冥王星 × 水瓶座③前回でイメージしてみる | アートと星で私をひらく

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こんにちは
星読みとアートで"私"をひらくお手伝い、
たまきです。

 

 

 

冥王星が水瓶座に滞在する間において、

本格的な変化が起こるでしょう。

(参考)

 

 

冥王星=破壊と再生

水瓶座=自由、博愛、合理性、革新的技術

などが関連した分野の改革

 

これをMIXすると、

実際はどんな感じで変化が起こるのか。

 

前回、冥王星が水瓶座が滞在した時期を

振り返って、イメージの参考にしましょう。

 

 

 

冥王星×水瓶座(前回)

 

前回は1778年~1797年。

現在から約250年前のことになります。

 

この期間の象徴的な出来事について

前後を含め、纏めてみました。

 

アメリカ独立戦争

 (1775~1783年)

アメリカ独立宣言の採択

 (1776年)

パリ条約~アメリカ独立承認

 (1783年)

アメリカ合衆国憲法の制定

 (1787年)

フランス革命

 (1788~1794年)

フランス王権の停止、

 フランス第一共和制成立

 (1792年)

ルイ16世の処刑

 (1793年)

 

基本的にイギリス産業革命とともに

アメリカ独立戦争、フランス革命を通じ、

市民社会への移行が促されたと言えます。

 

 

背景


当時の社会は貴族、領主、高級聖職者、

大地主、特権的大商人といった

一部が権力を独占した状態。

 

この価値観の下において、

一人の人間の命、尊厳が軽く扱われた時代が長く続きます。

 

自由、平等などがあるはずもなく、

農民は搾取に苦しみ、商工業者も自由な活動が制限され、

不満が溜まっていきます

 

 

市民革命とは

 

そうした封建制、絶対主義体制から

実力で市民の自由・平等、政治的権利などを

獲得した変革が市民革命です。


国によってプロセスなどの違いはあるものの
いずれも政治的平等を目的としています。

 

 

いかに大変なことだったか

 

現在は「基本的人権」が当たり前の社会。

 

でも、想像してみてください。

一部特権階級により、ほとんどの人の自由、

平等などが抑圧された時代を。

 

そんな中、"市民が平等を勝ち取る"ことが

いかに大変だったか。

 

このため、市民革命は近代の出発点として

歴史上画期的と見做されています。

 

 

冥王星×水瓶座で見えること

 

前回を俯瞰すると、

自由、平等、革新的キーワード

 

 

前回のような大きな出来事に至るには

長い間をかけ、素地となる思想が形成されていました。

 

すなわち、人間の理性を拠り所にし、

社会の進歩や改善を図ろうとする合理主義の考えです。

 

当時、出版などのメディアの成長もあり、

その考えは各地に広まり、"個の目覚め"を促します。

 

それは当時の人々の人生や社会において、

思想の変化につながっていきます。

 

そして、個人の社会的、経済的自由という

一つのまとまった考え(思想)となり、

市民革命という大きな出来事を生み出したのでしょう。

 

 
市民革命は特権階級からすれば

文字通り根底から覆されたような出来事だったでしょう。

 

他方、市民にとっては自分たちの権利を

認めさせた(覆した)出来事だったはず。


 

もちろん、一連の市民革命で世界中の人権が

保障された訳ではありません。

 

しかし、人間に"個の目覚め"を促し、

"個の確立"に導く重要なポイントであり、

社会を変容させる契機となったことは

間違いありません。

 

 

根底から変容させ、元に戻ることはない

 

こうした冥王星の特徴があるからこそ

現在、私たちは人権を享受できているのではないでしょうか。

 

 

 

柔軟に適応しよう

 

本質は死と再生。

究極の破壊力。

 

冥王星は文字だけ見ると怖い存在。

 

しかし、前回のパターンで分かる通り、

私たちにとって不要なものを破壊し、

再生を行ってくれています。

 

市民革命という出来事は革新的だったでしょう。

 

その事実に"良い"、"悪い"は無く、

その時代を生きる人々の都合により、

出来事の位置づけが変わります。

 

 

前記の通り、前回のキーワードは

自由、平等、革新的(水瓶座そのまま!)。

 

前回の思想の変化と同様、

今回も自由、博愛、合理性、革新的などが

ベースになった思想の変化が予測されます。

 

具体的にどの部分とまでは分かりません。

※星読みで具体的なことが把握できるなら、

新型コロナウィルスの事前対応が可能だったはず。

 

 

前回の出来事が与えた衝撃を踏まえると、

今回も私たちの予想し得る範囲を超えるだろう、と思います。

 

 

私たちがそれを良いと感じるのか、

悪いと感じるのかは、人によって違うでしょう。

 

でも、変化は私たち人間にとって必要なこと

と受け止め、変化に対する柔軟な適応力
が求められるのです。
 
 
 

補足

 

冥王星が発見されたのは1930年。

当時の人間に冥王星の概念は無いものの、

冥王星は存在していたので影響があったとみています。

 

なお、期間中である1781年、天王星が発見されています。

 
 

星星星星星

 

 

世界史が好きなので、

ここからは少し補足しています。

興味のある人だけ (´∇`)

 

 

アメリカ戦争

 

自分たち(当時イギリス植民地)を苦しめる

古い体制(本国イギリス)を捨て、

独立し、自分たちの新しい政府を作る目的。

 

※当初は本国と平等に扱うことを主張するのみで

独立まで考えていなかった

 


独立後、王政と貴族制、身分制を否定し、
市民階級が権力を握り、

世界初の共和政国家を創ったことに意義があります。

これは、1776年の「独立宣言」に、
平等・自由などの基本的人権、国民主権、
人民の革命権などを明記されていることに現れています。

 

 

 

フランス独立革命

 

ブルボン絶対王政を倒した市民革命。

封建的特権の廃止、人権宣言、

王政廃止、憲法制定など共和政を実現。

 

結局、革命政権の動揺し、

ナポレオンが台頭を促します。

 

ナポレオン没後は再び王政復古しますが

フランス革命による市民意識は定着しており、

所有権の不可侵、法の下の平等といった

革命の成果は保障されました。

 

 

 

当時のその他の国々

 

市民革命が起こったのはヨーロッパ。

その他の国々では"平等"などは遠い存在だったようです。

 

現在はインターネットにより物理的な

垣根を超え、情報や出来事が共有できる、

という点が前回と異なりますね。

 

 

なお、日本は松平定信が寛政の改革のころ。

1790年頃になると、イギリスやアメリカなど
交易を認めていない国の船が日本にやって来るようになります。

 

1792年、ラクスマンが根室に来航。
結果的に日本に来て漂流民を返還してもらっただけ。

 

それが出来事が江戸幕府に大きな影響を与えた!

と教科書に載っているような感じです。