新店舗での機材チョイスにおいて、ブログに書きたくなったこと。。


今回のマイクセレクトで当たった(!)のが

タム用として、選んだゼンハのe604  である。



はっきりいって、勘で選んだ。


以前から、次に自分で選ぶとしたら…

というのは常にあるのだが、スタンドではなく

ホルダーで固定できるタイプで、気になっていたモデルではあった。


これまで、好感触だったのが、AUDIXのD2

音は良いのだが、見た目が野暮ったい。

当時(7年くらい前)はホルダでの固定できるタイプでダイナミックとしては良かったのだが。


(前のライブハウスではシュアのBETA56であったが使えなかった。使い方があるのだと思うが。)


このゼンハはたまに、映像で見る機会があったが、ルックスにまず惹かれていた。


あとは、ノラ・ジョーンズのDVD

ノラ・ジョーンズ&ハンサム・バンド・ライヴ [DVD]/ノラ・ジョーンズ

でみることができる。ちなみにこの作品は2ndの時のものだが

サウンドが素晴らしい。

ノラ・ジョーンズはJAZZだとも思わないが

このサウンドの低域の作り方は私の好むラウドな音楽と何ら変わりない。


そんなこともあって、「使えね~」となっても悪いマイクではないと予想していた。


実際、タムに使ってみると低域をイイ感じに表現してくれる。

タムが鳴るたびに、ニンマリする自分がいるのが少し照れくさい。





キックのマイクは導入プランに入れていなかった。

ハコ鳴り、そしてどういう音の方向性にするのか明確ではなかったからである。


とりあえず、所有しているBEAT52、ATM25そしてゼンハe602-Ⅱ

このどれかを試してみようと考えていた。


まずはe602-Ⅱを使ってみた。

結果、もうこのマイク一本あれば他はいらない、という確信に至った。


ラウドにしたい時、落ち着いた感じにしたい時、どちらでもいける。

こんなに自分のイメージしてるサウンドでいいのかというくらい、ほとんどノンEQに近い状態でいける。


しいて言えば、かなりハイが出ているので高域が要らないときには難しいかも。



なんだかんだと、ゼンハを褒めちぎっているが


何が、魅力なのか一言でいうと



スピード感



である。


自分にとって、位相と双璧を成す、サウンドの最重要ポイントである。


現在、ボーカルはシュア主にを使っているが


ゼンハで良いマイクがあったら。。


逆に怖い笑。


すっかり、ブログほったらかしでした。


これには理由があって、10月上旬にあるライブハウスを任されることになったからです。


小さな小屋ですが。


11月1日オープンだったので、まともに考えたらありえない事でですが


人生は小説より奇なり


を地で行ってる最中です。


仕事全体からすると音響の部分は一部ですが


機材のセレクトも勿論やりました。


はっきり言ってスタンダードなものしか選びませんでした。


特筆すべきことはないのですが


スピーカーはEVのツアーXシリ-ズにしました。


誰かが候補に挙げていたから。

今年に本格的に流通したらしく、新しいモデルだったというのも理由です。


使用した感想。。


非常に良かったです。


EV自体は決してハイファイなキャラではなく、そこが好きだったりするのですが


それを差し引いても気に入りました。


以前EVIが扱っていたダイナコードを導入したことがあるのですが


使われているユニットがEV製でこれが非常に非力だったのです。


ダイナーコードに関しては、色々追い込んでいって


最終的には思い通りのサウンドにすることができたのですが


当時は苦労しました。


そういった部分がツアーXには感じられませんでした。


ハコ自体の音は、まだまだ、といったところで


スピーカーに救われている感が強いです。


(とくにステージ中音)



今日は、本当は機材のこといいたいのではないんです。


ミュージシャンとはいかに素晴らしいかを書きたいと思います。


~~~


11月1日、予定通り開場入りしたミュージシャンのリハーサルが始まりました。


このハコで音を出すということ自体がほとんど初めてと.いう状況からのスタートです。


リハは順調に進んでいきます。


そしてサウンドも大分いい感じになっていきました。



そこで気づいたのです。


ほとんど、ミキサーのつまみとかフェーダーその他アウトボードも


いじっていないのです。


でも


確実に音は良くなっているのです。


どう聴いても、リハ開始直後と比べ物にならない。


しかし、オペレートしてる自身は何もしていない。。


どういうことか?


なんなのだ?


そう


ミュージシャンが本能でサウンドを良くしているのです。


そうなのです。


これを強く感じた日でした。


このことは、エンジニアはよく肝に銘じるべきです。



サウンドを創っているのは自分だ


などと思い込まないように。


常にミュージシャンにリスペクトの気持ちを。




追伸

オープン後になってしまいましたが

先日、学生時代の後輩のH夫妻が写真を撮ってくださいました。


多謝


誰も教えない音響ノウハウ