バンダバーグは月曜の7時すぎくらいに出た。
ホリデー中はバンダバーグもブリスベンもほぼ雨だった。
おかげで我が家の家庭菜園を誰にも頼まずに済んだけど、でもちょっと屋根にかかってるところに植わってるトマト達はちょっと心配だった。
まぁ気温は高くないし、出る前にたーーーーんまりあげてきてるから、この3日間どうにかこうにかやりくりはしてるだろうと思うことにした。
うちは以前も紹介したように袋栽培なんだけど、土がいっぱい入るからか、意外と保水力もある。
つまり水捌けが良くないと言えばそうなるのかな。
植え替えの時にひっくり返すと、底の方の土がじっとりしてたので、やり過ぎないように気をつけないとなと思った次第。
帰り道、来る時にガッツリ渋滞にハマってしまったあの小さなTiaroという街でまた同じ過ちを繰り返さないため、D猫一家は入念にその周辺のことを調べていた。
とりあえず渋滞を避けるため早く出たわけだ。
私も渋滞は好きではないけど、絶対避けたい!みたいなのも別にない。
この時間に出たら混んでるのはまぁ仕方ないなって思うし、避けようと思っても事故とかあったりするから100%確実じゃないし。
私の周りにも何人かいるけど、D猫一家は渋滞回避に命さえかけてるような気迫を感じた。
自分が運転してる時は結構辛いよね。
今回は母猫の車の後部座席で何も考えず座ってられるからよかった。
なんなら寝ててもいいわけだし。
D猫はホントに渋滞が大嫌いで、渋滞中はずーっとイライラしてる。
ライオンズが試合に負けてる時並にイライラしだす。
助手席にいる私までイライラしてくるし、私だって毎回なだめすかしたり、うまくやり過ごすほど人間できてるわけじゃない。
ぶちギレる事もある。
だけど今回は助手席に座ってるから、大人しくゲームしたり、母猫とおしゃべりしたりしてくれる。
私は車に乗ると静かになってしまう。
なぜかはわからないけど、話が出来ない。
亡くなった母に運転に集中できないから車の中では静かにするように言われてきたせいだろうか?
自分が運転する時は話すけど、運転手に命を握られてるからと思うせいか、話しかけられない限りはみだりに運転中の人と話さない。
だから私と2人で車で出かけて気まずくなってしまう人が結構多いんだよね。
私がビックリするくらい話さなくなるから。
D猫も時折り後ろを振り返り、
“You’re too loud!”と言ってきたりした。
「え?!なになに?何でうるさいの?」と訊いたら、
「いや、静かすぎるからそうやって言ってるんだよ。心配になった。」と笑ってた。
英語で話してるからというのもあるかも知れないけど、母猫との会話に割り込んでまで話す気力はなかった。
Twitterで義家族(オージー)の家に行くとなぜかどうしても眠くなるというのを見た。
実は私も同じだったりする。
元々結構人酔いする方なんだけど、慣れない人と大勢で過ごして、更に違う言語だったりすると脳みそが限界超えるっぽい。
それが身体に眠気として表れて、歴代「義家族」と過ごすとひどく疲れて眠くなっていた。
英語が上手くなったらこういう事は無くなるのかな?と思ってたけど、英語にそこまで困らなくなったのにシャットダウンしちゃうんだよね。
日本語でさえ大勢の人と会話できず、パーティー中とか会場の片隅で携帯いじり出しちゃうタイプだしね。
こうして考えてみると、昔ほど死の恐怖を感じるような重篤な症状は出なくなったけど、パニック症候群、まだまだ完全には克服してないのかな?とふと思う。
スマホをいじっていたらあっという間に魔のTiaroは通り過ぎていたようで、
「今日は2-3分かかったかどうかってところだったわよ!」と、母猫が快活にいつもの調子で笑いながら言っていた。
ところでTiaroを「ティアロだかタイアロだか知らんけど」とD猫家族が言っていた。
私はローマ字読み的にずっとティアロだと思ってたけど、どっちなんだろうか?
英語でもこういう問題あるのか…とたまに思うよね。
ハイウェイの上でちょっとした渋滞はあった。
けど、行きよりも遥かに早くブリスベンの我が家に到着。
今回はロックダウン明けのマスク規制の中のホリデーで、バンダバーグの街だろうがどこだろうがみんな日本人のようにマスクしてて、なんかすごい光景だよなって思った。
むしろ去年が世界的には一番緊迫してた時期なのに、みんな「マスク?はぁ?」だったブリスベン。
来年はどうなっちゃうんだろうか?
帰宅して一番心配だったのはトマト達。
とりあえず三日間見ていない間に、なんかちゃんと大きくなってて、更に長い支柱がないとどうにもならない状態になっていた。
そんなわけで、早速バニングス行っちゃったからね。
とりあえず伏見甘長を収穫!
何して食べよ?