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shiratsuyuのひとことがたり

宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

久しぶりの宝塚観劇クラッカー

 

久しぶりのブログアップアップ

 

先週の木曜日、東京宝塚劇場で月組公演『I AM FROM AUSTRIA』観てきましたニコニコ

 

10月の宝塚大劇場観劇から約2ヵ月振りの観劇。同じ月組公演です。

 

2ヵ月経つとすっかり忘れてしまっていて、また新しい作品のように楽しめました照れ

 

ストーリーとかは思い出してくるので、主役のトップコンビの2人より、周りのジェンヌさんたちの方が面白くて目がいってしまいました目

 

まずは、ちなっちゃん(鳳月杏)と海ちゃん(海乃美月)の夫婦がとても良かった拍手

 

ちなっちゃんには笑わせられました。上手いよねラブラブ演技・歌とも満点OK

ちなっちゃんがいなければこのお芝居成立しなかったのではと思うくらいでした。

 

海ちゃんもいいよね。急にダルマ衣装になっても違和感なく、その美しさにテンション上がりますラブラブ!

 

美しいといえば、やはりれいこさん(月城かなと)キラキラ

 

「このウインナー野郎」が口癖のこのお芝居では悪役だけれど、その美しさにお芝居が嫌にならない。

 

そして、フィナーレの歌手で登場した時の煌めき乙女のトキメキれいこさんならでは華やかさ乙女のトキメキなくてはならないジェンヌさんだと強く思いました。

 

上手いといえば、おだちん(風間柚乃)。失敗ばかりするダメホテル従業員を面白おかしくでも的確に演じられていて引き込ましたドキドキ

 

私は有名人のご親戚で最初から目を付けられているジェンヌさんは、私なんかが応援しなくてもと思ってしまうのであまり目がいかないのですが、おだちんは別ビックリマークいいわあラブラブ

 

ありちゃんも良かった。ダンスはもともとだけれど歌にも迫力が出てきましたグッド!

 

おだちんを好きになるところが楽しくて幸せを感じましたキスマーク

 

光月るうさんや白雪さち花もさすがですひらめき電球

 

ゆりちゃん(紫門ゆりや)やからんちゃん(千海華蘭)ややすちゃん(佳城葵)がもっと目立ってくれれば、もっと良かったのにとは思いましたうーん

 

月組ってトップさんを囲むジェンヌさんの力が大きいなあと感じた公演でしたウインク

 

今年も1ヵ月を切りました。

12月は落ち着きません。何から始めようかなと考えてるだけでなかなか行動に移せないのはいつものことショボーン

11月はたった4冊しか読めませんでした。タイトルだと3冊うーん

読んでいた本がなかなか読み進めず同じところをグダグダと眠たくなってついに挫折までが1週間もやもや

ということで今月の読んだ本のアップです(少な!!)

 

60)宮部みゆき著『名もなき毒』

杉村三郎シリーズ第2弾

めっちゃ面白かった。話の運びが気をそらさない、次のことが知りたくなるストーリーの巧妙さにどんなに長くても読めてしまう著者の力に脱帽パンチ!

古屋明俊が犬の散歩中に立ち寄ったコンビニで購入した紙パックのウーロン茶を飲んで青酸カリ中毒で死亡する事件で幕が開くこの物語。

一方、杉村三郎が勤める今多コンツェルン広報誌「あおぞら」編集室にアルバイト原田いずみが雇われやって来る。この原田いずみがめちゃくちゃなトラブルメーカーで振り回される編集室の面々。結局解雇されるのだが、そこからの原田いずみの逆襲が凄く、杉村三郎に向けられた悪意は家族にまで及ぶことに・・・。

杉村と妻菜穂子との結婚までのいきさつや、元警察官の探偵北見一郎との出会いからの古屋明俊の孫美智香との出会いなど盛りだくさんな内容が詰め込まれるが物語の面白さにどんどん引き込まれてしまう。

青酸カリをお茶パックに仕込んだ犯人がこんなところから出てくるのか?父親が語る原田いずみの嘘つき事件の凄惨な内容!義父が杉村三郎の何に菜穂子を託す気になったのかなどが織り込まれ、話に膨らみを持たせて飽きさせることなく読ませる。

面白い!夢中で読んでしまった!

