TVの映像からインタを切り出したのも載せてます。記事媒体と同じとは限らないけど、近いだろうということで。聞き取りに間違いありましたらすいません。自信がないのは灰色の文字にしています。
--- 8月9日 ---
◆ FNN
連覇へ! 羽生選手「陰陽師」復活
羽生選手は、「フリープログラムは、『SEIMEI』をもう1回、やらせていただこうと思っています。2015年から2016年シーズンにやって、いい演技ができたときから、すでにこのプログラムをもう1回、オリンピックシーズンに使いたいなというふうに決めていたので、もうほとんど迷いなく、フリーの方は決めていました」と語った。
羽生選手は、「とにかく今、この構成でしっかりきれいにまとめること。きれいに、まとめるって言っても、きれいにって言っても、後半(4回転ジャンプ)3本跳んでるし、去年よりも確実に構成は上がっていますし、そういった意味でもまずは、1つの『攻め』をしっかりと完成させたいなというふうに思っています」と語った。
羽生選手は、「平昌は、とりあえず健康でけがなく、金メダルを狙って、しっかりやっていきたいなと思います」と語った。
↑ デイリースポーツの一問一答も詳しいので、動画はそちらに(FNNスピークス+ユアタイム)
◆ デイリースポーツ
◇ 羽生、5本の4回転で世界最高更新へ…フリー新「SEIMEI」で
同じ曲を使用してはいるが「常に高いレベルで練習している」と羽生が言うように、今回は後半3本を含む計5本の4回転を入れる構成を予定している。
◇ 【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」
以下、一問一答。
-プログラムは。
「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」
-新たな挑戦となる部分は。
「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」
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-ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。
「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」
-8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。
「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」
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◇ フィギュア 羽生 得意のトリプルアクセルは“万一の備え”に
「いまのイメージは最初に(4回転)ループ(4回転)サルコーを跳んで、その後トリプルフリップを前半に。スピン、ステップをして、後半1発目に4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーション。その後4回転トーループ・シングルループ・3回転サルコーのコンビネーションと、ちょっとしたステップから4回転トーループを跳ぶつもりでいます。後半最後の構成は、(3回転)アクセルのコンビネーションをイーグルから跳んでイーグルで締めて、最後はリカバリーでアクセル跳んでもいいし、普通であればトリプルルッツを」。羽生はまるで呪文を唱えるかのように説明した。
◆ 報知
羽生結弦、五輪連覇へ2季ぶり「SEIMEI」…「何より自分でいられるプログラム」
「何より自分でいられるプログラム。滑っていて心地よいし、余計なことを考えずに滑ることが出来る」
◆ スポニチ
羽生「SEIMEI」で4回転5本!平昌に向け「昨季前から温めていた」
「滑っていて心地よく、自分らしく演じられるプログラム。五輪シーズンで使おうと、先シーズンの前から温めていました」
「まずは健康でけがなく代表に選ばれること。選ばれたら金メダルを目指してしっかり頑張りたい」
◆ 朝日デジタル
羽生、“異例”の戦略は「余計なことを考えないで済む」
羽生は選択の理由を「呼吸方法も、ジャンプもステップも自分らしく演じられるプログラム」と話した。そして、自分の強みは何かを聞かれ、「全部です」と言い切った。(トロント=後藤太輔)
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◆ 日刊スポーツ
羽生結弦「自分でいられる」五輪連覇へ陰陽師再演
