○ナッシング・バット・ザ・ファンク・ライヴ~駆け抜けたファンク超特急 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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○ナッシング・バット・ザ・ファンク・ライヴ~駆け抜けたファンク超特急

 

【Nothing But The Funk Returns】

 

ファンク。

 

あのファンクの塊(かたまり)、何はなくともファンク三昧のグループ、ナッシング・バット・ザ・ファンクが一年ぶりに帰ってきた。

 

そして、今回もファンキーで、グルーヴ感たっぷりの、ファンク超特急が90分間走り抜けた。

 

ドラム・ソロ、キーボード・ソロ、サックス・ソロ…。みんながソロを回し、グルーヴがうねる。マーヴィン・ゲイの「インナー・シティー・ブルーズ」をファンキーにやるとは、おもしろかった。

 

前回も参加ギターのネイト・マーセローは、西海岸をベースに活躍する売れっ子で、ジェイZなどのレコーディングにも参加。また、前回はスケジュールの都合で来られなかったトロンボーンのスティーヴ・バクスターも売れっ子。ドスの効いたトロンボーンを聴かせる。彼は2013年のロベン・フォードのライヴにも帯同していた。

 

アンコールは、なんと1970年代、もうひとつのファンク・キング、近く来日もするクール&ザ・ギャングの二大ヒットのメドレーだ。「ハリウッド・スウィンギン」と「ファンキー・スタッフ」。

 

サックスのエディーが「朝までやるぞー」と叫ぶと、沼澤さんが「ノー…」と答えたところは実におもしろかった。沼澤さんの黒塗りっぽいドラムは新しいものかな。

 

噂によるとメンバーたちが、曲を何曲かすでにレコーディングしてるとか。来年はそれをリリースして、ツアーか。

 

また来年も楽しみに待ちます。

 

■過去関連記事

 

ナッシング・バット・ザ・ファンク~何はなくてもファンク三昧

2016年10月16日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12209956773.html

 

「ソウル・サーチン・ラウンジ12回」~沼澤尚さん、おもしろすぎる話続く

2016年09月24日(土)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12202973338.html

 

エディーM、レイモンド・マッキンレーを含むナッシング・バット・ザ・ファンクのライヴ評

『リアル・ミュージックの逆襲』

2003年2月10日

http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/funk20030210.html

 

■ナッシング・バット・ザ・ファンク・オフィシャル

 

http://takashinumazawa.com/nothingbutthefunk/#pagetop

 

https://m.facebook.com/nothingbutthefunkofficial/

 

https://twitter.com/NBTFofficial

 

セットリスト

 

Show started 21:31

01.   Intro

02.   Ramblin’

03.   Pass The Peas [JB’s]

04.   Inner City Blues [Marvin Gaye] a riff on Ain’t It Funky Now

05.   N.B.T.F.

06.   Slight Accent

07.   Soul Power [James Brown, Maceo & Macks]

Enc.  Hollywood Swingin’ – Funky Stuff [Kool & The Gang]

Show ended 23:02

 

 

Members

 

エディ・M / Eddie M(Saxophone, Vocals)

レイモンド・マッキンリー / Raymond McKinley(Bass)

沼澤 尚 / Takashi Numazawa(Drums, Vocals)

スティーヴ・バクスター / Steve (Stephen) Baxter(Trombone)

ネイト・マーセロー / Nate Mercereau(Guitar)

森 俊之 / Toshiyuki Mori(Keyboards)

 

(2017年9月22日金曜、ビルボードライブ東京、ナッシング・バット・ザ・ファンク・ライヴ)

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