ここまでのお話

 

不倫発覚0日目①

不倫発覚0日目②

 

 

3日目、初めての出勤

不倫について考える

奥さんが憎かった

いちゃいちゃしたい

 

 

 

黄色い花黄色い花黄色い花

3年前に書いていた夫の不倫エピソードに、

完全に不倫を過去にした今の私からの

コメントを入れていく形でお送りしてます

黄色い花黄色い花黄色い花

 

 

 

【不倫発覚〜1週間】



浮気が発覚した時、夫のことを、なんてくだらない男!!と思った。


こんなくだらないことをする人だったとは思わなかった!!


そんな言葉を何回も言った。



なぜそうなったかを聞く中で『ほんっっっとくだらない』と、吐き捨てるように何度も言った。


写真なんて撮って、私にバレてることすらもう、くだらなさすぎて。


バレたら迷いなく切るような、そんな関係で私を裏切ったこともくだらなくて。



私に問い詰められて、それでも私にすがる夫のことを、私が好きになったのはこんなに情けない人だったのかと残念に思った。





それと同時に、私は私を、惨めで情けないと思った。

愛してくれてると思ってた夫に不倫された私。

それも、こんなくだらない不倫。

これならまだ、一緒になりたい人ができたから別れたい、って言われる方がマシだと思った。



結婚したからって、死ぬまで一緒にいなきゃいけないとは、初めから思ってなかった。

お互い、この人だ!と思う人に、これから出会うかもしれない。


それはもう、仕方ないことだと思ってた。




別れることが嫌なんじゃない。
私への誠意がないのが、嫌なんだ。



惨めだった。
情けなかった。




でも。

ほんとは、違う。



惨めなのは、私が私を、惨めだと思うから。


誰にどんな扱いを受けようが、私は絶対、

『惨めな存在』なんかじゃない。

 

私が私を、惨めな女扱いしちゃだめだ。



私だけは、どんな時も、私の味方でいたい。




夫から愛されていない、惨めな私。
夫に愛されている、幸せな私。

自分が無意識にそう思ってたことがわかった。

愕然とした。




そうじゃない。

それは、依存。



自分の幸せを、相手に委ねてる。

自分の人生の舵を、明け渡してる。



本当の意味で私を幸せにできるのは、私だけ。



それができる2人が一緒に生きた時、もっと深いところへ行けるんだと思う。



ここで、仕切り直して。
そっちへ向かっていくんだ。


そのためにまず、私自身を立て直すことが必要だと思った。

 



【不倫発覚から2週間】



『Aさんから何か言ってきたら、どんなことでもいいから教えてほしい。

それがたとえ、やっぱり忘れられないからご飯だけでも、とかだとしても。

全部、教えてほしい。』



やり直そうと決めた時に、夫にそう伝えていた。




夫『分かった。全部言う。』

…そう言ってたのに。




たくさんたくさん話して、ぴったりと心が寄り添ったと思ったのに。


不倫発覚以降、家族の距離が近づいて、ほんとに毎日楽しかったのに。


もう大丈夫だと、思ってたのに。




不倫発覚からの2週間、夫になにかできることはないかと、色々やったんだ。


睡眠薬を飲まないと眠れないけど、睡眠薬は目覚めが悪いらしい。

 

そんな夫が少しでも深く眠れるように、寝る前にマッサージしたりして。



夫の体調がよくなればと、食事を変えてみたり。

だけど。



どうもまた、何か隠してる。



夫が寝ている間に、スマホを見てみた。

パスワードは、変わっていなかった。



そのことに安心したような、罪悪感を刺激されたような、複雑な気持ち。


スマホを開くとすぐに現れた、夫とA子のものらしきやり取り。

 

ラインじゃない。

なんだこれ?




なんか、チャットルームを作れるサイトだった。

 

わざわざこんなもの作ってまで…




夫『今から帰りまーす。今日はごめんね』


A『お疲れ様。

 

疑われたら夫ちゃんのストレスもたまるだろうし、夫ちゃんが正しいと思うようにしたらいいよ』


夫『ありがと。でも悲しそうな顔見ちゃうとねぇ…』


A『それは悲しいよ。悲しいしかないよ。そこまで大人になれない』



ここから夫の返信はなく、



A『好き。なんでもできる。心臓あげてもいい。』

A『バカバカばか』

みたいな、Aさんからのメッセージが並ぶ。

 



心臓…???

