掃除を手伝う。そのことから“やらなくてもいいことは、やらない。やらなければいけないことなら手短に”の奉太郎の信条に至った小学5年生の出来事を思い出す。その奉太郎悲しさをえるのひとことが取り除く。

いまさら翼といわれても:高校2年夏休み初日、えるは市の主催する合唱祭でソロパートを任され練習していた。いよいよ合唱祭の日、えるが会場に現れない!奉太郎は推理を駆使しえるを捜す。蔵に居たえるの悲痛な言葉を聞く奉太郎。「いまさら翼といわれても、」の後に続く

える言葉に泣かずにいられなかった。

奉太郎の信念・里志の正義・えるの矜持・摩耶花の夢を奉太郎の推理を通して知ることができ、古典部の面々が益々好きになった。

次回作も期待したい!

 

66)中山祐次郎著『泣くな研修医』

鹿児島のさつま揚げ屋の次男雨野隆治は、東京下町の総合病院に勤める外科の医師歴1年目の研修医。

一生懸命だが知識が乏しく診断にも自信がない。しかし患者に対する誠実さだけは本物。担当患者には付きっきりで何日もの当直も厭わない。

情けない隆司が大変な救急医療に携わりながら少しずつ成長していく姿に「もっと要領よくできないの」と叱咤激励したくなりながらも隆司に味方しながら読み終えた。

優しい嘘のことや隆司が医師を目指した理由に涙を誘われた。

 

67)森博嗣著『すべてがFになる』

いつ頃だったか話題になって読みたいと思い図書館で借りたら、上下2段になっていて、文庫になったら読もうと思い、その後すっかり忘れていたら、図書館の返却本棚にあったので借りて読みました。

やっぱり旬が過ぎた作品と言う感じが否めなかった。

N大助教授・犀川創平と犀川の恩師の娘西之園萌絵が謎解きをするシリーズ第1作。

孤島を買取、そこに最新のハイテク(この言葉自体もう古い)研究所を建てて交流はすべてPCでと隔離された生活する天才科学者真賀田四季。その彼女が殺された!

その孤島に学生らとキャンプに来ていた犀川と萌絵が密室の謎解きに挑む!

最後まで読めたけれど、面白いワクワク感を感じることができなかった。話題作は話題になっているときに読むべしかな。

残っていく作品、すぐ消える作品の違いを見た気がた。

森博嗣氏はその後多くの作品を出しているので力はあると思います。

 

68)佐藤巖太郎著『将軍の子』

会津藩主 保科正之の数奇な半生を連作短編集で仕立てたもの。

2代将軍徳川秀忠の子でありながら、非嫡出子のため父親との対面も無く、秀忠の正室お江が嫉妬深い性質であったため、生まれた直後に養子に出され、大人になるまで自分の父が秀忠とは知らずに生きていた。

将軍の子:生まれてすぐに武田信玄の娘見性院の養子となる幸松丸(保科正之の幼名)

跡取り二人:信濃国高遠城の保科正光の養子となる幸松丸。しかしそこには左源太という先に養子となっていた若者がいた。

扇の要:信濃様と呼ばれる幸松丸が秀忠の子であることを知る。養父保科正光の死後、幸松丸は元服し保科正之と名乗る。

権現様の鶴:現将軍家光と正之が面会。正之を家康の遣わした法具と感じてしまう家光。

千里の果て:家光は正之を取り立て、正之の意見を聞くようになっていく。肥後守となる正之。

夢幻の扉:兄はキリシタンだと訴えた弟を調べるよう正之に仰せつかった町奉行。調べるうちに意外なことを知る。正之の為政者としての資質を描く。

明日に咲く花:家光が死去。起こる明暦の大火。正之の行った的を得た政策。家光の死後、知恵伊豆と呼ばれた松平信綱の想い。

保科正之のエピソードを短編に仕上げ、他者を思う心、虚飾のない考え、礼、人々から受けた恩義を政に活かす気概が良く描かれていた。

久々の歴史小説。正之を良く書いているがそのことが素直に信じられとても面白く読めた。

 