 

61)谷津矢車著『洛中洛外画狂伝;狩野永徳』

狩野永徳が狩野源四郎と名乗っていた時の物語。

狩野家の長男として生まれ、狩野家の惣領となるべく生き方描き方を義務付けられる源四郎。しかしその才能がそれをヨシとしない。粉本通りを狩野のやり方とする父との確執。

描くことの意欲にほとばしる才能。それを気に入り自分の絵師として優遇する室町幕府第13代将軍足利義輝。彼からの依頼は“予の天下を描け”。そして出来上がったのが「洛中洛外図屏風」(上杉本)。

源四郎と将軍義輝の友情物語(絵師と将軍に友情は無いかもしれないが)として読んでも面白いと思った。

室町将軍として知っていたのは、義満・義政・義昭だけだった。義輝は 知らなかったが、何と魅力的な将軍だったことか!世に溢れているすべての勢力を認めたうえで共存を目指していた将軍。

狩野永徳と共に足利義輝の魅力に溢れた物語だった。

 

62) 63)宮部みゆき著『ペテロの葬列』上下

杉村三郎シリーズ第3弾

前作『名もなき毒』の事件から2年経過。

「あおぞら」編集室の面々も園田編集長と杉村三郎以外は様変わりした。

ことの始まりは退職した元取締役のインタビューの帰りに乗ったバスが一人の老人に乗っ取られたこと。その老人の自死で一応は解決した。杉村を含む人質6人も無事。しかしここからが本当の物語の始まりだった。

支払われた事件の慰謝料を巡って謎を追う三郎と人質の人たち。自死した老人の正体を追ううちその背後にあるマルチ商法に行きつく。

慰謝料を受け取ることで会社に辞表を提出する三郎。

また、妻菜穂子の不倫も分かり、会社も辞め菜穂子とも離婚。

不倫を認める菜穂子の言い草がとても腹立たしいものだった。

離婚に際し「私と結婚するためにあなたから取り上げたものを全部あなたの返したい」って!何様のつもりなの!

今多の娘でいることを前提で三郎と結婚した菜穂子。

三郎の気の良さと共に菜穂子のおおらかさが好きだと思っていたのに最後にこれはちょっとがっかりだった。

物語はすごく面白かったのに残念なエンドだったえーん

 

昨日、TOHOシネマズ八千代緑が丘で花組千秋楽ライブビューイングを見てきました映画

 

初めて行く映画館。駅から近くてすごく便利なところでした。ライブビューイングの時はこれからここを第1希望にしようと思いました。

 

席もE席で首が痛くなるかもと思っていたのですが、E席から段が高くなって見やすかったです目

 

全然劇場で観られなくて初めてのお芝居・ショー・サヨナラショーでした真顔

良かったです。特に『A Fairy Tale』。素敵でした。

 

美しい庭園には妖精が住むラブラブ

 

そのことを思っただけで心が浄化されるようでした。

 

そして、カレーちゃん(柚香光)と華ちゃん(華優希)はお芝居の人なんですね。2人のお芝居がすごく良かった。

 

特に華ちゃんの年を取って車いすに乗ってのセリフが心に響きました。

 

みりおさん(明日海りお)に関しては何も言えませんおねがい

 

稀代のタカラジェンヌ

 

ありがとうございましたラブラブラブラブラブラブ

11月も11日になっていましたぁびっくり

11月の宝塚観劇は24日の花組千秋楽ライブビューイングのみです。

10月に読んだ本のアップもやっと今頃アセアセ

 

54)米澤穂信著『遠まわりする雛』

<古典部>シリーズ第4弾

折木奉太郎、高校に入学してから過ぎゆく1年の出来事を綴った短編7編。

やるべきことなら手短に:高校入学後の4月の終わり。学校の掲示板に妖しい勧誘ポスターが?

大罪を犯す:梅雨時の6月。千反田えるが数学教師に怒った?

正体見たり:夏休み中の8月。古典部4名は温泉旅行に。そこで首つり事件?

心あたりのある者は:11月のはじめ。校内放送の謎に挑む奉太郎。

あきましておめでとう:元旦の荒楠神社。納屋に奉太郎とえるが閉じ込められるという事故が起こる。凍え死しそうな寒さの中で奉太郎は苦心のなぞかけを!