いらんけど………真顔




血の気が引いた。

手足が尋常じゃないくらい冷たくなった。



ほとぼりが冷めたらまた2人で会うつもりなんだ…



どうしよう。



とりあえず、今見えてる画面をスクショして自分のスマホに転送。


今度は冷静。

もう、呆れすぎて涙も出ない。



いや、違うかな。



とっさに、感じないように自分をオフにする術を身につけてしまったんだと思う。



今回のことを知っている友達Mちゃんにラインをしてみる。


『まだつながってた…どうしよう。。』

夫が不倫をしてた。



そう友達に話したら、普通は、旦那さんひどい!!ってなるんだろうけど。



私はそれがしたかったわけじゃなくて。

夫が不倫をしてたことを知りました、そこからこんなことを感じてね…って話をしたかったんだ。



それができると思ったのが、Mちゃんだった。



たまたま会う予定があったMちゃんに、ここにずっと書いてきたような話を聞いてもらってた。





そのMちゃんに、夫とAさんのやり取りをスクショした画像を送って、私にはこう見えるんだけど、どうなんだろう?って聞いてみたんだ。



Mちゃんは、これはアウト!って怒ってくれた。



その上で、

『もしかしたらきりちゃんが大切って言うのとこれと、どっちも本心なのかもしれないけど。

 

それはずるい。

きりちゃんに甘えすぎ。』

と。

 



『Aさんのゴールは、旦那さんをゲットすることで、きりちゃんに勝つこと。

その時点でもう、見てるものが全然違うよね。

きりちゃんの考えてる幸せにはこの人は関係なくて、視界にすら入ってないもんね。』



と、目の前の現象に振り回されない、冷静なメッセージもくれた。


うっかり、事実以上のことを妄想して同じフィールドに引き込まれそうになった私を、引き戻してくれた。




泳がせて、探偵でもつける?

…それで?結局私はどうしたい??



幸い次の日にも、とても信頼できる友達と会う約束があった。

 

それから行動に移してもいいかなと思って、この日は黙っておくことにした。




もう、別れてもいい。

そう思った。



最初に不倫が分かったときは、まったく思わなかったんだけど。


不倫発覚以降、夫ときちんと、心と心で話をできてる実感があったから。



それでもまだ私に嘘をつく人とは、もうやっていけないと思った。





でもそこには、夫が今、私や子どもたちを愛してるっていう確信があるからこその、

 

「一人になって苦しめばいい」っていう自分の復讐心みたいなものも見えて。


こういう感情からの行動は私自身を心から幸せにはしないな、と思った。





そんなことを、考えながら。


眠れなくて。

やっぱりもう、隠しておけなくて。





眠ってる夫に向かって静かに言った。



『別れようか。』





夫は目を覚まし、

『…え?なんで?どうしたの??』

と困惑していた。


私『まだAさんと繋がってるんでしょ?』

夫『繋がってないよ。仕事のこと以外一切しゃべってないし、指一本触れてない。』


私『私に言ってないことが、まだあるでしょ?』

夫『なんで?どうしてそんな風に思うの?』

私『もうそういうのいいよ。自分の口からちゃんと話して』

夫『とりあえず、下に降りて話をしよう』



夫がスマホを手にしたので、今度は削除されないようスマホを奪って階段を降りた。



私は、ダイニングのソファに座った。

その前に立つ夫。





夫『どうしたの?何があったの?』

私『全部自分から話して。』

夫『ほんとになにもない!

なんで?どうしてそんなこと言うの?』


私『もういいよ。知ってるから。

最初にばれたときも、あなたは私が何をどこまで見てるか探りを入れながら話したでしょ?

そして、ラインだけ、って嘘をついたでしょう?

もうこれ以上、平気でうそをつく姿を私に見せないで。』





夫のスマホを、机に置いた。


チャットルームの、パスワードを入力する画面を見せながら夫が言う。

 

 

 

(パスワードとかあったんだ。

たまたま開いたまま寝ちゃったのを見れたのか。

ラッキーだった。)




夫『これのこと?』

私『それが何なの?』

夫『ほんっっっとにやましいことは何もない。お願い聞いて。』





再び、夫の手からスマホを奪った。





私『じゃあパスワード教えて。やましくないなら、中見せて。

いつでも見ていい、って言ったよね。』




夫『そうだけど…お願い、聞いて。


俺はあれから、きりちゃんを裏切るようなことは一切してない。

Aさんとは業務連絡以外何も話してない。』



私『うん。じゃあそれ見せて。


Aさんからなにか言ってきたら、それがどんな内容でも話してって私言ったよね?

