すべての〝 双子の魂 〟に贈る・・・☆彡 〝 小さな愛のものがたり 〟 6話/全9話 | source message

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人生は素晴らしい! 世界はこんなにも美しい!!




























ひとりの成長が始まった。












種として生れ落ち、最初に行ったことは、











大地の上まで、芽を出すことだった。













 

ひとつの芽はただひとつの希望を胸に、種からその身を伸ばし始めた。

















 

世界のどこかで同じように生まれている、お互いを想い合いながら・・・



















 

ふたりがひとりで成長していく中で、











お互いの体の上では、〝 様々な生命たち 〟が生まれた。











それは、お互いの体を寝床としている動物たちの生命や、











〝 昔のふたり 〟のように、葉っぱの姿で生まれてくる生命たちだった。











そのたくさんの生命たちと共に、











たくさんの季節を、ふたりはひとりで過ごした。















しかしいくつの季節が過ぎようとも、















お互いを想う気持ちは変わらなかった。

















 

廻り行く季節の中で、

















 

春は、鳥と歌いながらお互いを想った。

















夏は、澄んだ風に揺られながらお互いを懐かしんだ。

















秋は、落ちる葉を見ながらお互いを信じた。

















冬は、凍える星空を眺めながら、ひとりを耐えた・・・

















 

それは永遠とも感じられるような、遥かに長い時だった。
















 

しかしどんなに時が経っても、

















ふたりの心はいつも寄り添うように、ふたりはひとつだと感じ合っていた。

















 

どんな困難がふたりを苦しめても、

















お互いを想う楽しさと、お互いを信じ合える喜びを忘れたことはなかった。





















 

そして、






















いつか訪れる至高の時を、ふたりは心から信じ合っていた。






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