「自分でいられる、滑っていて心地よい」プログラム。昨季に入る前から「五輪で使おうと決めていた」
見慣れたプログラムという懸念について、羽生を指導するブライアン・オーサーコーチ(55)は「それはない」と否定した。
「誰が見ても、いいなぁと思うプログラムだし、振り付けも新しくなっている。ただ、レベルを引き上げる必要はある」。
羽生も「また、と思わせないように演じたい」。
◆ サンスポ
羽生、“異例”の戦略は「余計なことを考えないで済む」
--SPもフリーも過去に演じた曲。選択に関して迷いはあったか
「SPは少し迷いもあったかもしれないが、フリーは昨季に入る前から(今季は陰陽師を)使おうと思っていた」
--4回転ルッツを演目に入れることは
「跳べるし、練習はそこそこしているが、今は考えていない。この構成できれいにまとめる」
--SP、フリーともに以前に世界歴代最高得点を出したプログラム。それを超えなければいけない
「あまりプレッシャーはない。すごく滑っていて心地いいし、ジャンプ、スピン、ステップと全ての要素において『自分』として演じられるプログラム。余計なことを考えないで済む」
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--五輪2連覇に必要なことは
「クリーンに滑りきるというのが一番大事なこと。それができるようになれば、必然として結果はついてくる。パワーアップしたい」
◆ 時事コム
五輪連覇へ完成度重視=羽生、異例のリバイバル-フィギュアスケート
異例ともいえるリバイバル。新たな曲だとジャンプを跳ぶリズムを体になじませる時間が必要なため、
「特にこの(五輪)シーズンは、そんなことをやっている時間はない。演技そのものを習熟させたい」
との思いがあった。4回転争いが激しいだけに完成度をいち早く高める狙いがある。
ブライアン・オーサー・コーチは批判的な意見も覚悟の上で、羽生の考えを即座に受け入れた。
「ジャッジや皆が愛した最高傑作。魂を込められるプログラムだ。あれから2年間で進化し、さらに別次元へ引き上げられる」と言う。
◆ ベースボールマガジン
◇ いよいよ今日から2日間、羽生結弦トロント公開練習
◇ 羽生結弦、公開練習1日目が終了。注目のフリーは『SEIMEI』に。
◆ TBS NEWS
羽生結弦選手五輪連覇へ、2季ぶり「SEIMEI」
「ジャンプ、スピン、ステップ。全ての要素において、自分として演じられるプログラム。試合で見たときにまたっていうように思わせないような、自分の演技にしたい」
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「あのころの構成よりも確実に数段(レベルが)上がっているので、100%超せるよねっていうのが自分の本音です。そこまで行き着くためには、努力をしないといけないし、その構成にしたからこそ、クリーン(ノーミス)な演技を目指したい」
「どこ取ってもどこを切り取っても、あぁやっぱり羽生結弦うまいなと思ってもらえるようなスケーターを目指しているので、もちろん金メダルを狙って、しっかりやっていきたい」
◆ 読売ONLINE
羽生、今季のフリー発表…4回転ジャンプ5本 ... http://www.yomiuri.co.jp/s/ims/hanyu201708/ より写真をお借りしています
--- 8月10日 ---
◆ スポニチ
羽生「陰陽師」再び 五輪連覇へ平昌勝負曲「迷いなく決めた」
この日の公開練習ではさっそく曲をかけて体を動かした。
「自分に合っていて、無理なく溶け込める」。両プログラムは2季前のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点を連発した最強プログラム。
「このシーズンだからこそ、プラスの状態から積み上げていきたい」とメリットを強調した。
コーチのブライアン・オーサー氏も「いい判断だと思う」と背中を押した。
一方で、ジャンプでは攻めの構成だ。昨季から後半に1本増やして5本にする予定。ジャンプの基礎点の合計は2季前から9・62点、昨季から1・98点アップ。
「全く違うことをやっている感覚で、過去の自分にとらわれない」と新鮮な気分で取り組めている。
オーサー氏は「ユヅ(羽生)はジャンプもスキルも以前より良くなっている」とハイレベルなプログラムになると予告した。
◆ 河北新報
<羽生結弦>平昌五輪へ「連覇したい。歴代最高点は超えられる」
【トロント(カナダ)佐藤夏樹】
◎羽生結弦選手 一問一答
-SP、フリー共に再演となる。