分かった、全部話す、ってあなたは言ったよね。


この期に及んでまだ嘘をついてた、その神経がもう理解できない。


私が作ったご飯を食べて、私の前でやりとりをして。


それを裏切りじゃないって言うあなたと、これから幸せになれるとは思えない。


私は私で、幸せを見つけます。

あなたもそうして。』





さすがに冷静には言えなかったけど、前のように泣いて取り乱すことはなく、毅然とした態度で伝えた。



夫はなぜか、怒っていた。



攻撃的な口調で、

『もう…なんで!?何もないのに…。』

と言いながら、大きくため息をついていた。



夫『もう信じてくれないんだろうけど、状況を説明させて。』

 

 

 

*************

 

はいどうもこんばんはデレデレ

2021年きりですよー♡

 

 

不倫されて、惨め。

サレ妻だなんて、人に言えない。

 

これ、私も最初思ってました。

 

 

 

でもさーーーー

 

それって、『旦那に愛されてる人は幸せで、愛されてない人は不幸』ってことやん?

 

 

…そうなん?

 

その上下、ほんま??

 

 

じゃあさ、

 

自分と同じ歳で旦那がいない人(未婚)は?

離婚した人は?

別居中の人は?

不倫はないけど仮面夫婦は?

旦那が風俗行ってたら?

不倫もなにもないけどセックスレス夫婦は?

 

 

 

 

そんな夫婦間のあれこれ。

 

あなたが不幸やと思う順に、並べられる??

 

 

 

 

 

 

どう?

 

考えた??

 

 

 

 

 

 

 

並べた??

 

 

 

 

 

 

 

正解の順番は…

 

 

 

 

 

どぅるるるるるるるるるるるるるるるるる

 

 

 

ダン!!!

 

 

 

 

 

あるわけないやん。

 

 

 

 

 

ナイナイ。

 

 

 

 

むしろこれ並べられた人は、それが自分の価値観なのか、って愕然とした方がいいよ。

 

並べようと、考えた人も。

 

 

 

私はこんなにも人をバカにしてるのか、って理解した方がいい。

 

 

 

 

こんな状況説明だけを見て

 

私的18禁幸せ不幸せランキング18禁を作ろうとしちゃう人の中には

 

 

 

「不倫された私は、私より上の人にはバカにされるけど私より下の人よりはマシ」

 

って気持ちが絶対生まれるよね。

 

 

 

そうやってどうにか自分を保つんやけど、それ、しんどいんよ。

 

これ以上落ちないように、必死。

少しでも上にあがろうと、必死。

 

日々を楽しむ余裕なんてどこにもなくて。

 

 

 

例えば

 

 

不倫された女は不幸。

でもそれで離婚された女はもっと不幸。

 

って、自分の中で幸せランキングを付けしてたとしたら。

 

 

 

この人はもう、

絶っっっ対離婚できひんやん。

 

 

 

ただでさえ自分的幸せランキングで、不幸寄りな場所にいるのに。

 

これ以上落ちるなんて許されない。

 

 

 

そうなるとこの人にとって

「離婚しないこと」が何よりも大切なことになる。

 

 

離婚しないためにだけに我慢する日々。

 

 

 

その状況が自分にとって幸せか?とか関係なく。

 

 

自分の心の幸せよりも、「離婚しないこと」が大事。

 

 

 

 

自分の心じゃなくて

 

 

自分が作った

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に沿って生きるしかなくなる。

 

 

 

 

ねぇ。

 

それ、ほんとに幸せ???

 

 

 

 

 

私のセッションを受けてくれた方が言ってた。

 

 

何度もセッションを受けてくれる中で、離婚しないことにこだわってた自分に気がついた頃。

 

 

 

「私にはまだ、もし離婚になっても子どもたちがいる。

 

まだ独身のあの子(友達)よりはマシ。」

 

ってどこかで思ってる自分を見つけて愕然とした。

 

 

 

 って。

 

 

 

大事な友達のことすら、そうやってバカにしてた。

 

そのことに気がついてもいなかった。

 

 

 

 

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ハート自分の心の幸せハート

 

の区別が付いてなかったんよね。

 

 

 

それくらい、自分の心を見つめるっていうのがどういうことか分かってなかった。

 

 

 

 

 

 

あなたが「こうなれば幸せ」と思ってる

 

求めてやまないその

 

幸せの「カタチ」

 

 

 

 

自分で作り出した18禁幸せ不幸せランキング18禁じゃない??

 

それがあなた自身を、幸せから遠ざけてない??