梅雨の合間の晴れ間にはせっせと火事にいそしむことにする。
部屋の家具も移動させたり窓を開けて風の通りをよくしたり。
日用品の買い出しも行ってしまおう。
たぶん今年の出版界の大きな話題の一つ
ガブリエル・ガルシア・マルケス『百年の孤独』(新潮文庫)を先日漸く購入。
発売日にはやはり並んでいなかったが、どうやら初版で買えた。
ただこの話題は文庫になったということで、作品自体は本屋に並んでいるし
読もうとすれば手にすることはさほどむつかしいことではない。
むしろ今回の出版をきっかけとした環境の変化を願う人が多いのではないか?
購入した書店では集英社文庫『族長の秋』も並んでいた。こういうこと。
ここ10年くらいで入手がむつかしかった状況が改善されてきているけれど
いかんせん発行部数が少ない。書店の棚は限られているし
海外文学は取り扱われなくなってきているからよい影響を与えてくれれば…
つぎに文庫化されるとしたら、と考えてサルトル『嘔吐』を挙げてみるけれど
これは『百年の孤独』以上の無理筋かも。
懸案事項に少し道筋がついて暫し安堵した。
月も替わるし何とか自分の発破をかけなければ、と
来週友人と大きな街へ出かける約束をした。
その期待感が生活に色をつけてくれる。