人間はらせん状に成長していくものだから

私の考えるスピリチュアルは、

霊性を大切にして生きること。

 

 

目に見えない神に敬意を払い、

自分や人の神性を感じて、

自分や人を愛して生きていくこと。

 

 

なので、日本のスピリチュアル界隈で、

引き寄せとか、願望実現がうたわれることに、

違和感があります。

 

 

「こうなりたい」

「○○したい」

「○○がほしい」

という願望を持つことが、

自分を大切にすることであり、

それを実現することが

スピリチュアルかのように言われることに、

「違うでしょ！」と言いたくなるのです。

 

 

（それは、霊性を高めるというよりも、

　ご利益信仰だよねって思うのです。）

 

 

霊性を高めようと思うのなら、

本当は、自然に欲を手放していく

のではないかと思うのです。

 

 

目に見えるものを追い求めるのではなくて、

目に見えない神性や愛を追い求めるので、

自然に、物欲や名誉欲などに興味がなくなり、

だんだん手放していくのではないか、と。

 

 

それなのに、

なぜ願望達成が流行しているのか

なぜ、それがスピリチュアルなのか

と言うのを、この

「依存」→「自立」→「自分を手放す」

で考えるとわかりやすいと思うのです。

 

 

 

 

 

いつも指示されて動いていて、

指示通りに動くといい子だと喜ばれて、

自分では何も決められないような

依存体質になっている人は、

日本には少なくないと思ってます。

 

 

指示されたらその通りに動けるけれど、

自分で考えて行動するのは苦手。

 

 

わたしも、そういうところがありました。

 

 

そうすると、誰かすごいと思う人がいると、

（特に、霊能力を持っているような人）

自分はどうしたらいいのかを、

逐一聞きたくなります。

 

 

自分に指示を出す人が、

親や上司から、

霊能者やカリスマメンターに変わるだけ。

 

 

それでは、せっかくスピリチュアルに縁しても、

「人間の本質は魂だ」とか

「愛が大切」という知識は身についても、

霊性を高めることはできません。

 

 

そこで、人の指示に従う前に、

自分はどう感じているのか、

自分は何が好きなのか、

自分はどう思うのか、

を知って、自立して、

責任を取れる自分になりたいのです。

 

 

自分を知るにあたって、

したいこと、なりたいこと、やりたいことに

フォーカスを当てます。

 

 

これが、

引き寄せとか、願望実現で、

強くフォーカスされていることなのかな

と今頃になってようやく思い至りました。

 

 

そうやって、

自分が何を好きなのか、

自分が何をしたいのか、

自分がどうありたいのか、

自分を理解して、自分を愛していくことで、

依存体質から抜け出して、

自分の人生に責任をもてるようになる

プロセスなんだなと。

 

 

自分を理解してきたら、

今度は、そういう自分を手放していきます。

 

 

ようやく積み上げたものを、

すぐに手放せって言うの！？

と思うかもしれませんね。

 

 

たとえてみると、

土で埋もれていた瓦礫を掃除して、

何が埋まっていたのかを見つけたら、

さらにそれを掘り起こして綺麗に掃除して、

本来の土地の姿に戻す。

 

 

乱暴に言うと、そんなイメージです。

 

 

依存が強い人は、

土砂で埋もれてしまっているので、

もともと何があったのか、

全くわからない状態の人。

 

 

だから、まずは、

せっせと掘り起こすことが必要。

 

 

その反対に、自分がしっかりしていて、

全部自分の力でやってきたという人は、

まるで巨大な鉄筋コンクリートのビル。

 

 

だから、これを綺麗な更地に戻すのは、

かなりの力が必要。

 

 

なかなか自分を手放せないので、

師匠が「わたしの言うとおりにしなさい」

と言うこともありうるのです。

 

 

師匠に言われたとおりに動くことで、

自分を手放すことを学んでいく

ということもあります。

 

 

でも、これが有効なのは、

依存が強い人ではなくて、

自分が強い人。

 

 

依存が強い人は、

言われたとおりにするのではなくて、

まずはせっせと自分を掘り起こすところから。

 

 

そして。

 

 

人間は、行きつ戻りつしますので、

依存が終わってから、自立に向かい、

完全に自立してから、自分を手放す

という風にきっちり分けられるものではありません。

 

 

何でもかんでも指示待ちだったのが、

ちょっと怖いなあと思いつつも、

自分で考えられるようになったかと思えば、

やっぱり不安なので、ちょっとさりげなく

頼れる人の意見を探ってみたり。

 

 

探った結果が自分と同じなら、

「ああ、やっぱりこれでいいんだ」

と安心できるけれど、

自分と違うなら、

「やっぱり、この人の言うようにしてみよう」

とあっさり自分を裏切ってしまったり。

 

 

そんなことを繰り返しながら、

だんだん自分を信じられるようになり、

自分を信じないとダメだとわかるようになり、

そして、やがては、

自分ではなくて神様なんだな

と思うようになっていく。

 

 

もちろん、わたしも行きつ戻りつしてます。

 

 

だんだん螺旋階段を上るみたいに、

同じところにいるように見えて、

少しずつ上にのぼっていってる。

 

 

そんな感じだと思っています。

 

 

今日はとても長くなってしまいました。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

昨日の東京タワー。やっぱり綺麗でした。

 

 

今日も心と魂に愛と光をいっぱい入れて

神様の愛と光がたっぷり注がれますように。
神様、今日もありがとうございました。
 

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