「今季に向けて温めていた。曲は何もアレンジしていない。またこれかと思うかもしれないが、試合で『またか』と思われない演技を見せる」
「(五輪のある)今季は新しい曲を滑り込んでいく時間はない。スタートラインからプラスに立ち、そこからさらに習熟させる」
-見る人に既視感が生まれるやりづらさはないか。
「同じ曲でも構成は全く違う。全然違うことをやっている感じだ。みんなの違和感も徐々に薄れていくと思う」
-合計で歴代最高点の期待がかかる。
「あまりプレッシャーはない。この曲で出したから大丈夫という自信がある。滑っていて心地いい。世界最高は超えられると思う」
-フリーは後半に4回転ジャンプを3本組み込み、難度が高い。
「(4月の)世界国別対抗戦は前半に1回転になったジャンプがあったが、後半は3本成功し自信が付いた。ちゅうちょはない」
-4回転ルッツへの挑戦は。
「練習はしているが、今は考えていない。フリーは昨季より構成は確実に上がっている。今はこの構成をまとめることが大事だ」
-平昌五輪まで半年になった。
「連覇したい。きれいに滑り切れれば結果はついてくる。自信を持って臨む」
-地元・宮城の期待も背負っている。
「東日本大震災の被災地には、新たに挑戦しようとか、これからつないでいこうという思いがある。それはスケートにも重なる。震災を経験したから、苦しいときも乗り越えられた。みんなの励みになる結果を出したい」
◆ Sportiva
羽生結弦が語った五輪への戦略。「自分でいられるプログラム」を選ぶ
折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
「今年もフィジカル面では特に特別なことはしていないですけど、通しの練習や質のいい練習を何回もやっています。ケガが一番の敵なので、とにかく質のいい練習をして、質のいいケアをして……。質のいいジャンプを跳び続けていれば必然的にケガも少なくなってくると思うので、そういう意味でもかなり気をつけて練習をしています」
「ショートのバラードに関しては、少し迷いがあったかもしれないですけど、『SEIMEI』 に関しては2015-16年シーズンにやっていい演技ができた時から、このプログラムを五輪シーズンに使おうと決めていたので、迷いはなかったです。だからこそ、昨シーズンは曲を何にしようかと迷いました。和風でいきたいなと思っていましたが、和風にし過ぎると前のシーズンにかぶってしまうかなと思ったりもしました。その意味では『SEIMEI』を、今シーズンへ向けて温めておいたという感じです」
前にやったプログラムということで、周囲からは「またか」と思われるかもしれないし、完璧にやることができた以前の演技にとらわれてしまうというリスクはもちろんある。だが羽生は、その点も「技術構成が違うから問題ない」と考えている。
「今のイメージは、最初、4回転ループと4回転サルコウを跳んで、そのあとに3回転フリップとスピン、ステップ、後半の1発目に4回転サルコウ+3回転トーループ。そのあとに4回転トーループ+1回転ループ+3回転サルコウをやって、4回転トーループ。その後はトリプルアクセルの連続ジャンプをやり、最後は普通の構成であれば3回転ルッツです。でも、リカバリーを考えて練習ではトリプルアクセルを2本やっています。どんな状況でも対応できるように、後半の構成は常に高いレベルでやるようにしています」
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「4回転ルッツも跳べますし、練習でもそこそこやっていますけど、今はそれを入れようとは考えていないですね。今のこの構成でしっかりきれいにまとめること。とはいっても後半に4回転を3本入れているから去年より確実に構成は上がっています。その意味でも、まずはひとつの『SEIMEI』をしっかり完成させたいなと思っています」
SPのバラードもSEIMEIも、それを選ぶ大きな要因になったのは「やっぱり自分に合っているな」と思ったことが一番だという。自分が滑っていて無理をすることなくその曲に溶け込めているような感覚があるので、それが最大の決め手だと話す。
「新しい曲を選んでも『ああやって、こうやって』となると、毎年毎年けっこう難しいものがあるんです。でもこのシーズンはそういうことをやっている時間はないと思って……。新しいものをやって、最初のうちは『初々しいね。これから滑り込んでいけば良くなるね』というものではなく、五輪シーズンだからこそ最初から『このプログラムは素晴らしい』と思わせるものにしなくてはいけないと思うんです。