手作りチョコレート事件:バレンタインデーの日に摩耶花は里志に手作りチョコレートを渡そうとするがそのチョコが無くなってしまう。犯人は?

遠まわりする雛:新学期から2年生という1年生の春休み4月。旧暦で行われるえるの地域のひな祭り。雛に扮した人が街中を練り歩くというもの。その傘持ちを奉太郎は依頼された。その道中に通行止めがあり遠まわりすることに。なぜそうなったのか?奉太郎の推理が真相を暴く?

古典部の面々のキャラが面白い!奉太郎の推理も楽しい!ちょっとした手を使ってえるを納得させるのもアリと思ってしまう。

一年間の古典部面々の距離感が描けていて、読むほど登場人物への思い入れも加わっていった。

 

55)佐野徹夜著『君は月夜に光り輝く+Fragments』

9月に読んだ『君は月夜に光り輝く』のキャラクターが登場する短編集。

もし、キミと:まみず亡き後、卓也がまみずのやりたいことの最後をやる高3の夏

私がいつか死ぬまでの日々:入院生活の中で、まみずが卓也と出会い、卓也に自分のやりたいことをしてもらって感じるまみずの偽らない気持ち

初恋の亡霊:中学受験の会場でまみずに出会い恋をした香山彰の中学校と高校の出来事を香山目線で

渡良瀬まみずの黒歴史ノート:まみずのプライベートを綴ったノートを卓也がのぞき見し、まみずの成長に想いをはせる

ユーリと声:偏差値だけの基準で大学の芸術学部に入学した香山。その大学の卒業生市山侑李と知り合い、侑李と侑李の子供(小学生の声ちゃん)に翻弄される香山

海を抱きしめて:医師となり、まみずのことを心に留めおきながら生きる31歳の卓也

前作と比べ、こちらの方はあまり面白いと思えなかった。

香山の生き方は自堕落だし、卓也は優秀過ぎる。

大切な人の死 悲しいし辛いけれど日常は続いていくのだから、もっと違う物語の書きようがあったのではないのかな?と思った。

 

56)米澤穂信著『ふたりの距離の概算』

<古典部>シリーズ第5弾

高校2年に進級した古典部の面々。

進級しての部活動としてまず新入生獲得を目指す。神山高校でそのための新入生勧誘週間が始まる。

そして1年生大日向友子が仮入部する。しかし仮入部期間が終わり本入部に移る時入部しないと言う。

何があったのか?入部締切日の5月に行われる恒例行事、2万メートルマラソン大会で走りながら奉太郎はその原因を探る。

マラソン大会当日の奉太郎の走った距離と新入生勧誘活動からの仮入部の日々がシンクロされて物語が綴られていく。

このシリーズ5作ともハズレなし!

面白かった。登場人物のキャラ、物語のスジ共に愛おしい。

アニメ作品も見てみたい。

 

57)大﨑梢著『宝の地図をみつけたら』

坂上晶良と桂木伯斗は幼なじみ。こっそり手に入れた祖母たちが持っていた「武田氏の埋蔵金の眠る村」の地図。2人は村探しに夢中になるも、5年生の時突如中断、その後は付き合いなくそれぞれ大学生に。

地元に残った晶良のもとに東京の伯斗が突然現れ、もう一度宝の村探しをしようと言う。

武田氏の宝探しの物語かと思っていたら、振り込め詐欺グループの内輪揉め話が入り混じり、伯斗が命の危険にさらされたりととんでもない方向へ。

私は純粋な埋蔵金探しの物語であった方がロマンと夢があって良かったと思う。

 

58)伊東眞夏著『深読み百人一首;31文字に秘められた真実』

100首から14首を選びその和歌の詠み人と時代背景について著者独自に読み解いた作品。

選ばれたのは、清原元輔・凡河内躬恒・法性寺入道前関白太政大臣・権中納言定家・従二位家隆・後鳥羽院・壬生忠見・皇太后宮大夫俊成・河原左大臣・持統天皇・在原業平朝臣・西行法師・鎌倉右大臣・和泉式部の和歌14首。

分からないことが多い人物や時代背景を面白く説いていたと思う。小説を読んでいるように著者の語りにグイグイ引き込まれ最後まで読んでしまった。

副題につけられている真実は信じない方がいいとは思うが・・・。

 

