こんにちは!白水(しらみず)一郎です。
先日、司法試験の合格発表が、ありました。
今日は、司法試験と、医師との関係について、お話しします。
数年前、私は、慶應義塾大学の法学部で、1年間、医事法という科目を履修していました。
これは、尊厳死や安楽死であったり、医学研究の法的な規制、医療事故など、医療と法にかかわるテーマを、毎回、教わるという授業でした。
余談になりますが、この授業は、大変でしたね。
毎回、授業のレジュメを、自分で大学のサーバーから印刷。1回50枚くらいあったでしょうか。
それを授業で、先生が早口で解説。それが毎回続き、半期毎の最後の授業では、試験があります。
持ち込み不可、問題も事前に公表されないため、今までやったレジュメ500枚以上を頭に入れ、試験に臨むのです。全部、記述式の問題です。
私は単位取得を目的とする科目等履修生だったので、法学部の学生と一緒に、試験を受けなければ、ならなかったのです。
学生であれば、先輩から、過去問をもらうと思うのですが、私は知り合いも、いません。
そのため、最初、どのような問題が出るのか、さっぱり、わかりませんでした。
話を戻します。
担当は、古川俊治先生が、ご担当でした。
先生は、慶應医学部をご卒業後、司法試験にも合格。
弁護士資格を有しており、慶應医学部の教授と共に、法科大学院の教授でも、あるのです。
しかも、参議院の現役の国会議員でも、あります。
意外に、医師免許と法曹資格を持つ人は、少なくありません。
東大の法学部に、米村慈人教授が、おられます。民法の先生で、医事法をやられています。
なんと、米村先生は、東大医学部に在学中、司法試験に合格。
その後、医師国家試験にも合格。今では、法学部の先生になり、医事法の研究を、されています。
昔、母校で、法医学を教わっていた際、担当されていた押田先生が、おっしゃっていました。
「医師免許と法曹資格、ダブルライセンスを持つ人材は、増えています。例えば、医療ミスを争う裁判では、医学に明るい裁判官が担当した方が好ましく、そうした部署が、裁判所にもある」と。
一度、大磯義一郎先生の講演会に、行ったことがあります。
先生は、日本医科大学医学部をご卒業後、早稲田の法科大学院に進学。その後、司法試験に合格し、弁護士登録をされました。
現在、浜松医大医学部の教授を、されています。
医学部に行くか、法学部に行くか、迷っていませんか?
先に、ご紹介した押田先生も、その一人でした。医学部に進学後、法律と関係がある法医学と出会い、そちらの専門家になったとのことです。
医学部に進学しても、法律を学ぶことは、できます。
そして、医学部合格への最短距離は、こちらです。
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