その意味では、自分がこの曲をどう演じられるか、どういう風に感じているのかというのをより深められるようになっていると思います。何回も何回も聴き込んでいるからこそ、どういう風にこの曲を演じようとか、どういう風にジャンプを跳ぼうとかいうことまでを含めて、練習ができています。このふたつは自分自身、呼吸のしかたなどを含めて何よりも自分でいられるプログラムなので、すごく滑っていて心地よいです。ジャンプやスピン、ステップなどのすべての要素も自分として演じられるプログラムなので、余計なことを考えずにすむと思っています」
「ソチ五輪の前はあれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないという感じでいっぱいいっぱいだったのかなと感じます。でも、今はこうやればいい、ああやればいいという自分の道みたいなものが、すごくハッキリしてきたんじゃないかなとも思います。もちろん、4年前も金メダルを獲りたいと思っていましたけど、今はもっといろんなものを求められるようになっている。
今は、4回転は種類も数も求められているし、そのうえでスピンやステップもいいものをやらなければいけない。さらに、それだけではなく技と技の間の部分もたくさん練習していかなければいけない。だからこそ、この3年間でいろんなことを練習してきたし、今はその多種多様な部分をさらに磨いていかなくてはいけない。そういったいろんなものがあるからこそ、自分のスケートの理想的なものが見えてきているのかなという気がします」
◆ 8月13日 HEROs
- オリンピックシーズンということになりますけれども、6年目にして、ショートがバラード1番、これもびっくりしましたが、フリーがSEIMEI、驚きました。
「やはり、その SEIMEIという楽曲に、すごく自分も惹かれていて、
何よりもその 自分がすごく自信を持って演技できるっていうのも勿論ありますし、あの 色んなメリット があるなと思って、この曲にしました」
- ショートのバラード1番とSEIMEIって、羽生結弦のベストアルバム みたいな
「(笑い)ベストアルバム、成程」
「そうですね、あの(笑い)そうだね、うん、あの、でも
自分で胸をはって ほんとにこれがベストな 羽生結弦だっていうふうに、胸をはって言えるプログラムではあります」
- もうあの 曲への信頼感ていうか 一体感が、先ほどの練習見させて頂いても 物凄いものを感じるんですけども、やっぱりそういうものがあるんですね。
「やっぱり、曲の相性っていうものは絶対あって、やっぱ僕にとってはこのリズムが一番合っていると思うし、だからもうほんとにこのプログラムがこれだけハマッているし、
僕自身もやはりこれを滑りたいって本気で願っているんだったら、やっぱりこれにしようかなっていうふうに、思ってました。」
- SEIMEIってどんな存在ですか?
「このプログラムはほんとに僕の代表作として 使えるプログラムだなっていうふうに思っているので」
「まあ、ある意味なんか 実家に帰ってきた安心感みたいなものはあります(笑い)」
- へー、ほんとに
「これ これが これが、僕のスケートだなっていうふうに思えるようなところはあると思います」
- 常に進化されてるので、以前やられたプログラムですけど、また新たな羽生結弦、新たなプログラムを見せられる自信ていうのはおありですか
「勿論あります。ただあの言ってみれば、例えば SEIMEIであってもバラード1番であっても やっぱり、全試合でそれぞれ 違うんですよ」
「だから、もう 全然なんだろう、あの頃こうだったからこうしようとかいうのは全くないですね。それぞれの試合で それぞれ出来る、SEIMEIとバラード1番をやりたいなっていうふうに思ってます。」
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正直いって最初曲名を知った時は残念に思いました。少しでも多く、色んなプログラムを見たかったから。スタミナのついた今での、ウィルソンの競技プロを見てみたいという気持ちもありましたし。
勝ちにきたけど、自分に対してのハードルめっちゃ上げてるよ、ブルブル。
4Tも増やすのか。全力を尽くすんだな、うん。
確かにSEIMEIはオリンピックに相応しいプロだ。でもさでもさ、NHK&GPFで完成系を見れたからやっぱ新プロが見たかったという気持ちが...
ちょっぴりモヤモヤしましたが、記事やインタに目を通すうちに、これは必然なんだと思えるようになりました。新しいSEIMEIさん宜しくね(なんだか馴れ馴れしい書き方ですね...気持ち的には正座したいです)
羽生くんが、怪我なく思うようにこのシーズンを突っ走れますように。
実力を出し切れることを願っています。