2019年は68冊読みました本

 

2020年も面白く感動できる本と出合えますようにお願い

 

 

 

 

今年も明日でおしまいですバイバイ

 

ゆーみんさん(隼海惺)制作作品を2日続けて観てきましたキラキラ

 

いずれもあっきょんさん(亜聖樹)ご出演ラブラブ

 

26日初台Doorsで『BASIC』を観ましたラブ

宝塚を退団してから5年になるゆーみんさん。

一年ずつ作品を作っていくと決めてらっしゃたそうで、今回はそれの集大成作品。

『Birth』『Awake』『Sail』『Irony』『Contralto』5作品の頭文字を取って作品名が決まりました。

私が観たのは『Contralto』だけです。が、番外編として『Light&Shadow』がありその作品も観ました。

6作品の中からピックアップされた歌とダンスのパフォーマンスと

ゆーみんさんのご挨拶や出演者とのトークを挟みながら進行していきました。

私は今回が4回目だったので出演者のお顔が分かってきて勝手に親しみを感じていましたラブ

宝塚OGはあっきょんさんとみくちゃん(花陽みく)と平湯樹里さん(元雪組悠斗イリヤ)。踊って踊って歌う歌うと凄い活躍。皆さん素晴らしい。目を見張るパフォーマンスでした目

あっきょんさんの妖しい艶っぽい歌声もまた聞くことができ素晴らしい時間を過ごすことができました。拍手

 

次の27日、やはりゆーみんさん作品ライブ『Come A Live Vol.2』を天王洲アイルのKIWA TENNOZで観てきました。

凄く風のきつい日で、私は京葉線で行くのですが“風に弱い京葉線”絶対遅れるわと思っていたら、案の定架線になんか引っかかったようで遅れていました。早めに出て良かったです。

ライブ会場KIWA TENNOZはライブ会場なのに天井と観客の後ろの窓から外光が入り、壁に木の板がぶら下がり癒しの空間でしたドキドキ

こちらは歌う方と踊る方がきちんと分かれていました。

あっきょんさんは歌う方。みくちゃんと平湯樹里さんそれとあちくん(輝生かなで)は踊る方。

歌う方に男性4人いらっしゃったのですが、歌の上手い方ばかりで何者?と思いましたら皆さんミュージカルで活躍なさっているそうです。

トークもむちゃくちゃ面白く世の中にはできる方が多いなぁと感心しました。

あっきょんさんの歌声は本当に素敵で、今回は男性とのデュエットもありちょっとドキドキしましたが素晴らしかったですルンルン

トークの時ちょっとおとなしめの気がしたのですが、ブログで少し体調がと書いてらっしゃって、そうだったんだと思いました。

でも、ちゃんと次回上野奏楽堂での『わが愛の譜』公演の宣伝はされていました。

私はあっきょんさんを観るのがすごく嬉しいのでどうぞお身体には十分お気をつけ下さいね。

年末の慌ただしい時期の宝塚からの3連チャンの観劇でしたが満たされた時間でしたOK

 

 

今年も今日を入れて残り3日となりました。

何とか大掃除は終わりちょっと一息お茶

昨日に千秋楽を終えた月組公演。これで今年の宝塚公演も終わりました。

私も25日にマイ楽を終えていましたニコ

大慌てで今年の観劇をまとめておきたいと思います。

何公演観たのかなあ目

 

1月

*東京フォーラム 月組公演『ON THE TOWN』(友会先着)

*東京宝塚劇場 雪組公演『ファントム』(ぴあプレリザーブ)

2月

*東京宝塚劇場 星組公演『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS』(友会先着)

3月

*東京宝塚劇場 星組公演『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS』2回目(ベネフィット先着)

*東急シアターオーブ 雪組公演『20世紀号に乗って』(友会抽選)

*東急シアターオーブ 雪組公演『20世紀号に乗って』2回目(ベネフィット先着)

*東京宝塚劇場 花組公演『CASANOVA』(友会②抽選)

4月

*東京宝塚劇場 花組公演『CASANOVA』2回目(ベネフィット先着)