59)宮部みゆき著『誰か Somebody』

杉村三郎シリーズ第1弾。この後シリーズ化されると思わずに書かれたのではと思えた作品だった。これ1冊で読みごたえがあり面白かった。

今多コンツェルン会長の非嫡出子菜穂子と結婚し、会長の結婚許可条件であった同社広報室で働いている杉村三郎。

暴走自転車に轢かれ死亡した会長直属の運転手・梶田信夫。その娘たちから父の人生の本を書きたいとの申し入れに協力することに。

姉・聡美と妹・梨子の熱意に差があり、三郎も梶田の人生を辿り始める。調べていくと・・・。三郎の推理がなかなかで面白い。

三郎と菜穂子との出会いから、2人の一粒種桃子の出生と楽しい生活が描かれていて、三郎の菜穂子や桃子に対する想いが幸せ感に満ち溢れ、人から投げかけられる妬みや嫌味に対し平然といる三郎の力の抜けた佇まいがとても魅力的だった。

ストーリーと共に三郎が心に残った小説だった。

また杉村三郎に会いたくなった。

 

今日は東京宝塚劇場 宙組公演友の会先着順チケットの発売日チケット

 

ここ最近この先着チケットが「公演一覧」の画面にもアクセスできず、全然取れていませんでしたえーん

 

今日はどうかなと思いましたが、凄い久しぶりに2公演ゲットすることができましたチョキ

 

良かったニコニコニコニコニコニコ

 

おまかせで席を取ったので、あまりいい席とは言えないのですが観劇できるだけで嬉しいですニコニコ

 

来年のお正月公演楽しみですクラッカー

昨日、初台Doorsで行われた『Contralto』観てきましたクラッカー

 

宝塚OG元月組ゆーみんさん(隼海惺)構成・演出・振付のSong &Dance Liveルンルン

 

あっきょんさん(亜聖樹)・みくちゃん(花陽みく)・あちくん(輝生かなで)ご出演チョキ

 

観たかった久しぶりのあっきょんさんの舞台ラブ

 

6月に行われたライブの再演です。

 

ライブ会場は真ん中が立見席でサイドに座るシート席があり、私はもちろんシート席。

 

真ん中の立見にけっこうな人が立っていたのでちょっと見えづらい時もありましたが楽しかったです。

 

受付をゆーみんさんがしていらして、名前を言って席札をいだたくだけでドキドキしましたドキドキ

 

凄く可愛らしい方、凄いダンスを見せ尚且つ構成・演出・振付までとは素晴らしい才能をお持ちですグッ

 

ライブアップ良かったOK楽しかった拍手

 

あっきょんさんは7月に三越劇場で観て以来です。

 

大阪で自身のライブを行い、天空劇場 音楽劇『ハムレット』では演出補とピアノ演奏をされ、今回私が観る久々の舞台でした。

 

一回り大きくなられた印象を受けました(実際の身長・体重ではありません)ニコニコ

 

ふくよかな声が心地よく、激しい歌声にも口跡よくて迫力ありホントすんばらしい目

 

あっきょんさんの歌でゆーみんさんが踊る場面は最高でした。歌とダンスが・・・何と表現して良いのか(語彙が少なすぎる私)・・・マッチして凄かった(普通過ぎる表現パンチ!)

 

みくちゃんの高音綺麗だった合格

 

あちくんのダンスもキレッキレ・・・あちくんってこんなに踊れる人だったのねニコニコ久しぶりにあちくんを観、あふれる笑顔がとても素敵だったラブラブ

 

宝塚OGの実力を発揮しそれぞれに自分の道を歩んでおられる姿は、これぞ宝塚OGの正しい道だと思いました上差し

 

 

やっと花組公演が観れる拍手

 

ライブビューイングだけれどニコニコ

 

ぴあ申込第5希望まで・・・こんなこと今まであった目

 

第4希望で当選しましたルンルン

 

良かったぁラブ

 

 

でもでも2階16列B席は当日券として販売してほしいチケット

 

抽選と先着だけじゃチケット取れない人救われないよプンプン

今日は即位礼正殿の儀の日で国民の休日となりました。

 

