● 生理バレが怖くて、トイレを我慢する小学生がいたとして…
こんにちは 三浦真弓です。
ある雑誌を読んでいたら
生理が来ていることがバレるのがイヤで、
トイレにいくことを我慢する児童生徒がいる
と言う記事がありました。
確かに、生理用ナプキンを使用していると
生理用ショーツから、
当てていたナプキンをはずすときや、
新しいナプキンを個包装から取り出すときに、
カサカサ、とか、バリバリ？とか
ビニル音がしますものね。
隣のトイレにいる人や、入るのを待っている人に
その音が聞こえるかもしれません。
それで、記事には、小学５年生の女子児童が
「ナプキンを変える音がしたから、○○ちゃんは生理だよ」
と言われて、悲しそうな顔をしていた
ということで、
その学校の保健室の先生の話が載っていました。
初経指導をしっかりしてきたつもりだったのに、
クラスのお友だちの行動が、残念だった…
と、いうことで、
改めて、女子に話をしたと言うことが載っていました。
なるほど…
しっかり指導をされてきたにもかかわらず、
子どもたちの、残念な行動を知ってしまって、
少なからず、力を落とされているのでしょう。
でもですね！
お友だちの様子が気になるのは小学生あるあるです。
加えて、カラダのこと、性的な成長について
興味関心が出てくる時期ですから
気になるのも当たり前。
問題なのは、
トイレで知ってしまった
「○○ちゃん、生理なのかも！？」
ということを、
本人に言うだけでなく、
他のお友だちとのウワサ話にしてしまったというところです。
これは、保健室の先生一人でなんとかする問題ではないと思います。
私だったら、
えー！まじかー！なんでぇ～。ちゃんと授業もしたのに！
あんなに真面目な感想も書いてくれたのに！！！
と思うかもですが、
その後で、
担任の先生に、だれが…とは言わずに、
「こんなことがありましたので、なんか、いい方法、ないですかね？」
と、お伝えして、
道徳の授業の話題にしてもらうかな。
例えば、生理のことでなくても、
男子が、トイレの個室に入ったときに
「○○って、うんちじゃね？」
みたいに、騒ぐことだってあります。
（なので、男子が個室トイレに行きづらくて、便秘が心配…
という話が出たこともありました）
また、急に体重が増えたお友だちに対して、とか
メガネをかけ出したお友だちに対して、
見た目の呼び名をつけて、ふざける場合もあります。
小学生のうちは、気づいたことを
そのまま口にしてしまうってこと、あります。
そういうことがあったとき、
「してはいけないよ！」
という学級指導をする方法もありますが、
似たような事例を持ってきて、
道徳の授業をされる先生もございます。
似たような事例を持ってきた場合は、
他人の話なので、正義感で意見が言いやすいです。
で、授業の後半で、自分たちの場合を考えてみると…となり、
もう、その後の流れは、高学年の担任の先生にお任せ。
子どもたちの心に届く内容となり、
少しずつかもしれませんが、
子どもたちの行動の変容にもつながっていきます。
話題が「生理」「トイレの出来事」だからといって
保健室の先生が、
すべて指導を引き受けないと行けないことはありません。
「学校」という場所での出来事なので
担任の先生も、男子も巻き込んで、
「生理」のことだけでなく、
そもそも、他人のプライベートなことに気づいたとき
どのような行動をとるのがよいのだろうか
ということを、考えて欲しいなと思います。
この記事、見開き２ページなのですが、
気になるところがいろいろありましたので、
引き続き、
書かせていただきたいと思います。
決して、記事の批判ということではないのですが、
考えどころがいっぱいあって…
記事を読まれた方が
「そうだそうだー！」
１００％にならないといいなと思って…
続きは、こちら
「最近の子は、初潮が低年齢化していると感じます…気になります…かわいそうで」で終わらないでー！
