すべての〝 双子の魂 〟に贈る・・・☆彡 〝 小さな愛のものがたり 〟 7話/全9話 | source message

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人生は素晴らしい! 世界はこんなにも美しい!!




























ふたりが別れてから、どれくらいの〝 時 〟が流れただろう。

















別れと呼ぶにはあまりにも長すぎる時が・・・


















ふたつの木は、
















まるで自分の居場所を知らせるかのように、
















まずは天高く、その身を上空に伸ばしていった。






















それは、なにものとも比較できない程に・・・






























 



ついに遥か遠くの地で、ふたりは〝 お互いの居場所 〟を確認し合った・・・






























 



しかし、ふたりの成長はそこで終わりではなかった。



















たとえ、お互いの葉が触れ合うまでにその身を伸ばしても、



















ふたりは成長を止めようとはしなかった。



















ふたりは更なる気の遠くなるような時をかけ、



















その枝を命一杯ひろげ、その葉を無限にまで増やし、



















お互いの身を絡め合わせていった。



















それはまるでふたりが、



















その両腕をつかって、お互いを抱きしめ合うようだった。





















 



そしてついにその枝と葉は、





















ふたつの幹から伸びているとは想えないまでに、





















見事ひとつに重なり合った。





























 



そう、





























 



すべてはこの時の為に・・・































 



ふたつの木から、























それはそれは大きな、ひとつの木が生まれた。

























 



それはふたつの存在が、ひとつの存在に返った瞬間だった。



























ふたりにとって、すべてが満たされた瞬間だった。



























 



ずっとお互い信じ合っていた、そのすべてを確認し合えた瞬間だった・・・






































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