私は法を無視するのではありません。
人間の存在から響いてくる、
最も高い法、
即ち〝 良心の声
〟に従っているだけです
インド独立の父 マハトマ・ガンディー
地球にはいちど、現在とほぼおなじような文明が存在していた。
でもその文明は、科学の水準が愛の水準をはるかに上まわってしまっていたんだ。
しかも世界は分裂したままの状態だった。
とうぜん、起こるべきことが起こった・・・
自滅してしまったの?
うん、完全にね・・・
その結果はさんざんなもので、
ほとんどすべてさいしょからやり直さなければならなかった。
きみたちはその結果として、今日あるんだよ。
つまり、あのとき、生きのびたひとたちの子孫なんだよ
アミ 小さな宇宙人 より
すこし前のですが、
「 スノーデン 」 という映画を観てきました
2013年6月にコンピュータ専門家のエドワード・スノーデンが、
アメリカ国家安全保障局(NSA)の機密情報を、
『 ガーディアン 』 誌に暴露した事件の詳細が描かれている、ノンフィクション映画
〝 テロ対策、国家の安全のため 〟という名目で、
アメリカが世界の覇権を得るために、
世界の人びとの私生活をも、監視の対象にしてきたという事実を、
NSA、CIAの元職員であった人が世間に暴露して、世界的に大々的にニュースとなった話
日本ではあまり報道はされませんね(^^;
20年近く前の、
「 ボーン・アイデンティティ 」 という映画で、
CIAはこうして人々を監視しているという場面が、
スパイ・アクション映画として面白く描かれているのですが、
こういう映画を観て、映画になるくらいだから、現実もそうなんだろうと想っていた
しかし一つ驚いたのは、
スノーデンさんは、日本の横田基地内のNSA関連施設でも働いていたことがあって、
日本のインフラ関連の施設のすべてにマルウェアが組み込まれていて、
マルウェア・・・(不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェア)
アメリカとの関係次第では、ボタン一つで、
私たちの生活のインフラすべてが、使えなくなってしまうということを、
映画の中でも分かりやすく伝えてくれていたことでした
アメリカはどこまでジャイアンなんだろうな
多分、こんなことは圧力のほんの一握りで、
そりゃのび太は逆らえないわ
でもこの映画を観ていて、私はあまり戦慄は覚えず、
私生活の監視か、可愛らしいもんだなくらいでした(^^;
世界の軍事費は約190兆円、
その裏で秘密裏に何をしてきたか
190兆円、私たちには想像もつかない数字です
そんな、私たち民衆の価値観ではとても考えられない規模で、
私たちの価値観ではとても考えられない、非人道的な研究や〝 実験 〟も、
世界では繰り返し行われてきました
ジュネーブ軍縮会議では、1975年の時にすでに、
〝 気象戦争を禁止するための計画 〟として、
人口地震、人工津波、オゾン層を破壊して人々に致死量の紫外線を浴びせる、
などが禁止されています
45年も前の話です
The Canberra Times Saturday 23 August 1975
その他にも、
・部分的核実験禁止条約(1963年)
・核拡散防止条約(1968年)
・海底における核兵器等設置禁止条約(1971年)
・生物兵器禁止条約(1972年)
・環境破壊兵器禁止条約(1977年)
・化学兵器禁止条約(1992年) などなど。
もしあなたがアメリカの権力者だったら、
「 よし、ソ連はきっと平和的な考えの持ち主だ、
私たちも人間の倫理観というものを、最も大事にすべき政治の指針として、
愛と平和の世界を創ることに尽力しよう! 」
なんて考えると想いますか?
疑心暗鬼で、すべてにおいて抜きん出ようと考えるでしょう
単に核兵器の技術だけで言っても、
広島に落とされた原爆の5000倍もの破壊力の兵器の存在が、
最近になって報道されました。
https://www.businessinsider.com/the-real-purpose-of-russias-poseidon-nuclear-doomsday-device-2019-2
このスノーデンという29歳の若者は、
自らの〝 良心
〟に従い、家族や恋人、その人生のすべてを捨てて、
私たちに、世界で起っていることについての、
気付くきっかけと、
〝 選択
〟するチャンスを与えてくれた
後は私たちが、これからどんな選択をしていくかです
日本人はあまりピンと来ないのだろうなぁ・・・
民衆が気付いていない、身の回りの小さな一つの例として、
これはこの時期になると、毎年紹介していますが、
最近ではインフルエンザワクチンに、
グリホサート(モンサント社が開発した除草剤ラウンドアップの主成分)が検出されました
日本の人口は、世界の人口の2%に過ぎないのに、
世界の薬の30%を消費し、
タミフル(インフルエンザワクチン)に至っては、
世界の75%を消費しています
「 売れなくなったら、日本に持っていこう、
お金を渡せば、政府もメディアも快く協力してくれるし、
日本人は、謙虚で従順だから・・・ 」
民主主義社会には二つの概念があり、前者は大衆が情報にアクセスでき、
意志決定に参加し影響を及ぼすことが出来る社会のことをいい、
後者は大衆を意思決定に参加させず、
情報のアクセスは巧妙に管理される社会のことである。
国家というものは、必ず市民にウソをつき、
自分たちを守ろうとする。
これを克服できるのは市民の力しかない
ノーム・チョムスキー 哲学者
世界の生物多様性は60%を喪失。
地球に何を残すのか WWF 『 生きている地球レポート2018 』
羽を持つすべて昆虫類の生息量が過去27年間で75パーセント以上減っていたことが判明。
自然界の植物の90%が「昆虫による受粉で存在している」この地球の近い未来は・・・
https://indeep.jp/100-percent-insect-extinction-in-100-years/
More than 75 percent decrease in total flying insect biomass over 27 years
問題はいたってシンプルです。「滅びの道」から「永久の道」へ舵を切るだけです
それには、先ず自然環境とDNAを壊すものを生活レベルから取り除くこと
〝 復興前の混乱期 〟 消費者の目覚めが世界を救う 池田整治連載コラムより
結局は私たちが、
何を選択し、これからどう生きるかに、
地球の未来がかかっています
今の社会の根底にある、資本主義、軍産複合体は、
今の私たちにはどうにもならないことでしょう
しかし段々と、私たちの意識が目覚め、光が前進していけば、
今まで闇の中に隠れていたものが、明るみに照らされていくように、
世の中の真実が、多くの人たちに知らされていくでしょう
スノーデンは私たちに、
その〝 選択するチャンス
〟を与えてくれました
知らなければ、選択する余地すらなかったものに、
光を照らして気付かせてくれました
彼の〝 良心
〟に従った行動が、
私たちに、これからの〝 生きるチャンス
〟を与えてくれたのです
世界には、知らなくていいものも多い
しかし、気付かなくてはならないことも、
まだまだ多い世の中です
私たちの命は、この星が与えてくれたもの
自らの人生を、自らの選択によって生きていくことが出来る〝 尊厳
〟は、
天が人間だけに、与えて下さったものです
私たちはその尊厳を、
ただ自分が生きることだけに、自分の幸せのためだけに、
使ってしまってもいいのでしょうか?
そんな未来に、何が残るのでしょうか?
私たちの子どもたちの未来に残せるものは、
もうあまり多くはありません
自らの〝 良心
〟に従って生きていくこと
一人一人の、これからの選択が、
地球の未来を創っていきます
時間は残されてはおりません
100年後、この星の上に、
人類や、他の生き物たちが、共に手を取り合って、
生存していることを願って
人の持っている〝 尊厳
〟を、
正しく発揮させて、
生きていかなければならない時が来ています
世界が平和でありますように