明日私は東京宝塚劇場花組公演を当日券で観るため、4:34のJR始発に乗ろうと準備をしていました電車

 

4時に家を出よう、だと何時に起床かな?まだ日の出前!寒いだろうな?長い待ち時間 本に数独だ!と色々考え、ほぼ荷物の準備が終わりましたカバン

 

当日券情報はどうかな?と覗いてみましたら目

 

あらっ・・・・ビックリビックリマーク

 

“この公演はトップスター退団公演のため、通常当日券として販売しているB席2階席16列目を、全日程、一般前売で販売いたします。当日券は、基本的に立見券のみの取扱いとなります。”


の一文がパンチ!

 

えええええええええええええええええええーん

 

じゃぁ前売り買えなかった時点で座ってみることは不可能だったってことダウン

ショック!!!!!

 

年齢が年齢だけに立見は無理ですガーン

 

花組公演『A Fairy Tale /シャルム』観ることあきらめることにしますショボーン

ライブビューイング当選頼むよお願い

 

もう1週間ほど前になりますが、宝塚大劇場で月組公演『I AM FROM AUSTRIA』を観てきましたラブ

 

恒例の年一回の妹との観劇ですOK

 

今回は観劇後宝塚温泉「若水」で宿泊し、次の日にダリア園に行って来ました。

 

お天気に恵まれ、分かりやすく面白く華やかな宝塚観劇とダリアが咲き乱れる美しく伸びやかなダリア園と、すごく楽しい宝塚行きでした拍手

 

ところが、千葉に帰りついてから、台風の襲来準備にアタフタし、19号過ぎ去ったのちの惨状は言葉では言い尽くせない悲惨さでブログを書く気力が湧いてこないまま今日になってしまいましたうーん

 

ノーベル化学賞受賞、ラグビー8強と喜ばしいニュースがあったにもかかわらず、喜び続けられない台風19号の爪痕ガーン

 

15号では暴風による大災害。19号では大雨による河川の決壊氾濫。被害にあわれた皆様に何といえばいいのでしょうか。

 

心が痛みますが、じっと傍観するしかない私です。ごめんなさいショボーン

 

月組公演『I AM FROM AUSTRIA』

 

ストーリーにとらわれることなく場面場面とジェンヌさんを楽しみました。

 

れいこさん(月城かなと)の舞台復帰とても嬉しかったです照れ

美しい人がいるとやはり舞台が華やかです。

 

ありちゃん(暁千星)を見た、年に一回しか観劇しない妹が、次にトップになる人と聞きました。

次の次かなと答えましたが、妹は柚希礼音さんを初めて見た時も次トップになる人と聞き、やはり次の次だったので、礼音さんとありちゃんは妹のスキポイントに合致するところがあるようですチョキ

 

ちなつさん(鳳月杏)を月組の舞台で観られたのは嬉しかったです。

珠ちゃん(珠城りょう)が安心しきっている風に感じられ、ようこそようこそお帰りなさい月組へとの思いでいっぱいになりましたドキドキ

 

おだちん(風間柚乃)、もうさすがですねグッ

今回はトップシークレットをSNSに投稿し騒動を巻き起こした張本人を、前回のチェ・ゲバラの重厚なお芝居から一転、軽やかに演じました。

いくつもの引き出しを持っていて、これからますます楽しみなジェンヌさんですねルンルン

 

女役光月るうさんが良かった。トップシークレットと聞いた途端おだちんに耳打ちするのが面白くて、ホテルのために一番守らなくては行けない立場にありながらその軽々しい行動。怒るより笑ってしまいましたびっくり

 

海ちゃん(海乃美月)とさち花さん(白雪さち花)の華やか娘役、月組の華ですキラキラキラキラ

 

そして、観るものを幸せにしてくれるトップ珠ちゃんと娘トップさくらちゃん(美園さくら)のデュエットダンスそれと安定のリフトクラッカー

素晴らしい上差し

 

年1回の観劇でジェンヌさんの名前も分からない妹が楽しかったと連発していましたラブラブ!

