【講座】遺伝子組換えについて考えてみる

ソイフード研究家池上紗織ブログ

お豆腐たっぷりふんわりしっとりナゲット😋

鮭のソテーを豆乳クリームで

今日はソイフードマイスター養成講座でした！

ソイフードマイスター養成講座は、ソイフードの実践がメインだけれど、それだけではないです。

大豆と切っても切り離せない遺伝子組み換えのこととかね！遺伝子組換作物は、大豆が一番多い。世界で1億ヘクタール分。（日本全国のすべての耕地面積の20倍以上！）

「思い込み」からスタートする思考ではなくて、まずニュートラルな立ち位置で考えてみる。

遺伝子組換は悪とされがちだけど、本当にすべて悪いのかなーって。

洪水被害の多い地域では、遺伝子組換で作られた水害に強いイネが不作による食料不足の助けになるかもしれない。一概に、NOとは言えないでしょ。

遺伝子組換じゃなくても「品種改良」はされていて、人間都合の「種なし果物」だってたくさんある。本来それってとっても不自然じゃない？

そんなことも考えたりね👵

遺伝子組換大豆は「除草剤耐性」が多いのだけど、そこから見えてくる話だったりも。

遺伝子組換はたんぱく質をいじるのだけど、その組換え技術が影響していない脂質のみの油は、もともとが遺伝子組換作物であっても表示義務はないです。

スーパーで、遺伝子組換え食品を見ることは無いと思うのだけど、おそらくほとんどの人が油として口にしてると思う。

日本ソイフードマイスター協会として、良いとか悪いとかっていう見解を出してるのではなくて、考えるきっかけになってもらえたらなと✨

少人数制だから、講義というよりおしゃべりって感じかな。

ただクッキングするだけじゃなくて、そこに何か社会的課題だったり知的好奇心を掻き立てるような何かを盛り込みたい。

私は丸鶏怖いし、お魚も上手に捌けないし、料理人でも料理家でもない。そんなこと思ったことない。単なる料理好きな人なだけ。珍しくもなんともない。

でもソイフード限定でプロだと思っているし（そう思えるようになるまで7〜８年かかった！）、講座内容は本当に真面目に考えていますよ。

でも、楽しくね！おしゃべりしながら、あーだこーだ雑談しながら。

ソイフードマイスター講座は、ジュニアソイフードマイスターの知識を前提にしているから、気になる方はまずはジュニアから受講してくださいね😉

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〈バイテク情報普及会HPより〉

遺伝子組み換え作物は、1996年の栽培開始以来、その栽培面積は増加し続けています。2023年には、26カ国、約2億600万ヘクタール以上の農地で栽培されています。国別内訳は米国が最も多く7,440万ヘクタール、次いでブラジルの6,692万ヘクタール、次にアルゼンチンの2,313万ヘクタールとなっています。

また、世界で栽培される主要作物のうち、ダイズの72％、ワタの76％、トウモロコシの34％、ナタネの24％が遺伝子組み換え品種となっています。（2023年）

（出典：AgbioInvestor GM monitor 「GM and Approval Data(All Data 2024 V3.xlsx」

https://gm.agbioinvestor.com/downloads）