思春期って、そもそもなんですかー? | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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保健室教諭21年とわが子の子育て経験を活かして、子どもの育て方見守り方をお伝えします。
学校生活の各ポイントでの、親の関わり方をサポート。思春期の子供の成長を学び、子育ての不安を解消!
コーチングの技術を使って、子どもの育て方、見守り方をお伝えしています。

● 思春期って、そもそもなんですかー?


こんにちは。三浦真弓です。

学校の講演会などに行かせていただくと、

「思春期って、そもそもなんですかー?」

と聞かれることがあります。

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右(かつて、このような掲示物を作ってくださった学校も!)

反抗期なら、わかりやすいのかもしれませんね。
親や先生など、大人に反抗するということですものね。

私自身は、思春期というのは、

体や心が大人に向かい始め、そのことに自分も気付き出して戸惑い、

あれこれ思い悩みつつ、成長していく時期

だと考えています。

ここを抜けると、いわゆる、青年期とか青春期という感じかな。
どの言葉も、結構あいまいな印象で、かえってわかりにくいかなー。

子どもが成長するにあたり、

拡大コピーで大きくするようには、大きくならないということです。

右思春期は「サナギの時期みたいなものです」とも、お伝えしたことがあります。



チョウですと、サナギになったな。
そおっと見守ろう!と思いますよね。

人間の子どもは、形は変わらないし(当たり前)
なんなら、普通に会話はできるので、

チョウで言うところのサナギになったのかは、

わかりにくいかもしれません。

でも、サナギの時期があるからこそ、

チョウとなって大空に羽ばたくことができます。

親に向かって

「クソババー!」

と言ってみたり、反抗的な態度を取らなかったとしても、
そのお子様なり、サナギの時期を過ごしているな。。。
それがわかれば、良いと思います。

こう言う時期を含めて、思春期だと思っています。

そして、この思春期を、

親子共々、あーだのコーダの言いながら、過ごせる時期こそが

「子育ての醍醐味」

だと思っています。
実際には、この時期を、

親子で苦しまれている方もいらっしゃいます。

でも、できれば、

思春期に悩む子ども VS 思春期に悩む子どもに寄り添う親

と言う立ち位置になっていただき、

子どもの悩みをまるっと引き受けず、

見守る立ち位置に立っていただけると良いなと思います。

右思春期・反抗期のお子様の見守り方については、こちらからもお届けしています。