 

 

10月は爽やかイメージですが、まだまだ暑かったり、急に寒くなったりしそうだし不安定ですよね。

 

9月に読んだ本のまとめです本

 

47)藤まる著『時給三〇〇円の死神』

足が速くサッカー選手として活躍しモテモテの輝く日々を送っていた中学時代の佐倉真司。

しかし中学3年に足を怪我して走れなくなってしまってからは、父親が逮捕され、母が出ていき、お金も無くしょぼくれた高校生活を送ることになってしまった。

そんな真司に、同級生の花森雪希は時給300円の死神バイトの声をかける。

未練を残したままこの世に残り続ける《死者》を、その未練を成就させあの世に送り届けるのが《死神》の仕事。

花森とコンビを組んでお金のため仕事を始めることに!そして半年間勤め上げればどんな願いもかなえてもらえるというのにも魅力を感じて!

一人目は同級生で元恋人、妹とのことで悩んでいる朝月静香。

二人目は無くした手紙を捜す黒崎。

三人目は出産途中で死んでしまった広岡加奈。

四人目は虐待の末に死んでしまった四宮夕ちゃん。

嫌々仕事をしながらも真司は、《死者》と接することによって、また花森と共に行動することによって、様々なことを感じ受け入れ、大切なこと大切な人を知る。

半年後の仕事終了日には《死神》としての日々の記憶は全て無くなってしまうのだが・・・。

《死神》の記憶をなくしても心の奥底に残る真司の想い・・・。

うぅぅぅぅえーん切ないガーン

 

48)米澤穂信著『クドリャフカの順番』

<古典部>シリーズ第3弾

いよいよ始まった神山高校文化祭。通称カンヤ祭の3日間。

始まる前日の夜から文化祭終了まで♠折木奉太郎、♥千反田える、

♣福部里志、♦伊原摩耶花のそれぞれの語りで物語が紡がれていく。

注文数間違いにより大量にできてしまった文化祭で販売する古典部の文集「氷菓」。3日間で売り切るためそれぞれが頭を悩ませている最中に、奇妙な連続盗難事件が起こる。

古典部4人のキャラが立ってとても面白い。

「氷菓」売り込みのため奮戦するえるを応援したくなるし、文化祭を楽しみながら「氷菓」の宣伝をする里志もいいし、漫研で漫画について堂々と先輩に意見を言う摩耶花の力強さに惹かれるし、そして連続盗難事件の「十文字」法則を見つけ、犯人を見つけ出し、解決に向けて繰り出す奉太郎の推理力の素晴らしさ!それは「氷菓」の完売にも道を付けることに!

この高校生たちに栄光あれ!めっちゃ面白い!

 

49)垣谷美雨著『後悔病棟』

神田川病院に勤めて10年、末期がんの患者を担当する医師早坂ルミ子は未だ患者の気持ちを掴むことができず、ベテラン看護師松坂マリ江にはため息をつかれ、患者の親には無神経をなじられることも。

そんなルミ子はお昼休みに花壇で聴診器を拾う。

その聴診器を患者にあてると患者の心の声が聞こえ、患者が望んでいたもう一つの世界を体験できるというものだった。

女優の娘千木良小都子は母に反対された女優になること、IT関連会社に勤める日向慶一は会社中心だった生活を家族中心の生活にすることを、娘の結婚に反対し独身のままでいる娘を案じる雪村千登勢は娘が結婚することを、大手建材メーカーに勤める八重樫光司は親友純生と過ごした中学校時代に戻ることをそれぞれ夢の中で体験する。

体験することで患者は今と未来を納得し死を迎えることに。

ルミ子のカブも上がっていく。

そしてルミ子と母を捨てた末期がんの父と対面する・・・。そこにいるのは医師として人間として成長したルミ子だった・・・。

いつも時節の問題を取り上げ、考えさせながらも笑わせてくれる垣谷美雨さん!今回は不思議な聴診器を使っての人間の後悔にまつわる話は良かったと思う。が、人生は後悔ばかりだけれどやり直したいとは思わないかなうーん

 

50)宮部みゆき著『希望荘』

『誰か』『名もなき毒』『ペテロの葬列』に次ぐ、杉村三郎シリーズ第4弾

このシリーズ初読み。

宮部みゆき作品、結構読んでいるつもりだったけれど、杉村三郎は知らなかった。

山梨の小さな町で生まれ育ち、大学入学から東京へ、卒業後は児童書の出版社に就職、そこで働いているときに今多菜穂子と知り合い結婚し、菜穂子の父が率いる今多コンツェルンに転職。その後菜穂子の不倫により離婚、と共に今多コンツェルンも退職。郷里に帰る。そして調査会社オフィス蛎殻所長蛎殻昴と出会い再び東京へ。