*東京宝塚劇場 花組公演『CASANOVA』3回目(阪急交通社夢組貸切)

*TOHOシネマズコルトン 花組公演『CASANOVA』ライブビューイング(ぴあ)

5月

*東京宝塚劇場 月組公演『夢現無双/クルンテープ』(ベネフィット先着)

*東京宝塚劇場 月組公演『夢現無双/クルンテープ』2回目(友会先着)

6月

*東京宝塚劇場 宙組公演『オーシャンズ11』(ぴあプレリザーブ)

*東京宝塚劇場 宙組公演『オーシャンズ11』2回目(友会②抽選)

*横浜アリーナ 花組公演『恋スルARENA』(一般前売)

7月

*日本青年館 月組公演『チェ・ゲバラ』(友会抽選)

8月

*東京宝塚劇場 雪組公演『壬生義士伝/Music Revolution!』(友会先着)

9月

*市川文化会館 宙組公演『追憶のバルセロナ/NICE GUY!!』(ベネフィット先着)

10月

*東京宝塚劇場 星組公演『GOD OF STARS/Eclair Brillant』(みらいコープ抽選)

*東京宝塚劇場 星組公演『GOD OF STARS/Eclair Brillant』2回目(ベネフィット先着)

*宝塚大劇場 月組公演『I AM FROM AUSTRIA』(友会②抽選)

11月

*TOHOシネマズ八千代緑ヶ丘 花組公演『A Fairy Tale/シャルム!』ライブビューイング(ぴあ)

12月

*東京宝塚劇場 月組公演『I AM FROM AUSTRIA』(友会②抽選)

*東京宝塚劇場 月組公演『I AM FROM AUSTRIA』2回目(ベネフィット先着)

 

本公演・別箱公演合わせて22公演でしたクラッカー

昨年は30公演以上だったので10公演は減りましたぐすん

それだけチケ難だったということですねパンチ!

 

今年の私のベスト3を

第1位 『チェ・ゲバラ』

轟さんとおだちん(風間柚乃)の掛け合い。

全ての出演者の演技・歌・ダンスすべてが素晴らしかった。

これ程心震える作品を観れたことが嬉しかったおねがい

第2位 『20世紀号に乗って』

これ程笑った作品に出会えたことが喜びだった。

特にあすさん(久城あす)の最後の首振り!観客のすべての目を捉えて爆笑に持って行ったよね拍手

第3位 『CASANOVA』

ゆきちゃん(仙名彩世)退団公演。

祝祭喜歌劇ドキドキいいよねビックリマーク

難しいことなんか考えなくてOKチョキ

みりおさん(明日海りお)が自由自在に動いていて喜びにあふれていた。感動もいいけれど楽しいのもいいグッ

 

来年も楽しい観劇ライフを送りたいですお願い

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は今年最後の宝塚友の会チケット 雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』先着順方式の申込日チケット

 

第1抽選・第2抽選とも落選だったものだから、先着順でと思っていました。

 

が!全然アクセスできずに終わってしまいましたえーん

 

今年のチケット取りも今日でおしまいバイバイ

 

今年は落選続きだった気がしてショボーン

 

1月から12月まで友の会チケットどうだったんだろうと友の会マイページを見てみました。

 

東京宝塚劇場公演

第1抽選 : 9公演申込   当選 0 

第2抽選 : 9公演申込   当選 5

別箱公演

抽選 : 12公演申込    当選 3

 

この当選回数はどうなのかしら?

 

これがステイタス プラチナの標準なんでしょうか叫び

 

この頃の私、落選が当たり前の気分でチケット代も値上がりしたし「まぁいいかぁ」という気分大です。

 

みりおさんの退団公演の時、“本当に観たい人が観るべきだから、私はチケット購入を遠慮します”と書いてらっしゃるブロガーさんが多くいらっしゃったのですが、私はそんな崇高な考えには至らなく、でもこんなに落選続きだと諦めが早くなる私は観るべき人ではないのかなぁとという気持ちになってきている今日この頃ですしょんぼり