siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

昨夜4CCフリーの感想を途中まで書き上げていたのに、今日その続きを書こうとしたらどこにも無い!やらかしてしまいましたね。がっくし。最初から書き直す気にもなれないので別の記事を上げます。


ずっと前からやろうと思ってたんですが、過去記事でご紹介したISU技術委員会の今季ルール改正の説明動画、シリアスエラーによるPCSのキャップ(上限)に関する部分にやっと和訳を付けました。ビアンケッティ委員長の口頭による付加的説明を聞くことで、文書に書かれたものを読むだけよりもほんの少し定義が分かりやすいのではないでしょうか。

 

 

まあ、なんというか、そもそもPCS採点がその原則にしたがってきちんとなされていれば不要なルールですよね。毎年のようにルールの「増改築」が行われるフィギュアスケートですが、「主観」の判断に基づく部分を増築するのはジャッジングの透明性を後退させることに繋がるので、絶対的に必要だ!という場合以外は安易に取り入れない方がいいのでは。転倒はまだしも「演技の流れを切るシリアスエラー」という曖昧な表現のために、主観ジャッジングをまた一つ増やす結果になっています。たとえば羽生くんの場合、軽いステップアウトなどがPE面で多少の影響はあっても、TRやINの面ではどうでしょう。彼のプログラムは全編にわたりTRが濃く、SOとなったジャンプ要素の前もしっかりステップを入れ、音楽表現もしていることがほとんど。なのにTRやINまでこのガイドラインにしたがって減点するのは行き過ぎだと思われませんか。また、ガイドラインには出してもいい最大値はこれですよ、という数値のみが明文化されています。これではやはりトップ選手のみがその数字に引きずられて評価されてしまう危険があるのではないでしょうか。本当に全ての選手に適用するのが狙いであれば、最大値〇〇点という表現ではなく、その選手の本来のPCSから〇〇点減点する、と書いた方が適切ではないかと。

 

いずれにせよ、今この競技のジャッジング精度を高めるために必要なのはテクノロジー面での増築であり、情報公開だと思います。

 

元動画はこちらです。