今は「調査員 杉村三郎」と「杉村探偵事務所 杉村三郎」の名刺を使い分けて生活している。

本書は探偵 杉村三郎の物語。4編からなる。

聖域:借りている古家のご近所さんから、亡くなったとされている三雲勝枝を見かけたとのことで、三雲勝枝を捜すことに

希望荘:亡くなった父親が、“昔 人を殺したことがある”と告白していたのでその真偽を調べてほしいとの依頼があり、調査をすることに

砂男:山梨に帰郷していた時にお世話になった観光客向けの直売所の店長と偶然東京で出会い、山梨で起こった事件を思い出し、ことの顛末を描いたもの。この事件がきっかけで蛎殻昴と出会い今がある。探偵杉村三郎誕生の物語。

二重身:東関東大震災から2ヵ月経った頃、傾いた古家から大家竹中家の母屋に事務所を越した杉村のもと、高校2年生の伊知明日菜が訪ねてくる。母が付き合っている雑貨店の店主昭見豊が震災の前の日に「東北の方へ行く」といって行方が分からなくなっているから探してほしいという。高校生からの仕事は受けない杉村だが・・・。

杉村の足を使った地道な調査で問題解決や真相に辿り着く行動に説得力がありとても面白く読めた。特別濃いキャラで無く普通のおじさん杉村が気に入った。シリーズ1作目から読んでみたいと思った。

 

51)竹内真著『図書室のピーナッツ』

高校の学校司書高良詩織は、本を読んだ人がその本に込めた想いを知ることができるというちょっと不思議な能力を持っている。祖母には決して人に言ってはならないとくぎを刺されている。

司書の資格なしで仕事を始めた詩織が図書委員の生徒や市立図書館司書との交流を通して成長していく物語でしょうか。

図書室で行うことと言ったら展示、調べもの対決、読書会、図書室ノートそれと司書体験?

本好きの生徒たちとのなれ合い物語のように感じてしまい、詩織にも共感することができずに読み終えてしまいました。

 

52)佐野徹夜著『君は月夜に光り輝く』

私立の中高一貫校で高校1年になった最初のホームルーム。岡田卓也は同じクラスに中1の時から月の光を浴びると体が光るという“発光病”で休んでいる渡良瀬まみずという女子生徒がいることを知る。

ひょんなことでクラスの寄せ書きを病院のまみずに届けることになった卓也。またそこでまみずの大切にしているスノードームを落として壊してしまったりで、まみずがノートに書き留めているしたいことを代わりに卓也がすることに!

嫌々ながらまみずのしたいことを行動に移す卓也。

卓也とまみずの距離が近づいていくが・・・。

卓也の大好きだった姉の死という心の傷や、友の香山との微妙な関係と香山のまみずへの想いなどが絡み合って物語が紡がれる。

ICレコーダーに残したまみずの最後の言葉を聞きながら卓也は前を向いて生きて行こうとする純愛物語かな?

私は好きです。若いっていいですね!羨ましいよハート

 

53)小泉喜美子著『弁護側の証人』

1963年に書かれて刊行された作品で、1978年に文庫化され2009年に文庫で再刊行されたもの。

“一度は世に埋もれてしまった名作をあなたの手で救い出してください”の新聞広告を見て読んでみた。

ヌードダンサー漣子(みなこ)は八島財閥の御曹司八島杉彦に見初められ結婚する。

八島家家族や関係者から歓迎されるわけがなく、針の筵状態の新婚生活。その時杉彦の父龍之助が殺害されるという事件が起こる。

犯人が捕まり、死刑判決が出されるという時、敏腕弁護士清家洋太郎によって新たな証人が招聘される。

捕まった犯人は誰?真犯人は?

時代背景はさすがに古さを感じるが、推理小説としては面白かった。

ヌードダンサーとはいえ言葉遣いが凄く丁寧で美しかったことに感心した。

著者は生島治郎・内藤陳の元夫人で51歳の時事故で亡くなっている。